こんにちは、だるまんです。
大学院受験では、研究計画書の提出が必須なので、受験生は研究テーマを事前に考えておくことが必要ですが、
- この研究テーマが大学院受験レベルにふさわしいのだろうか
- どこまで決めておけばいいのだろうか
- この研究テーマで教授は何と言うだろうか
- この研究テーマは研究室に合っているだろうか
- そもそも、研究テーマの決め方がわからない
等などの疑問を抱き、研究テーマがなかなか決まらないという受験生は大勢います。
難しく感じる研究テーマ決めですが、これからお話しするステップを順に取り組んでいけば、必ず見つかるものです。
そこで、研究テーマを決めるためのステップと研究テーマ決めの大事な視点について、お話しします。
質問内容

大学院受験を決めていますが、研究テーマが決まらなくて困っています。どうしたら決めることができますか?
だるまんの回答
研究テーマ決めは難しい
大半の受験生とって、研究テーマを事前に決めることとは、かなり負荷のある課題ですが、大学院受験の合否を決めるほど大事な事柄ですので、よく熟慮して決める必要があります。
そう簡単ではない課題ではありますが、これからお話しするステップで解決していきましょう。
研究テーマを決める7ステップ

まず、研究テーマを決めるための7ステップがあります。
- キーワードを決める
- 文献検索をする
- 文献を取寄せる
- 文献の精査を行う
- 明らかになっていないことを知る
- 先行研究を決める
- 研究計画書のレイアウトを書く
このように、研究テーマを決めることとは、少し時間のかかる事柄です。
しっかり下調べをしてエビデンスを持って決めておかなければ、後々、研究計画書を書いたり、教授に問われた際に答えることができなくなるものです。
タイトルからいきなり決めるのではなく、まずは「どういう背景があって、どのような疑問を抱いたのか」という研究テーマの基礎固めをここでしておくことです。
そこに加えて「現在どのような研究がされていて、どのような研究はされていないのか」という情報を加えて、そのうえで、自分の研究テーマを見出すのです。
これらを決めるための手順として、7ステップを活用して頂けると思います。
研究テーマを決めるための7ステップの流れは、下記の記事にまとめていますので、よろしければご参考ください。⇓
研究テーマ決めの大事な視点

上記の7ステップで研究テーマを決めることはできると思いますが、その際に忘れてはいけないことがあります。
それは、
- 研究テーマは自分のアバター
- 研究テーマは院試の合否を左右する
という2点です。
研究テーマは自分のアバター

ひとつめの「研究テーマは自分のアバター」とは、研究テーマが自分の分身、自分の名刺代わりになるということです。
修士課程で取り組む研究テーマは、大学院卒業後、長ければライフテーマになることもあるので、自分が長らく取り組んでいけるテーマであるかどうかを、受験時から考慮して決めることがポイントです。
研究テーマは院試の合否を左右する

ふたつめの「研究テーマは院試の合否を左右する」とは、志望先の教授が受け入れ可否を決める際に、あなたの研究テーマがその要素を持ち合わせているということです。
院試は、大学受験のように筆記試験のスコアのみで合否が決まるわけではない、です。
具体的には、これまでのキャリア、大学院進学理由、卒業後の進路、そして進学後に取り組みたい研究テーマ等がその合否要素に含まれています。
そのため、自分が取り組みたい研究テーマであることは必須条件ですが、志望先教授はどのように捉えるか、という視点も無視できないことになります。
志望先の教授の研究内容や卒業生の論文を参考に、少しでもその圏内か近距離にあることがおすすめです。
まとめ
以上、「大学院受験の研究テーマが決まらない」でした。
研究テーマを決めることは、大学院受験の核心と言えるほど、大事な決めごとです。
研究にもトレンドがありますし、教授にウケのいい研究テーマもありますが、何より、その研究テーマで第一人者になってもいいと思えるほどの確信が自分の中に持てることが最も大切な事柄です。
まずは自分がその研究テーマに惚れていること、そうすれば、教授にもあなたの熱意は伝わるはずです。