【受験前に知っ得】仕事と受験勉強の両立の仕方

社会人受験生が多い看護系大学院受験において、仕事を辞めて受験勉強をすべきか、仕事を継続しつつ受験勉強すべきか、悩む方は多いと思います。その決め手の参考になれれば幸いです。

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仕事をやめるか決める時のポイント

受験校の試験レベル

仕事を辞めるべきかどうか決める時の第一基準は、「受験校の試験レベル」です。

看護系大学院の中にも人気校や難関校はあり、受験をされるようであれば、試験で高得点を取る必要があります。そのような大学院はほぼ英語力を試されますが、英語力ゼロからのスタートであれば、ある程度の時間の投資が必要となってきます。

一方で海外留学経験などで英語力がある場合は、時間的投資はそれほど必要ないですが、医療系論文を読解できるための慣らしは必要だと思います。

まずは、大学院受験先の過去問を取り寄せてみてください。
その試験内容、特に英語長文読解を読んでみた時点でどれくらい解くことが出来るのか、そして試験までどれぐらいの日数が残されているのかを逆算して、猛勉強が必要であれば、仕事を辞めて受験に取り組むことをお勧めします。

苦なく解けるようであれば、仕事を辞めず1日2時間程度の勉強時間を割ければ、取り組んでいけると思います。

看護系大学院名門校はどこ?▼

受験校数は関係ない

滑り止めを含め、受験校数を複数校にする場合、受験負担から仕事を辞めようか考える方もいるかもしれませんが、だるまん的には大学受験のように滑り止め校の数を増やす必要はないそのために仕事を辞める必要はないと思っています。

理由は、大学受験と大学院受験の実情は異なるからです。詳しくはこちら▼

予備校に通うかどうか

通学生の予備校もあれば、通信制の予備校もあります。どちらがいいのかは、学習スタイルの好みがあると思いますが、看護系大学院対策をしている学校はかなり少ないので、資料だけでももらってみて、無料体験学習があれば受けてみることをお勧めします。

独学で勉強することは実に心細いことだと思いますが、予備校講師は、語弊があるかもしれませんが、率直に言えば、看護系大学院の受験にツウな方ではないことも多いです。

つまり、同じ医学系論文を読んだところで、医療系基礎知識がない方とある方の読解力は少なからず異なると思います。

できれば、医学・看護系知識のある講師に学べたら何よりです。予備校を検討される際には、ぜひ講師のバックグラウンドについても加味して検討されてみては如何でしょうか。

ちなみに、看護系予備校の多くは、通学の場合、週末に週1回のペースが多いです。週末開催であれば、予備校に通うために仕事を辞める必要はないと思います。

具体的な受験勉強取り組み方法

仕事を続けながら受験勉強をする場合と、仕事を辞めて受験勉強をする場合の具体的な取り組み方法について説明します。

仕事を辞めて受験勉強をする場合

受験軍資金

仕事を辞めて受験をする場合に最も切実なのが”生活費“です。
だるまんがこれまでお会いした受験生達を振り返ると、受験期間は1年設けている方が多いのですが、その間の生活の仕方は、実家や夫など家族を頼る方と、一人暮らしで週1~2程度の看護系短期アルバイトをする方、の二者でした。

後者の場合は基本的に貯蓄を崩しながらの生活だったと聞いています。

ちなみに、大学院に進学すれば学費や諸々の経費が出ます。
進学後にアルバイトする時間はそう多く取れないため、受験期間~入学後の学費・生活費までひっくるめた経費を算出してみることをおすすめします。

また、生活費や学費の工面については、貯蓄、家族からの支援、奨学金を頼ることもひとつです。その詳細はこちらの記事で詳しくお伝えします。▼

勉強の取り組み方

仕事を辞め、時間が出来れば、思う存分受験勉強に取り組めると思います。
自宅勉強、身が入らなければ、家の近くのカフェやマックに毎日通ったという方もいれば、地域の図書館に通った方もいます。

