こんにちは、だるまんです。
大学院を受験しようと思った際に、受験校は決めていましたか?
決めていた方にお聞きします、その決め手はなんでしたか?
知名度?学費?立地?憧れ?ブランド力?母校?施設設備環境?親のススメ?知り合いがいるから?なんとなく?
一つ一つどれも大事なことだと思いますが、その中でも、最も大事な決め手は、「教授」であることを伝えたいです。
真に話せば、知名度も学費も立地も憧れもブランド力も…それが人生に大きく影響するのは、大学までです。
大学院は、その辺の事情が大学とは異なります。
今回は、失敗しない志望校選びの決め手が「教授」である理由について、詳しく解説します。
志望校選びの決め手

どの条件にも劣らず、教授のみ
卒業後、より確信することですが、実は、志望校の決め手とは、どの条件にも劣らず、「第一に教授、第二に教授、第三で教授で選びなさい」、そう受験生のみなさまに伝えたいです。
なぜなら、どの教授の下で研究者としての修行を積むかによって、その次に開かれる道は、かなり異なるからです。
大学院は縦社会
ここで、勘違いしてはいけないことがあります。
大学は「教わり教えられる」場でありますが、大学院とは「見て学べ」の完全なる縦社会です。
職人世界で例えるならば、どのような師匠の下で研究の技を学ぶかを決めるのか、と同じぐらいのレベルの話だと言えます。
大学院生活だとはいえ、論文という作品作りをしながら、師匠である教授から助言を頂きつつ、論文提出まで取り組んでいく、職人世界のような気質もあります。
学校名のブランド力の強み
そうはいっても、学校名のブランド力は無視できない部分もあります。
例えば、以下の点です。
- 大学名というブランドパワーがある
- 研究室が持つ研究費が多い
でも、言ってしまえば、これだけのことです。
特に下の件は、学生にあまり影響はないです。
一番気になること、卒業後の就職に影響があるかと言えば、それは大学のブランド名よりも、あなた自身が何を学んできたのかという専門性の方が大事なのです。
スーパースペシャリストが求められる時代
そもそも論ですが、知名度の高い大学を有利だと思ってしまう固定概念は、時代とともに変遷しています。
というのも、社会に出てみると、出身大学名ではなく、「何を研究されたのですか?」とよく聞かれるのです。
時代は変わり、どんどん変わりつつ、これからも目まぐるしい速さで変わります。
要は、スペシャリストは定着、スーパースペシャリストが出現しつつある時代、ということです。
だから、あなたが望む大学院生活、その結果を先読みして、それに合う研究室選びをすることを強くおすすめします。
いい教授に巡りあうことで人生が変わる

教授との巡り合いが良い結果
教授との巡り合いがよければ、さまざまな可能性が広がります。
例えば、教員ポストを紹介してもらえたり、教授の紹介のお墨付きで、海外のラボへ留学するということもあります。
あわよくば、そのゼミに教員として採用されたり、卒業後に共同研究をするパートナーになるなど、将来のビジネスパートナーになることもあります。
要するに、大学の知名度や学費などの条件よりも、師匠選びに注力することが、近い・遠い将来に開かれる道に大きな差が出るのです。
だからこそ、大学名ではなく、研究室選びは、慎重に下調べするべきです。
人を見抜く力が必要
ところで、いい師匠とは、何をもっていいと判断されると思いますか。
いい師匠とは、学歴や臨床経験、海外経験などを含める研究者としてのキャリアはもちろん、それに相応しい人柄・品格の持ち主である、ということです。
いくら実力者であったとしても、人柄の良くない教授だとしたら、偏ります。
いくら人柄が良くても、実力がなく対外的にその分野の権威がない教授だとしたら、やはり偏ります。
そういうわけで、疑う余地なしに、研究者として、人としても、リスペクト出来る教授を探すことです。
とはいえ、自分の適性に合う教授探しには、それこそ、人を見抜く力が必要です。
あなたの目と耳と鼻と口と心で見て、聞いて、感じて、判断しなければならないのです。
その具体的な方法については、下記の記事でご紹介しますので、ご参考ください。
人を見抜く力とは、ある日突然に芽生えてくるものではないです。
すでに、そのような力がある方なら良いのですが、ない方なら、今からその訓練をしていくことです。
その力をつけたからと、ずっと持ち続けられるものではなく、それこそ、育てていかなければならないものです。
これからのリスクの多い時代は最も必要なことですので、肝に念じて実生活でその力を身につける訓練をしてみてください。
いい武器になります。