こんにちは、だるまんです。
医師から弁護士、エンジニアから建築士、ピアニストから日本語教師、OLから看護師、芸能人から大学教授等など、他業種へ転業をされたり、二職種で二刀流という方も少なくない世の中になりました。
では、看護学卒業者では、どうでしょうか。
今回は、看護学から他分野に進学をしたいというご相談がありましたので、実際のところ、どうなのか、だるまんの周りの人の話を含めてお話ししてみたいと思います。
質問内容

看護学科を卒業していますが、今の仕事に向いていないと感じて、今から他分野に進学したいです。学士を保有しているので、大学院から進学をしたいのですが、実際、そういう人っているのでしょうか。
だるまんの回答
もったいない!
お金と時間をかけ、寝ず、遊ばず、恋愛もせずにすべての情熱をオールインして取得した看護国家資格を活かさずに眠らせて、別の分野に方向性を変える…
これを聞いて、どう思いますか。
もったいない…
そんなのあり?
これからどうするつもり?
なにかあったの? 等々、聞いてネガティブなことがズラリと並べられます。
筆者もそう言う人の一人でした。
なぜなら、
文系出身者の方からは「資格があるからいいね」と無条件にうらやましがられ… 同じ時間給でも高給取りといわれる額を得られ… 資格の需要が高いので、時・場所構わず、いつでも働けるという職業安定感もあり…… 気持ちさえあれば、保健師や助産師への道も開け…… 医療看護の知識は自分や家族のためにも役立てられる……
からです。
でも、それが、自分にとってしっくりこない、取り組んでみて合わない、「幸せ」に感じないとしたら?
今からでも遅くない、転業するべきだと思います。
では、どういう転業があるのか。
ふたつのパターンをあげてみます。
看護に関連性のない業種
一つ目は、まったく看護に関連性のない業種に転業する方法です。
例えば、
弁護士、建築家、医師、パティシエ、エンジニア、会社員、カメラマン、占い師
等など、筆者のまわりにはこのような職業に転業した方々がいます。
この場合は、大学院へ行かずとも、専門学校や大学編入で実現できることです。
看護に捉われずに職業を変えてみるというのは、今までの看護職の経験が直接的にはつながらずとも間接的には必ずや役に立ち、生きてくるはずです。
こういう選択も大いにありだと思います。
看護に関連性のある業種
二つ目は、看護に関連性のある業種に転業する方法です。
例えば、
- 心理学系大学院に進んで心理カウンセラーを目指す
- 社会福祉系大学院に進んで社会福祉士を取得す
- 医療経営学を学んで医療コンサルタント会社に就職をする
- 公衆衛生大学院に進んで統計分析やビックデータ分析の専門家になる
- 医学系大学院に進んで医学系研究者になる
- 医学系大学院に進んで遺伝カウンセラーになる
- 経営学を学んで起業する
- 英文系大学院に進んで医療通訳士を目指す
等などが挙げられます。
どちらかというと、こちらの選択をする人の方が多いのは確かで、こちらをおすすめしたいです。
なぜなら、
- 学士保有を活かせる
- 2年で修士学位と転業を実現できる
からです。
知る人ぞ知る話ですが、意外と、大学院は、他分野からの進学者はそれなりにいて、扉は誰にでも開かれているものです。
分野や研究室によっては、入学要件に、
- 専門の資格保有
- 専攻分野領域での社会経験年数
等を設けている場合もありますが、同じ分野でも大学院によってその条件が変わるので、見つかるまで根気よく探してみることです。
意外と、手に届かないような職業が近くにあるということに、気づかされるものです。
少しでも看護ではない分野にご関心があるのなら、その気持ちを白菜塩漬けにせず、さっそく行動に移してみることです。
ただし、何事にも良し悪し、裏表があるように、選択する前にひとつ知っておいてほしいことがあります。
学部卒ではない弱さ
少なからず、学部からの専攻者ではない「弱さ」というものがある、と聞くことがあります。
学部で専攻分野の基礎学習を経て大学院でその学びを深めるので、関連学部卒者の方が優位になりがちに感じやすいですが、杞憂です。
進学後に学習歴の差を感じることがあるにしても、他分野から来られたあなたの経験は学部卒者には劣ることなく、あえて活かせられるので、躊躇せず、進むことです。
ホントの幸せとは
ソトから見て幸せに見えても、自分は幸せではない…
ソトから見て幸せに見えなくても、自分が幸せである…
あなたはいかがですか。
私の真の幸せのために歩むべきです。