こんにちは、だるまんです。
受験といえば、高校・大学・資格試験など、対象試験の過去問とは、あって当たり前という認識が定着されています。
過去問とは、誰もが取寄せて、試験対策の教材の一つにするものです。
その取寄せに関しては、無料で郵送してくれる、窓口で複写をして渡してくれる、最近はネット上でダウンロードさせてくれるといった大学院が多い中、著作権の関係で、という理由で、購入できず、配布もなく、複写・撮影も禁止、過去問の閲覧さえもさせてもらえない、過去問非公開という意味不明な大学院もあれば、窓口閲覧のみ可能という大学院もあります。
過去問がなくては試験の傾向がつかめず…まさに、五里霧中です。
では、どうしますか?
そこで、志望校が過去問非公開である場合、どのように英語試験対策を取ったらよいのか、私見ですが、お話ししたいと思います。
過去問非公開は、何を意味してる?
そもそも論で、過去問非公開とは、何を意味しているのか。
一概にいえないですが、試験問題の難易度は多少下がることを意味していると思われます。
そこから何が見えてくるか。
- 事前面接での評価の配分が大きい
- 英語がダントツにできれば、試験はパスできる確率はかなり高い
という2点が浮かんできます。
なぜなら、「事前面接」とは、いわば、先生との相性のこと、「英語」とは、学校生活を営む上で欠かせない英語基礎能力のことであり、どちらも大学院進学に重要な要素であるからです。
特に、アカデミックでは、英語ができる人が必要とされるので、英語が少しでもできることは、大きな武器になり、英語スキルを持つ学生を迎合している風潮はあるからです。
なので、事前面接も大事ですが、それ並みに英語試験を確実に高得点を取ること、それが合格への確実な近道にもなるのです。
試験対策できない?
できる対策方法はある!
では、具体的な取り組み方を3点提案します。
順番に解説します。
過去問非公開校の英語試験勉強方法
1.情報収集をする
受験生から情報を得る
過去問がない場合、受験経験者に問い合わせるのが、もっとも近道です。
大学院説明会で在校生の方々とお話できる機会がある時は、ぜひ聞いて情報収集をしてみてください。
もし、志望校の大学院でなかったとしても、同じような専攻へ進学した方がいれば、参考までに聞いてみるのもひとつです。
受験のプロに相談をしてみる
受験とは、情報戦です。
情報がないなら、情報を持っているプロに相談をして、そのヒントを得ることもひとつの方法です。
例えば、志望校の教授との事前面接の際に、教授に試験対策について質問をしてみることも可能です。
公表されていないことなので、基本的には教えてもらえないものですが、当たり障りのない範囲でTipsをもらえる時があります。
2.過去問がないなら、オリジナル過去問を作る
過去問がないなら、「オリジナル過去問を作る」ことです。
「オリジナル過去問を作る」とは、志望校と同等レベルもしくはそれ以上の難関大学院の過去問を入手して、過去問として使用することを指します。
なぜなら、看護大学院の英語試験問題は、基本的にどの大学院でも、看護医療系の長文を使用する傾向は共通しているからです。
もちろん、100%志望校の試験対策にはなりかねますが、それでも、「看護大学院受験試験」そのものを目で見て、解いてみて、手ごたえを感じられるだけでも、少なからず、安心材料になると思います。
例えば、下記のように過去問を集めてみることです。
- 国立大学院受験予定→同等レベルの他国立大学院や難関国立大学院の過去問
- 私立大学院受験予定→同等レベルの他私立大学院や難関私立大学院の過去問
- CNS課程受験予定→CNS課程がある同等レベルの他大学院の過去問
他校の過去問を活用する際のポイントは、なるべく受験校より難関大学院の試験問題で練習することです。
多少難しい過去問で練習を積み重ねておくことで、本命の試験時には、試験問題が易しく感じられると思います。
3.基本的な英語試験対策に取り組む
どのような条件にあったとしても、大学院受験とは、英語が要であることに変わりはないことです。
でも、その目指すところがわからなければ、学習の方向性もままならず、学習していたとしていたとしても、果たしてこれでいいのかどうか不安になるものです。
そこで、一つ目安をあげます。
どの看護大学院試験でも、あって当然の英語試験レベルとは、高校卒業レベル(目安:英検2級)の英語です。
より目安を明確にするならば、このようになります。
- 難関名門大学院→医学論文の長文読解レベルの英語力
- それ以外の大学院→高校卒業レベルの英語力
目安がわからなければ、高校卒業レベル(目安:英検2級)は最低限クリアすること、同等レベルが既にあれば、それ以上を目指していくこと。
英語は天井なき学問です。
まとめ
上記のポイントをまとめます。
結論は、受験校よりも難関大学院過去問で試験対策をしておくことで、どの大学院試験でも対応できる適応能力・試験免疫力を身につけておくことです。
今回は、過去問非公開時の英語試験対策方法について解説しました。
前回は、過去問を使った英語試験対策方法について解説しました。
英語試験対策とは、掴みどころがなくて、難しいですが、人並みならぬたゆまぬ努力を重ねていれば、成就感が得られ、やみつき、その内、明るい結果は見えるはずです。
ぜひ、オリジナルの努力を…