こんにちは、だるまんです。
大学院受験では、出願前に志望先研究室の教授と事前相談(事前面接、研究室訪問とも言います)を行うことになっていますが、
その際に、聞かれるのが「志望理由」です。
やんわりと「なぜここを?」と聞かれますので、必ず回答を用意をしておきたい事柄です。
そこで、今回は、教授にも印象よしの、事前相談で答えるべき志望理由のポイントと回答例についてお話ししたいと思います。
質問内容
ブランド力から難関国立の大学院を受験する予定ですが、仮に教授に志望理由を聞かれたら、正直に言えるような内容でもなく、だからといって、これといった他の理由もいまいちで…なんて答えたら教授に印象が良いでしょうか。
だるまんの回答
本音と建て前
「大学院進学理由は?」と、聞かれれば、
- 研究者を目指したい
- 研究に取り組んでみたい
- 専門的な知識を身につけたい
- 大学院で取得できる資格を取りたい
- 大学院進学に憧れていた
等など、さまざまな理由が個々に即答できるものですが、
「なぜ、その大学院なの?」と聞かれると、答えに詰まる、という方は大勢います。
なぜなら、大学院を決める基準といえば、
- 認知度が高いから
- ブランド力があるから
- 国立だから
- 学費が安いから
- 親が通ってたから
- 憧れてたから
- 学歴改造したいから
- 家・職場から近いから
- 受験日程がたまたま合ったから
- 試験が簡単そうだから
というように、どれも大事な決め手ではあるけれど、教授に話していいかは少々躊躇するような理由であることの方が圧倒的に多いからです。
とは言え、本音と建て前があるので、事前相談という場で志望理由を述べる際には、社会人としての配慮は必要であるということは、言うまでもないことだと思います。
志望理由を述べるポイント
まず、大学院の志望理由で考えておくべきことは二つあります。
- なぜ、たくさんある大学院の中でこの大学院なのか?
- なぜ、たくさんある研究室の中でこの研究室なのか?
ということです。
特別なことではない、聞かれて当然の内容なのですが、意外と聞かれると、それらしき答えが出て来ず、誰もが困ることだと察します。
なぜなら大学院の特徴って、かなり、わかりづらいからです。
とはいえ、わかりづらい中で、教授に印象が良い志望理由は考えておかなければなりません。
そこで、どのような受験生にも共通して使っていただける志望理由を解説します。
志望理由はコレしかない!
志望理由は、一つに限らず、三つや四つ、あればあるほど、よいです。
そこで、第1理由、第2理由、第3理由をそれぞれお話ししますので、それぞれを組み合わせて使ってみてください。
第1理由
大学院志望理由で述べるべきコトとは、第一に、
〇〇教授からご指導を受けたいから
です。
これこそ、他大学院にはない、他研究室にはない特色そのもの、最強の理由です。
なので、その研究室の特徴、教授の研究内容等について可能な限り情報をあつめて、教授の強みや専門分野を知り、教えを乞うという姿勢で向かうことです。
第2理由
そして、そこに追加する理由として、
- 他大学院にはない教育プログラムがある
- 他大学院にはない留学制度がある
- 働きながら進学できる教育システムがある
- 取得したい資格の養成課程がある
等など、大学院の特色を上げるとさらに良しです。
これらの特徴は、各大学院の公式サイトや説明会にて知ることができ、それらの情報が公表されていないようであれば、教務課の方に尋ねてみるというのもひとつです。
第3理由
そして、最後に必要であれば、
- 家や職場から近い
- 先輩や知人から紹介された
- 経済的理由
- 憧れていた
といった理由を加えてもよい、という感じです。
これはその時の状況や空気感を見ながらの判断で述べるくらいにしておく程度でよいと思います。
まとめ
以上、「事前(面接)相談で聞かれる志望理由、なんて答えるべき?」でした。
志望理由とは聞かれて当然の質問ではあるものの、意外と、それらしき回答を考えるのに時間はかかるものです。
とはいえ、その志望理由こそ、受験生の熱意を志望先の教授に伝えることができる大事な質問事項ですので、教授の心をさすセリフを磨いてみてはいかがでしょうか。