入学前に卒業後の進路を決めておく理由についてお話します。
入学前に進路を決めておくべき理由
大学院生は忙しい
大学院生活は実に多忙を極めます。
修士課程は2年と短く、学校に慣れたかなと思いきや卒業と思うほど、実にあっという間の時間です。
日々の授業と修士論文を書き上げるための作業に時間を追い追われの日々の中、ゆっくり就職先を吟味している時間の余裕はないです。
入学後に考えが変わり、方向転換することがあったとしても、卒業後の進路は漠然とではなく、明確にしておくと、次の目指すべき場所がはっきりしているので、気持ちに余裕を持って学校生活を送れると思います。
入学後にわかる自分の向き不向き
大学院入学後、研究のプロセスを実践してみて、「研究」よりも「臨床」のほうが性に合っていることに気づかされ、大学院修了後に臨床へ戻るという方もいます。
大学院生活とは「研究プロセス」を通して研究者生活をプチ体験し、教授や助教など大学教員の働きを間近にし、大学教員かつ研究者という職業を垣間見れる時間です。
大学教員を目指す方には、その生活が自分に合うか合わないかを見極める時間にもなれると思います。
最終的には、どのような形であっても、自分が楽しく取組めるライフワークに辿り付けることが最大の目的です。
それが何なのかを気づけたら、非常に大きな取得だと思います。
あらゆる可能性を秘めている
大学院教員になるだけではなく、大学院卒業後の進路はさまざまです。
既に開拓され決められたルートばかりでなく、自ら開拓することで新たな業界へ踏み出す可能性はたくさん秘めています。
実際に、就職人材支援サイトなどを閲覧すると、意外な職種で看護学や大学院専門知識を求められているようなレアな人材募集もちらほら見かけます。
情報社会に生きる私達の特権です。
正しい情報を選ぶ正しい目を持つことは必要ですが、ぜひ固定概念にとらわれず、新たな業界へ一歩踏み出してみては如何でしょうか。
面接で進路を聞かれる
受験の際に、担当教授と事前面接が必要となります。
その面接もしくは試験日当日に聞かれる質問の一つは「卒業後の希望進路」についてです。
教授としても、何をめざして入学するのかは、当然気にされることです。
あくまで「希望の進路」ですから、入学後に変更しても構いません。
受験対策の一環として、調べて考えておくことをおすすめします。
進路探し
この記事の前に「大学院卒業後の進路」をご紹介しました。
進路探しのお手伝いになれるかもしれません。▼
まとめ
大学院へ入学する前に進路を決めておくことで、より大学院生活を充実して過ごすことができると思います。
入ってみて気づかされることも多く、入ってみて予想しなかった新たな物事との出会いもあるかもしれません。
皆さまの受験が、そんな第二ステージへのかけはしとなれることを願っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。次は「大学とは違う大学院授業」についてです♪