【お悩み相談#82】大学院受験合格者必見!入学式までにやるべき準備事項3点【大学院入試】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

大学院受験結果がでて、ホッと一息、入学日までの間、今しかない!と、受験期間中に出来なかったあれこれ好きなことや楽しいことをしようと、すでに気を緩めて過ごしているとしたら…

入学後の苦労、見え見えでございます。

合格結果が出たら、すぐに気持ちを切り替えて、入学式前までに、大学院で有意義に過ごせるための基盤づくりに入ってください。

では、具体的に何をしたらいいのか。

今回は、大学院受験に合格した方におすすめする、入学式までにやるべきこと3点についてお話しします。

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質問内容

相談者
相談者

大学院受験で合格しました。入学までに半年以上ありますが、この間に何かやっておくべきこととか、準備しておくべきことってありますか?

だるまんの回答

院生は忙しい

大学院は、春入学なら4月、秋入学なら10月から始まります。

入学から1カ月間は新入生待遇で、ゼミでは意見は要しない見学程度、講義はオリエンテーションのみというように唯一負荷のない時間になりますが、1カ月も過ぎると、その立場はガラリと変わります。

ゼミでは、発表当番に加わり、自分の研究内容や輪読教材に関する発表をしたり、講義では課題が出るなど、入学後2か月目の学校生活は一挙に忙しくなります。

この忙しさは卒業するまで止まることを知らず加速していくものです。

だとしたら、今から大学院生になったら何に忙しくなるのかを知り、入学前からその忙しさを前倒ししてできる準備をしておくことで、入学後、心も時間も余裕で過ごすことができるはずです。

では、院生は何に忙しくなるのかについて、お話ししたいと思います。

院生って何に忙しいの?

どの大学院の院生も口を合わせて「めちゃくちゃ忙しい」とよく言います。

何にそれほど忙しいのでしょうか?

大学院生の学生活動の基本は、

  • ゼミや履修講義の提出課題・発表準備
  • 自分の修論・博論の研究活動

の2点です。

それぞれについて詳しくお話しします。

ゼミや履修講義の提出課題・発表準備

大学院生になると、「履修登録をした授業」と「毎週1回開催されるゼミ」が1週間のスケジュールを占めます。

これらは、小中高生の授業のように1限目~6限目まであるのではなく、1日に2限、多くて3限、授業がない日もあり、授業回数としてはそれほど負担のあるタイトなスケジュールでは決してないです。

ですが、その授業やゼミでは、他院生や教授を前にして「発表をする」機会がとても多くなるので、その事前準備に、かなり時間を要します。

更には、使用する教材が英語書籍や英語論文であることが多いので、自分の英語レベルによってはその負荷に差がつきます。

実際に、授業以外の時間に研究室にこもって遅くまでPCに向かって作業をする院生がほとんどです。

それほどに事前準備に時間を掛けなければ、満足できる発表が出来ない、更には教授からの鋭い質問に対応できなくなるからです。

そうなると、みんなの前で恥をかかされる…大学院では、よくある光景です。

どうぞ、皆様は常連にならないように、今からできることを取り組んでまいりましょう。

自分の修論・博論の研究活動

つぎに、院生が取り組んでいる事柄として「自身の研究」があります。

スケジュール通り行われる授業のように、誰かに管理されて行う事柄では基本ないので、自分次第、自ら進度を管理してどんどん進めていかねばなりません。

研究計画書を決定するまでに参考文献や引用文献を集め、文献整理をする、研究方法を探すなどやるべきことは山ほどあります。

これを通常のルーティーンとなる講義発表の合間に行っていくので、時間との勝負になってくるものです。

何をしておくべきか

上記の院生の忙しさを踏まえて、進学前までに取り組んでおくべきことは、3点あります。

  1. 英語論文読解力をあげておくこと
  2. 研究活動を開始すること
  3. 奨学金や研究費を出してくれる団体を探すこと

それぞれについて簡単にお話しします。

1.英語論文読解力をあげておくこと

進学後に英語に苦労する学生は非常に多いです。

これは英会話が上手とか、大学受験英語をしっかり取り組んできたということとはまた違います。

要は、英語の論文をどれくらい読み込むことが出来るか、ということです。

実際には講義やゼミでは、英語論文を翻訳をしたうえで読解を行います。

そのため、英語論文に使われる独特な言い回しや構文パターンを知ってるか知らないかで、ハードルの高さは変わってくると言えます。

時間がある今のうちに、英語論文の構文はしっかり叩き込んで訓練しておくことです。

おすすめ書籍を載せておきます。

2.研究活動を開始すること

合格を得たら、早速、研究活動を始めてください。

入学1カ月後からは本格的に研究指導が始まりますが、授業があるわけではなく、自主的に始めていかねばなりません。

教授に自ら指導時間を割いて頂くうえでも、「何から始めたらいいですか?」ではお話にならず、「ここまで研究を進めていますが、如何でしょうか?」という進行状況の確認や助言を頂きたいというスタンスで話を持っていくべきです。

なので、進学前までにせめて下記2点については準備をしておくことです。

  • 文献リストを完成させる
  • 先行研究の候補となる文献をいくつか探しておく

上記についてエクセルでまとめていくことです。

この取り組み方については、次回詳しくお話しします。

3.奨学金や研究費を出してくれる団体を探すこと

大学院進学をするうえでお金がかかることと言えば、「学費」と「研究費」です。

学費については、工面方法として国の貸与型奨学金を利用する学生は多いものですが、お住いや出身地の地域の自治体や民間団体が出している給付型奨学金がたくさんあります。

また、研究費については、大学院が既に用意してくれることもありますが、自ら団体等からの給付を受けることが出来たら、これも院生としての成果にもつながります。

進学してから探している時間はないです。ぜひ、時間があるうちに、給付型奨学金団体と研究費助成の団体を探して、申請の準備をしてください。

これらの情報は、各大学の学生窓口にて情報提供していることもありますし、ネットでも検索をする、各自治体に電話をして問い合わせをしてみることです。

また、申請には教授の推薦状等が必要な場合もありますが、入学前でもこれらの件についてなら積極的に教授も支援してくださるはずです、ご相談をしてみてください。

まとめ

以上、「大学院受験に合格した方におすすめする、入学までにやるべきこと3点」でした。

大学院は、自主的に学びを求めていく学び舎であるからこそ、その学びに限りがないものです。

自らが求めて探求していく、それが大学院生だからこそ、進学後にやるべきことは非常にたくさんあります。

そのやるべきことを入学前から始めておくことで、自分のためになるだけでなく、その分、準備性の良さに教授からも一目置かれることと思いますので、ぜひ、取り組まれてみては如何でしょうか。

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