【お悩み相談#51】大学院試の専門試験ってどんな試験?難しい?【看護系大学院受験 専門試験】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

大学院受験の試験科目に「専門試験」という試験科目を科す大学院が多数あります。

「専門試験」といえば、志望先ごとの専門分野における試験であることはおおよそ予測はつくものですが、具体的にどのような試験なのか、どのような問題が出るのか、ついでに、難しいのか、対策はどうしたらいいのか、と受験生が共通して抱く疑問があります。

そこで、今回は、それらの疑問について、お話ししたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

質問内容

相談者
相談者

院試に専門試験があるのですが、過去問が非公開で情報が得られない状況です。具体的には、どのような試験ですか?難しいですか?対策はどうしたらいいですか?

だるまんの回答

どのような試験?

まず、大学院試で行われている専門試験とは、「志望先の専門分野の試験」のことを指しています。

看護学で例えるならば、分野別の内容で出題されることが多いですが、中には、一部の専門試験問題に共通問題として看護一般問題を出題することもあります。

これらの出題状況は各大学院ごとに異なるので、過去問を参考にして頂くのが最ものぞましいことですが、過去問が非公開の場合や手に入らない場合もありますので、ここでは、一般的な出題状況についてご紹介します。

専門試験の多くは、

  • 試験時間:60分~90分
  • 設問は1~3問
  • 試験範囲は大多数の大学院で非公表

という条件下で行われていることが多いです。

設問数は少ないのですが、試験範囲が公表されていないので、どのように試験対策したらいいのかわかりづらいという点は、どの受験生にも共通している疑問だと思います。

では、その対策に繋がる話、どのような問題が出題されるのか、試験傾向についてお話ししていきます。

どのような問題が出る?

具体的にどのような試験問題が出題されているか、それは志望先によってかなり異なってきます。

基本的に、専門試験の出題方法は、①一問一答、②ケーススタディ、③自分の意見を述べる、のどれかになりますが、志望先別では、下記のような傾向があります。

  • 研究コース受験者の場合⇒自分の意見を述べる問題
  • 資格取得養成課程受験者の場合⇒一問一答とケーススタディ

これらをより詳細にお話しすると、研究論文コースであれば、

  • 「〇〇について知っていることを述べよ」
  • 「〇〇とは何か」
  • 「〇〇において必要な看護について述べよ」

等の小論文試験に近い論述系の出題が多いです。

一方で、専門看護師や助産師、保健師などの専門資格取得養成課程であれば、事例が主題され、一問一答や必要な看護等を記述する問題が出題される傾向があります。

そのため、志望先によって対策もかなり異なってくる、ということです。

で、難しい?

気になる専門試験の難易度についてですが、基本的に試験範囲がないだけに、どこから出題されるか予測するのは難しいという点からして、試験は難しいです。

過去問で傾向をはかることはある程度可能ですが、必ずしもその傾向で出題されている確信もなく、

自分なりにある程度傾向を掴んで対策をして試験に臨んだとしても、分野にも関係ない問題、「新型コロナ感染症」に関する問題が出題され、ほとんど回答ができなかったという声もあります。

かえって、過去問に出ていた問題がそのまま同じく出ていた、臨床経験を活かせて解ける問題でラッキーだったという受験生もいます。

このように、出題範囲がない難しさはあるのですが、問題自体が難しいというわけではないので、取り組み方のコツさえおさえれば、時間をかけて取り組んでいく甲斐はあるものです。

どうやって対策したらいい?

この試験範囲が無限な専門試験をどのように対策したらいいのか…

受験生ごとにその方法はそれぞれであると思いますが、このサイトでおすすめしているのは、

  • 分野別のトレンドキーワードをチェックする
  • 志望先研究室の研究キーワードをチェックする

という2点です。

それに加えて、専門試験養成課程を受験する場合は、専門分野の看護国家試験問題を解いてみることです。

これらは総合的な対策方法であり、過去問を入手できる志望校であれば、それが教本になりますので、しっかり過去問から対策を錬る、これに限ります。

おすすめ教材もご紹介していますので、参考にして頂ければと思います。

まとめ

以上、「大学院試の専門試験ってどんな試験?難しい?」でした。

大学院受験の専門試験は、出題範囲が公表されていないだけに、難しい試験とも言えます。

対策した部分が出なければ答えられないことも多いにあり、対策していなくても常日頃から様々な事柄に広く関心を持っていれば、それが回答につながる知識になれることもあるのです。

そのため、今回はこの記事で一般的な試験対策についても取り上げましたが、これに限らず、常日頃から幅広い関心をもってたくさんの情報を吸収していくことも受験対策に繋がっていきます。

高いアンテナを張って専門分野はもちろん、看護業界、医療業界、社会問題に視野を広げていくことです。

タイトルとURLをコピーしました