こんにちは、だるまんです。
大学院受験生にとって悩ましいことといえば、
- どうやって勉強に取り組めばいいのだろうか
- この勉強方法でいいのかな
- この勉強方法で志望校を目指せるだろうか
- 予備校へ通った方がいいのかな
等など、大学院受験勉強の取り組み方だと思います。
そこで、大学院受験勉強の取り組み方について、どのように取り組んでいるのかについてお話ししたいと思います。
質問内容
大学院受験勉強の取り組み方が不安です。予備校に通わず独学でと思っているのですが、情報も少なく、みなさん、どのように取り組まれているのでしょうか?
だるまんの回答
大学院試験には範囲と傾向がある
看護系大学院受験は、一般大学院に比較して、受験情報と関連書籍が少ないですが、さらに、それを聞いたり相談できるほどの方が周りにいない、いたとしても聞きづらく、一人で悩む受験生は大勢います。
募集要項を見れば試験教科は一目瞭然であるものの、肝心な試験範囲は明確に公表されていない、さらに大学院によっては、過去問は非公表であることもあり、
どこからどこまでを試験範囲として取り組めばいいのか、
何をヒントにして取り組めばいいのか、迷路に入ったような気持ちになるのだと思います。
しかし、この記事にたどり着いて頂いたからには、これからお伝えする「大学院受験の試験範囲や試験傾向」を知って頂き、自身の受験勉強の糧にしていただければと思います。
大学院入試の試験範囲
まず、大学院入試には、試験範囲がないようで、あります。
その試験範囲をお伝えしますので、そこからはご自分で試行錯誤をしながら取り組んでみることです。
英語
大学院入試と言えば、英語試験というように、英語は欠かせない教科となっています。
その試験範囲はと言うと、
- 難関国立:医療看護英語論文が読めるレベル、外部英語スコア(TOEIC、TOEFL、英検準1級以上)
- 地方国立・難関私立:大学受験より多少難関、医療看護英語論文が読めるレベル
- 公立:大学受験レベル
- 私立:高校受験レベル
というように、同じく英語試験対策をするにしても、どの分類の大学院を目指すかによって、対策すべき範囲は異なってきます。
まずは、志望先大学院が求める英語レベルを把握することです。
そのうえで、ご自分の今の英語力を知り、志望校との差を把握してみてください。
そして、必要あらば中学英語から戻って基礎固めから始めるのもよしです。
ちなみに、大学院受験における最強の英語教材は、大学院の過去問です。
もし、過去問が公表されていない、もしくは数年分しかない、ということであれば、
東京大学の過去問は有料で過去8年分を東京医学会にて購入することができますので、それを問題集として解きながら、専門英単語や長文に慣れていくことをおすすめします。
大学院へ進学するうえで英語の実力があるに越したことはないですが、志望校の求める英語レベルによっては、勉強しなくてもよいかもしれないですし、猛勉強が必要なのかもしれない、ので、自分のレベルとどこを目指したいのかをよく天秤してみることです。
英語の学習方法に関する記事はこちらに掲載しています⇓
専門
専門試験の試験範囲は、ふたつあります。
- 直近のトレンドキーワード
- 志望先教授が取り組んでいる研究関連の内容
直近のトレンドキーワードとは、例えば、地域看護学なら「地域包括ケアシステム」とか、小児看護学なら「医療児ケア」といった、社会で、業界で、話題になっているトレンドワードです。
専門試験では、意見や考えを聞かれる出題タイプが多いので、看護系キャリアがある方なら、特別勉強せずに取り組んでもさほど問題はない、と思いますが、
受験対策として、キーワードは書き出してチェックしておくと、役立つと思います。
下記に分野別で過去問に頻出のキーワードの一部をピックアップしたので、参考にしてみてください。
また、研究室ごとに特色としてる専門の研究分野があると思いますので、それ関連のキーボードをよくリサーチして、調べておくことです。
小論
小論文の試験範囲は、上記に述べた専門試験と類似している部分はありますが、
専門試験よりも難題ではなく、
各志望分野におけるキーワードについての意見を白紙1枚に論じる、という試験や、大学院で取り組みたい研究テーマの内容を述べるといった、自分にしか解けない問いが出題されることもあります。
要は、大学院受験だからとかたぐるしく、ハードルの高い問題が出題されたり、かえって、それにレベルの高い答えを求められているわけではない、ということです。
受験生が持つキャリア相応のことを述べられればよい、そのレベルで十分大丈夫です。
もし、受験対策をするとしたら、多少、文章構成の知識を知り、書く練習をしておくことです。
こちらに具体的な対策方法やおすすめ参考書を載せています⇓
大学院入試の傾向
大学院の入試傾向として、大学院入試試験内容の約8割は、自分の持つ知識や経験を踏まえての持論展開が多く、一問一答ではないので、語弊を恐れずですが、基本的には「落とす試験ではない」です。
だからといって、不合格者がでないわけではないですが、試験のみで合否を判断するわけではなく、受験生のキャリア、大学院で取り組みたい研究テーマ、希望の進路、進学への熱意等なども含めての合否であるという点が、大学院受験と大きく異なる点だと言えます。
そのため、受験勉強をしっかり取り組むことはもちろんのことですが、取り組みたい研究テーマは何なのか、それを聞かれる事前相談の場とは、試験並みに対策をすべき事柄です。
なぜなら、合否をかなり左右するからです。
ぜひ、試験対策並みに、事前相談には手を抜かず取り組まれること、これが大学院合格の秘訣です。
まとめ
以上、「大学院受験勉強、みなさん、どうやって取組んでますか?」です。
大学院受験とは一人で試行錯誤しながら戦う孤独な戦いですが、それこそ、大学院生の生活そのものです。
今から身につける学習へ取り組む習慣が院生になってからも継続されていきますので、今から良い習慣を身につけて、自分との戦いに勝てる自分づくりもしていくことです。