試験科目は英語と専門試験、小論文と少なく感じるかもしれませんが、
出題傾向や対策テキストが世の中にそう多く出回っていない中で、オリジナルの勉強法を確立していかねばならない部分が大きいです。

自作ノートや単語帳を作ってみたり、他分野の英語教材を探してみたり…ご自分に合った勉強方法を信じて進めていくことが勉強方ですが、そこに必ず入れて頂きたいことはは”過去問をひたすら解きまくる“ということです。

過去問をひたすら解くと、試験のパターンがつかめて傾向がわかってきます。ぜひその傾向から、苦手部分を見出して補っていくと良いと思います。

時折勉強をやめてリフレッシュ

勉強もリズムが必要です。1日ひたすら勉強するよりは、小休憩を挟みながらリズムをつけていくと、より集中力が増して時間を有効活用できると思います。

また、時には勉強はさておき、お買い物や映画を観に行ったり、自分の好きな時間を作り、勉強から離れてリフレッシュさせていくことのほうがより勉強へのモチベーションがあがります。

情報に敏感になる

こちらは予備校や通信などに通わない場合の話ですが、やはり予備校に通っている方に比べたら、入ってくる情報が乏しいと思います。

前々からの情報収集できちんとスケジュール管理をしていかねばなりませんので、大学公式ホームページや受験に関する最新情報収集の仕入れは欠かさないことが必要です。

仕事を続けながら受験勉強をする場合

職場や家族の支援を受ける

何事も自分ひとりで取り組むより、周りのサポートがあってよりいい結果に辿りつくこともあります。 ぜひ家族や周りに受験の決意表明を得て、甘えて勉強時間を捻出してみては如何でしょうか。

だるまんの知り合いの方は職場の病棟に受験の旨を伝え、シフトを日勤のみに変えてもらったり、受験間近には日勤数も減らしてもらっていました。

完全に仕事を辞めず、仕事の負担を減らすというのもひとつ方法だと思います。

予備校・通信教育の利用

勉強に割ける時間が少ないだけに、英語力の強化過去問を通して分析していくほどの時間や情報収集に思うほどの時間を割くことが難しいと思います。

受験に関する情報も届きやすい点から、予備校や通信教育を利用してみることを検討してみることもひとつです。

ただ、デメリットとして、看護系大学院受験予備校はそれなりに学費が掛かります。また学校数もかなり少なく、必ずしも医学系看護系知識のある英語の先生ではない英語教師歴があることで講師になっていることもあります。

医学系知識がなくても英文は読めますが、やはり知っている方に比べると読解力は異なります。学校の質をよく確かめることが必要です。

独学で勉強するなら1日3時間

仕事を続けながら独学も可能だと、だるまんは思っています。ただ、必要な学習時間はひとによってまちまちだと思いますが、1年の試験準備期間を見込んで最低1日3時間だと思います。

小論文と面接対策は極端な話、試験間近に濃縮して対策することは出来ますが、英語読解力はある程度の時間とトレーニングが必要です。

英語読解といっても、英検やTOEICではない、医学系論文を読み解けるための英単語数とパターンの慣れが必要なので、練習をすれば必ず伸びますが、やはり時間が必要になるということなのです。

また、専門試験に関しては、東大・京大を受験される場合は、公衆衛生学の勉強が必須です。この教科は暗記になりますが、それなりのボリュームがあります。

この医学系英語論文読解と公衆衛生学の勉強を踏まえて、過去問と自分の実力を見比べて、どれくらいの勉強量が必要かを捻出してみることが出来ると思います。

まとめ

受験をすると決めたところで一番初めに直当たりする壁は、“仕事をやめるか続けながら勉強をするか”を決めることだと思いますが、どちらがいいということはなく、どちらが自分にとって望ましいかであると思います。

ぜひ、合格までの道のりを愉しみ噛み締めつつ、後々、今の苦労の日々がいい記憶となれますように!

だるまん
だるまん

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。次の記事は「アルバイトの限度」です。

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