【看護大学院受験】超簡単!コレだけで研究計画書が作れる!だるまんが教える、だるまん流研究計画書の書き方(続編)【研究計画書 書き方 看護】

だるまんの勝ち組コーチング

こんにちは、だるまんです。

前回の記事では、願書提出用の研究計画書の書き方完全攻略として、求められているレベルと、何を書くべきかという2点について話しました。

今回は、その続きで、具体的に、研究計画書を完成させるための5ステップについて解説します。

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完成イメージのサンプル

今回は、下記のような研究計画書を作成していくための5ステップを解説します。

この、だるまん流研究計画書は、研究論文の「緒言」と「研究目的」の部分、つまり「研究背景」で良いという考えの元、書いています。そのことをご理解頂いたうえで、お読みください。

研究計画書の作成ステップ

下記のステップを踏むことで、研究計画書は完成できます。

研究計画書の作成ステップ
  1. 類似文献を探す
  2. 自分の疑問から研究目的を明確にする
  3. 文章の骨組みを書き出す
  4. 文章を書き出す
  5. 第三者に読んでみてもらう

ステップ1.類似の研究論文リサーチ

まずは、素材集めこと、自分の研究テーマと類似した論文を集めをします。

自分の研究テーマと類似した論文とは、自分の研究論文への引用文献や参考文献になれるだけでなく、自分の研究テーマに特化した論文調の書き方を学ぶことができる一番の教材です。

論文調の書き方とは、手紙やレポート調での文章の書き方ではない、論文に適した言葉選び、言い回しの用いり方、文章の構成、参考文献の引用の仕方などのことです。

この類似文献の冒頭に出てくる「緒言」「抄録・要旨」などを読んで、さまざまな論文調の書き方を見て学んで習得して、自分の研究計画書に活用できる単語や言い回し表現、文章構成などをピックアップしておきます、これが後に役立ちます。

また、合わせて、自分の研究テーマが他論文と重複していないか、その分野では、どのような視点での研究がまだされていないのかをリサーチしておきます。

できれば、類似文献は取寄せておくことが望ましいですが、忙しい受験シーズンに、わざわざ取寄せる、印刷しに大学図書館へ出向いてる時間の余裕がないということであれば、Cinniなどに載っている論文を読んでいくだけでも、十分参考になります。

ステップ2.研究内容の整理(研究目的を明確にする)

ステップ2では、自分の構想している研究内容の核心「自分が問題に感じている部分」を明確化します。

例えば、この受験生さんの研究内容の核心は、「介護サービスが本人の意思ではなく、周りに決められているのではないか。」です。

受験生
受験生

介護保険を利用している高齢者は、決定権があるように見えるけど、ケアマネをはじめ、周りに決められている感じがする…サービス決定の意思決定とは、どのように進められていているのだろう…。訪問看護師として、本人の意思を尊重できるためにできる役割は何なのか研究してみたい。

ということは、受験生さんの疑問とは「どうやってサービス決定は進められているのかが知りたい」ということですが、これを論文調に言えば「利用者の自己決定プロセスを明らかにする」ことと言い換えることができ、要はこれが研究目的となります。

このように、自分が問題に感じていることをステップ1で集めた文献からヒントを得ながら、論文調に言い換えてみてください、それが研究目的につながります。

ステップ3.文章の骨組みを書き出す

ステップ2で明確にした研究目的をもとに、下記の項目別に文章をアウトプットしていきます。

  1. 研究の背景(文献を用いる)
  2. 自分の疑問(←ステップ2で済)
  3. 研究で明らかになっていること(文献を用いる)
  4. 研究で明らかになっていないこと(←ステップ1で済)
  5. 研究目的(←ステップ2で済)

最終的には、この項目が、研究計画書の骨組みになります。

参考までに、先ほどの受験生の方の構想を項目別に書き出してみました。

これで、大まかに研究計画書の骨組みができます。

ここで、「①研究の背景」と「③研究で明らかになってること」については、参考文献や引用文献を用いると、説得力とリサーチ力がアップします。

必ず論文に限らずとも、厚労省統計や厚労省の報告書関連を参考文献とするのも良いと思います。

ステップ4.文章を書き出す

骨組みができたら、あとは、言葉の肉付けをしていきます。

文章の流れを見ながら、説得力に欠けるところは、文献などを用いて説得力をあげてみたり、説明を増やす、もしくは減らすなど調整をしながら、整えていきます。

この研究計画書作りは、面接試験対策にもつながりますので自分用の台本を作るがてら、始めは、A4一枚程度にまとめておいて、願書提出用の文量に落としていったほうがよいです。

合わせて、誤字脱字の確認はもちろんのこと、同じ言葉でも、より大人気のある言葉、より専門的な言葉に変えていくことで、文章は磨いていくことです。

ステップ5.第三者に読んでみてもらう

専門の方でなくても、家族、知人、先輩などに、伝わる文章なのか、読んでみてスムーズにイメージが湧くかどうか、客観的に読んでみてもらうことは、大事なことだと言えます。

そのような環境づくりが難しいようであれば、何度も自分で読み返してみる類似文献からヒントを得てみる、それでも自信がなければ、添削サービスを利用するのもあり、専門書籍を頼ってみるのもありだと思います。

心がけること

大学院によって、願書提出用の研究計画書とは、真っ新なA4一枚であることもあれば、その4分の1にも満たない小さな窓枠程度であることもあり、求められる文量はかなり異なりますが、どちらにしても、下記の3点を心がけることで、誠意ある研究計画書を作成することができます。

研究計画を書く時に心がけること
  • 用紙は目いっぱい埋めること
  • 手書きをすること
  • ※参考文献を最後に書くこと

参考文献に関しては、記入の窓枠が小さければ、敢えて書く必要はなく、A4一枚程度ある方は書いておくと尚良いと思います。

まとめ

以上、5ステップのご紹介でした。

ご紹介したステップを踏まえれば、研究テーマと研究目的が充実した研究計画書の作成できることと察します。

研究計画書作成の5ステップ
  • 1:類似文献を探す
  • 2:自分の疑問から研究目的を明確にする
  • 3:文章の骨組みを書き出す
  • 4:文章を書き出す
  • 5:第三者に読んでみてもらう

研究計画書、難しく感じることは、当然のことです。

なにせ、初めて経験することなら、尚更ですが、過ぎ去ってしまえば、難しくなかったことだったと気づかされます。

かたく難しさにとらわれず…

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