こんにちは、だるまんです。
今回は、老年・老年専門看護師(CNS)を志望される方向けに、大学院の小論文・専門試験の過去問、受験経験者からの情報をもとに、頻出用語を抽出してみました。
用語一覧は、記事の最後に載せています。
質問形式
まず、よく出題する形式を下記に挙げておきます。
- ~の定義を説明しなさい
- ~の意義を述べなさい
- ~と~の違いを述べなさい
- ~の看護師の役割とは?
- ~の課題と対策を述べなさい
- ~を踏まえて、あなたの経験を述べなさい
- 必要な看護を述べなさい
老年看護学の出題傾向
老年看護学の試験は、幅広い分野から出題はされていますが、地域ケアシステムに関連した用語、例えば「高齢者の意思決定」「アドバンスケアプランニング」「グリーフケア」「退院支援」などが頻出していること、疾患に関しては「認知症」が頻出しているように感じます。
また、「用語について説明しなさい」と問われることもあれば、「〇〇制度の〇〇について述べなさい」というように、細かい部分を問われることもありますので、看護国家試験で学習する基礎の復習は必要だと思います。
CNSについては、上記の問題に追加して、事例出題で必要な看護を問われる傾向があります。
試験対策用語
抽出した単語の中から特に頻出の10点と、その回答ヒントとなる資料や雑誌を紹介します。
アドバンス・ケア・プランニング
試験では、「定義(意味)」「看護師の役割」が問われることがあります。
認知症
認知症の症状、必要な看護をはじめ、認知症関連のキーワード「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の「7つの柱」、「具体的な施策内容」、「改訂 長谷川式簡易知能評価スケール」などについて問われることがあります。
意思決定
近年、高齢者や認知症高齢者の意思決定が話題となっています。
また、エンドオブライフ・ケア、終末期の意思決定、アドバンスケアプランニングなどがキーワードになり、「課題」「必要とされる看護援助」などが問われることがあります。
退院支援
退院支援、退院調整、地域連携、多職種連携、がキーワードになります。
独居の高齢者も多いことから、一人暮らし高齢者の退院支援も注目テーマです。
身体拘束
高齢者の身体拘束というテーマも近年、出題されているテーマです。
身体拘束における「例外3原則」「是正」について問われることがあります。
せん妄
「せん妄の症状」「出現の仕方」「夜間せん妄」について、問われることがあります。
緩和ケア
「終末期」「エンドオブライフ」「ターミナルケア」「意思決定」がキーワードになってきます。
高齢者うつ
「高齢者うつの特徴」「必要な看護援助」について問われることがあります。
サルコペニア
「用語ついて説明しなさい」と、問われることがあります。
「サルコペニア」とセットで「フレイル」も要チェックです。
高齢者虐待
高齢者虐待の「高齢者虐待防止法」「発生要因」などが問われることがあります。
用語一覧
頻出用語一覧はこちらです。
まとめ
今回抽出した頻出用語は、看護国家試験で一度は学習したことのある用語が多いので、総復習するつもりで、老年看護学の基礎に戻ってさらしておくことです。
不安もプレッシャーもあることと思いますが、それをはねのけられるのは、納得できる積み重ねの学習のみです。
今この時期を全力で取り組むこと、それが合格への一番の近道です。