こんにちは、だるまんです。
大学院受験を検討される方から、独学での受験は可能なのか、というご質問をされることがあります。
非常に難しい問題ではありますが、意外と簡単にその答えが見つかる判断基準があります。
今日は、その判断基準について、シェアしたいと思います。
質問内容
看護師で、働きながらの進学を希望しています。受験勉強を始めるにあたり、予備校へ通う時間やお金を節約して、独学で受験勉強をしたいのですが、これって可能なことですか?
だるまんの回答
独学できない人の条件
今回のテーマは、大学院受験に限らず、高校・大学受験でも、看護国家試験等の資格試験でも、共通して言える話です。
独学で合格できる人もいれば、残念ながら不合格となる人もいる…
この差は何かというと、「自己管理ができるかどうか」にかかっているのだと思います。
看護系大学院受験を長らく見てきた筆者としては、これだけではない、「独学をしていい人の決め基準」があります。
もし、悩んでいる方がいたら、ぜひ参考にしてみてください。
試験科目が決め基準
独学を決めるためには、まず、看護系大学院受験の試験傾向を知る必要があります。
簡単に説明をすると、
大学院の試験科目は「英語」「専門科目」「小論」の3教科筆記試験と「面接」
が主です。
大学院によって、筆記試験の組み合わせ方はそれぞれですが、全体の傾向として、
「専門科目」と「小論文」は臨床経験で一定の知識と経験を重ねていれば、6~7割程度、試験対策できているものと見通していい
と思います。
あとは、文章の書き方フォーマットや時間内に書く、専門知識を文章で書く事を繰り替えしていくことで、対策は可能だと思います。
それも、書店で販売している参考書レベルで十分です。
なので、
試験に、「専門科目」「小論」「面接」の組み合わせである場合は、どの大学院であったとしても、独学で多いに十分
だと、背を押します。
問題は、英語
問題は、「英語」試験、です。
英語だけは、大学院毎にレベルに差が出ています。
特に、一流国立大学大学院では、英語論文が試験問題になるので、大学受験英語レベルは基本としてクリアできていることが必須です。
そのため、一流国立大学を志望校にしていて、英語が得意ではない、としたら、英語だけでも予備校等で受講されることをおすすめします。
なぜなら、英語長文読解は、解くコツがありますし、一定期間コツコツ学習しなければ、伸びない科目だからです。
「英語が得意かどうか」をはかる基準は、試験問題の過去問を取寄せて、実際に問題を解いてみれば、すぐに判断がつくはずです。
独学でも十分大丈夫
以上をまとめると、
志望校の試験問題と自分のレベルを照らし合わせて、必要があれば予備校へ、そうでなければ、独学で良い
ということです。
筆者は個人的に、独学を大いにおすすめします。
なぜなら、大学院とは、大学受験とは異なり、スコア以上に、大学院で取り組みたい研究テーマやこれまでのキャリア、卒業後の進路などを総合的に加味しての「合格」だからです。
要は、大学院の「合否」は筆記試験のスコアだけではない、というのが筆者が持っている感覚です。
大学院受験の情報がそれほど多くないことで、独学は不利なのではないかと思われることもあるかもしれませんが、このサイトでもリアルな話を発信していますので、参考にしながら、独学は可能です。
周囲に振り回されず、自分が正しいと思った道をコツコツと歩むことです。