【お悩み相談#73】大学院受験の流れを教えて下さい。【大学院受験】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

大学院受験に関心があり、いざ取り組んでみようと思ったところで、何から、いつまで、何を、どのように取り組めばいいのか、さっぱりわからない…

もしくは、今大学院受験にコツコツ取り組んでいるつもりだけど、何か落としている気がして不安…

そんな受験生の方に向けて、大学院受験の基本の流れついて、解説します。

これから受験に取り組む方には基本を知って自分流にプラスアルファを、

現在、受験に取り組み中の方は、取り組み内容の途中経過での見直しの参考にして頂ければと思います。

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質問内容

相談者
相談者

大学院受験をする予定の者です。ネットで調べているわりに、大学院受験とは何をどのように取り組んでいくものなのか、情報がなさすぎて不安です。大学院受験の基本的な流れについて教えてください。

だるまんの回答

基本の流れ

大学院受験をすると決めたら、事前にやるべきコトのリストを挙げてみます。

  1. 年間スケジュールの把握
  2. 研究テーマ決め
  3. 志望校決め
  4. 大学院説明会への参加
  5. 試験内容の把握・過去問の入手
  6. 事前相談(事前面接・研究室訪問)の準備
  7. 出願書類作成・出願

1.年間スケジュール

まず知っておくべきことは、大学院受験の年間スケジュールです。

大学院の中で早いところを基準にすると、

5月6月7月8月9月10月
スケジュール大学院説明会要項配布開始出願受付受験試験結果入学手続き

と、スケジュールが組まれています。

受験日程は、国立は本試験1回開催のみが多く、公立は1~2回、私立は複数回開催している大学院も多々ありますので、まずは、志望校の年間スケジュールを把握してみてください。

志望校の年間スケジュールは、毎年ほぼ同じ日程で開催しているので、公式サイトに掲載されている昨年度の受験要項から把握することが可能です。

この受験スケジュールから逆算して、ご自身にはどれくらいの受験対策期間にかけられる時間があるのかを算出してみてください。

約1年前から取り組む方が多いですが、極端な話、受験1カ月前でも、ある条件が揃うならば、大学院受験は可能とも言えます。

関心のある方はこちらの記事をご参考ください。

2.研究テーマ決め

大学院受験では、

大学院進学後に取り組みたい研究内容を受験前に決め、その研究が可能かどうかを、受験前に志望先研究室に打診をするというのが、大学院の受験ルールとなっています。

そのため、受験生は自分の「研究テーマ」を考えて、研究計画書を書くのが必須となります。

既に取り組みたい研究テーマが決まっているなら、それでよしです。

まだ決まっていないなら、関心ごとから探してみることも大事ですが、

  • どの研究室へ進学したいのか
  • その研究室ではどのような研究を行っているのか
  • その研究室の在校生はどのような研究を行っているのか

を調べて、その研究室に沿うような研究テーマを、逆引き的に決める、というのも方法としてはアリだと思います。

研究テーマ決めには苦戦する受験生が大半です、よろしければ、下記の記事もご参考ください。

3.志望校決め

さぁ、いよいよ志望校決めです。

大学受験のように、認知度やブランド力、学力等で決めがちですが、大学院とは、教授との関係性によって有意義な大学院生活になれるかどうかが決まります。

そのため、どの師の門下生になるか、という視点での大学院選びをおすすめしています。

志望校の数も受験生によってさまざまではありますが、大学受験のように数多く受ける必要はないもので、1校~3校程度であることが一般的であります。

4.大学院説明会への参加

志望校が決まれば、大学院説明会にはなるべく参加することです。

大学院説明会では、教授と対面できるだけでなく、在校生と対談をすることも可能で、過去の試験内容や研究室の雰囲気を聞くこともできる貴重な機会です。

特に、教授がどのような方なのかを知るきっかけとなる、直接お会いできる数少ない機会でもあるので、積極的に参加すべきだと言えます。

ちなみに、大学院説明会は、国立は年に1回、公立は1回~2回、私立は複数回開催していることが多く、時期的には6月頃から始まり、公式サイトでギリギリに公表されますので、見逃さないよう注意が必要です。

近年、コロナの影響によりオンライン参加が多く行われており、遠方からの参加も可能なので、

志望校を決めかねているという方も気軽に参加されてみるとよいと思います。

5.試験内容の把握・過去問の入手

志望校が確定すれば、あとは本試験に向けて受験勉強に奔走するのみです。

大学院受験の試験科目は、大学院ごとに異なりますので、まずは、前年度の募集要項を参考に試験科目や内容に関する情報を収集します。

大半の大学院では「英語」を試験教科に含めていることが一般的であり、英語試験対策には本腰を据えて取り組むべきだと思います。

また、過去問は各大学院の教務課窓口や生協で配布・購買、または、来学にて複写可・閲覧のみ等、公表方法がさまざまなので、志望校へお問い合わせをしてみることです。

6.事前相談(事前面接・研究室訪問)の準備

大学院受験の核心とも言える、事前相談とは、出願前に志望先研究室の教授と対面式で行われる、進学相談以上面接未満の面談のことです。

合否の鍵を握っていると言っても過言ではないので、余念なく準備されることをおすすめします。

このサイトでもそのノウハウやコツをお伝えしていますが、こちらの書籍にもまとめています。

事前相談は業界をまたいで共通していると思いますので、看護系大学院の話にはなりますが、よろしければご参考ください。

出願書類作成・出願

最後に、出願書類を作成して出願をします。

出願書類には、

  • 入学願書
  • 志望理由書
  • 研究計画書
  • 卒業(見込み)証明書【取寄せ】
  • 成績証明書【取寄せ】
  • 健康診断書
  • 卒業論文、著書、文献等
  • 推薦書【必要な方のみ】
  • TOEIC、TOEFL、英検などのスコア【必要な方のみ】

これらの書類が含まれることが多いです。

大学から取り寄せる書類や健康診断、英語スコア等には書類が手元に届くまでの日数がかかりますので、できる準備から、お早めに取り組んでおくことです。

まとめ

以上、「大学院受験の基本の流れついて」でした。

大学院受験の基本の流れを書きおろしてみましたが、やるべきことは大なり小なり、かなり多いです。

大学院受験は情報量が少ないなかで、試行錯誤しながら取り組んでいる受験生が大半なので、大変だとは思いますが、

自らの疑問に、情報収集をして調べ、試行錯誤しながら取り組み、得られた結果から見直をして次につなげていく…という何気ない受験準備の作業こそ、大学院生の生活そのものです。

受験生活の延長線上に大学院生活がありますので、ぜひ、その作業を習慣づけていくことです。

もう、院生生活は始まっています。

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