こんにちは、だるまんです。
現在、臨床で勤務されている方の中には、
お給与を上げたい、より専門性を持ちたい、昇進したい、転職したい、他の業種につきたい、自分を変えたい……
と、さまざまな思いを背負って、キャリアアップできる方法を模索している方はたくさんいると思います。
それなら、大学院進学をしてみませんか。
今回は、大学院の魅力と共に、筆者が当サイトを運営しながら全国の看護系大学院を調べた中で知った、様々な資格養成課程について、ご紹介します。
質問内容
看護師をしています。何かと専門の資格を取ってキャリアップしたいのですが、大学院ってどのような資格がとれるのですか?
だるまんの回答
大学院と言えば、
研究者を養成する教育の場です。
修士課程、博士課程を卒業すると、大学教員の道へ進み、研究者としても研鑽していくというのが王道だと言われています。
これは、看護系大学院でも同じです。
修士課程を経て博士課程へ進学後、卒業後は看護系大学へ就職する方が大半です、いえ、でした。
今や大学院と言えば、
「研究者を養成する教育の場」という使命に、近年、もうひとつの使命が加わりました。
「高度看護実践者を養成する教育の場」です。
超高齢社会である日本で、先進医療を遂行できる知識や技術を持つ「高度実践看護師」が注目を浴びており、その養成課程が大学院の修士課程におかれているのです。
そのため、専門資格を取得することを目的に大学院進学をし、卒業後は臨床へ戻る看護師が増えています。
では、その方々は、いったい、どのような資格を取得しているのでしょうか。
資格
ここで、筆者が全国の大学院を調べてみて把握している資格をご紹介します。(※大学院によって、設置状況は異なります。)
まずは、国家資格、自治体認定資格、看護協会認定資格についてです。
- 保健師国家資格受験資格
- 助産師国家資格受験資格
- 看護養護教諭
- 中学校教諭免許状
- 高等学校教諭免許状
- 専門看護師受験資格(CNS)
- 認定看護管理者(CAN)
- 周麻酔期看護師(PAN)
- 診療看護師(NP)
- 認定遺伝カウンセラー
- 新生児蘇生法「専門」Aコース修了認定
- 受胎調整実地指導員
つぎは、大学院独自で行っている学内認定資格です。
- 放射線専門看護師(※CNSとは異なります)
- レシピエント移殖コーディネーター
- ドナー移殖コーディネーター
- 看護教育看護師(CNE)
- トータルヘルスプランナー(THP)
実にさまざまな資格養成課程があります。
まだ歴史の浅い資格もありますが、それだけにこれからの需要性も確実に期待できます。
大学院卒業後の進路を明確にして、確実なキャリアアップを図ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに
保健師と助産師、認定遺伝カウンセラー以外は、臨床経験3年ほどは基本的に要する大学院が多いです。
資格取得後は、臨床へ戻る道、またはそのまま博士課程へ進むという道も開かれます。
ただし、大学院によっても要件は異なりますので、ご自分のキャリアとマッチする大学院を見つけることです。
まとめ
多少の努力次第で、さまざまな選択肢が増えます。
選択肢が増えれば、人生は豊かになるものです。
人生に、選択肢を増やしてみませんか。