【お悩み相談#69】大学院受験、あと1カ月では間に合わないでしょうか?【大学院受験 試験対策】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

今回は、超最短の1カ月で大学院受験対策は可能なのかどうか、について言及してみたいと思います。

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質問内容

相談者
相談者

気づいたら大学院受験1カ月前です。これからの準備では間に合わないでしょうか?

だるまんの回答

結論から言うと

一般的には、大学院受験は大学受験のように筆記試験のスコアが良ければ合格する、というわけではない難しさがあり、1カ月で受験対策をするのは難しい、です。

なぜなら、大学院受験の対策というのは、筆記試験や面接試験の対策はもちろんのこと、

  • 出願書類のひとつ研究計画書作成が必要
  • 出願前に志望先教授との事前相談が必要

という2点に、それなりに時間がかかるからです。

事前相談は、希望日程の最低1週間前には連絡が必要で、志望先教授との面談内容は合否に大きく影響するほどかなり大事なプロセスなので、準備にも最低1週間はかかるものです。

さらに、その面談でも話すことになる研究内容については、大学院受験の核心なので、論文を調べ、集めて読むだけでも時間がかかります。

では、やはり、1カ月での受験は完全に無理なのかというと、私見では、”ある条件下”であれば可能と言えます。

1カ月でも合格可能

その”ある条件下”とは、志望校選びです。

例えば、基本的に人気の高い国立大学院を例にしてみます。

受験者数が例年多い国立大学院では、必然的にライバルが多くなります。

ライバルの中には、約1年の月日をかけて準備をしてきている方、中には浪人生もいますので、その中でたった1ヶ月の対策のみで戦いを挑むのは、少々無謀な挑戦のように聞こえます。

しかしながら、受験者が英語が堪能で、取り組みたい研究テーマが明確で研究室に合致しているような方であれば、残り期間1カ月であったとしても大いに挑戦をしてみる価値は十分あると言えます。

要は、その志望先大学院のレベルから見て、受験者のスペックはどのあたりであるかを図れば、その挑戦は有意義なのかどうかが、わかるはずです。

この話を踏まえて、下記のような条件の大学院なら、スペック関係なく、1カ月対策で狙ってみることは大いに可能です。

  • 公立または私立大学大学院
  • 社会人入学枠
  • 試験科目は面接または小論のみ

要は、誰にでも該当する条件は、「試験対策のいらない大学院を狙うこと」です。

試験対策時間がほとんど皆無なら、試験対策のいらない大学院、要は社会人経験を評価してもらえる社会人入試枠を狙うコトです。

こうすることで、かなり多忙な1カ月にはなりますが、合格の可能性は高いと思います。

1カ月受験のデメリット

ただし、1カ月受験はムリをすれば可能ですが、おすすめできない理由があります。

大学院の志望校とは、大学名で決めるよりも、どの教授の元で指導を受けるか、が大事な決め手です。

指導教授とのご縁によっては、在学中に充実した学校生活を送れるだけでなく、卒業後も、共に仕事をしたり、共同研究をしたり、ご協力を頂くなど、ご縁は続くことも多いものです。

そのため、その志望先選定には、自分の先入観で志望校を決めるのではなく、幅広く教授を探してみることですが大事であり、

情報収集をしたり説明会に参加してみたり、教授の文献を読んでみるなど、時間をかけて情報収集をしたうえでの決断をしてほしいと思います。

まとめ

以上、「超最短の1カ月で大学院受験対策は可能なのかどうか」でした。

この質問の答えは、ご自分のレベルと、大学院のレベルを天秤してみて、勝てる受験、勝ちに行ける試験かどうかを熟考してみれば、答えはわかるはずです。

ただし、仮に1カ月で合格でき、その時はラッキーだと思えたとしても、時を経てみると、その選択が必ずしも良き選択だったとは言えない、こともあります。

なぜなら、計画を立てて長い年月をかけ積み重ねてきた事柄への結果ではなく、慌ただしく目先にある課題だけに捉われて得られた結果で、砂の上の城になっているからです。

慎重な決断を。

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