【お悩み相談#136】通信制大学院と通学制大学院どちらがおすすめ?【大学院受験】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

大学院受験を検討される方の中には、通学制の大学院よりも、在宅で、いつでも、オンラインで自己学習を進めることができる「通信制大学院」という選択肢も関心を持たれている方もいます。

そこで、通信制大学院と通学制大学院、どちらがおすすめなのかついて、お話ししたいと思います。

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質問内容

相談者
相談者

大学院受験を検討しています。仕事と子育てがあるため、通学制よりも通信制の大学院のほうが履修しやすいのではないかと思っているのですが、どちらがおすすめとかありますか?

だるまんの回答

通信系大学院でも遜色ないハイ教育

近年、社会人でキャリアアップのために大学院を検討している方、子育てや介護の傍らでその隙間時間を活かして学位取得を目指したいと思われいる方、住まい地域を超えて他都道府県の大学院で学びを希望される方等など、

何かしらの都合により、遠隔による履修希望をされる方が増えていますが、新型コロナ感染症の影響にりより、在宅学習に対する関心はより増したと感じています。

さて、今回のテーマでもある通信制大学院ですが、2022年時点では、全国で15カ所のみの設置状況となり、圧倒的に少ないのが現状ではあります。

しかしながら、

  • 従来の印刷教材等の郵送による授業や放送授業、面接授業
  • 電子メールを活用したレポート指導やグループ討議
  • メディア・スクーリング(テレビ会議システムを利用した双方向・リアルタイムで行う授業)の開催

等、教育方法について様々な工夫が行われています。

また、研究指導の方法については,

  • スクーリングを行う
  • 補助教員やティーチング・アシスタントを配置する

など、個々の学生の学習需要に対応したきめ細かな指導体制を整えており、学校によっては通学制よりも良い学習環境と言える大学院もあると思います。

取得する単位数や学位は、通学制大学院と通信制大学院、どちらも卒業要件は同じなので、どちらの大学院へ行こうとも、卒業時に得られるものに差はありません。

なので、通信制であったとしても、通学制に遜色ない教育を受けることができると言えます。

どちらを選ぶべきかの決め基準

今回のテーマである「どちらを選ぶべきか」ですが、結論から申しますと、

卒業後にブレーンが必要な方は通学制大学院、学位や資格のみが必要な方は通信制大学院

で決めると良いと思います。

通学制大学院のメリットというのは、やはり「対面」にあると思います。

対面により、大学院で過ごす在学期間中に、同じ専攻・分野の横のつながり、学生同士の先輩・後輩などの縦の繋がりが自然とできる環境にあり、卒業後もそのブレーンというのは続くものです。

通信制大学院でも、在校生同士のつながりをもてるシステムを整えている大学院もあるようですが、通学制のほうがその点、強いと思います。

学問の学位だけ必要なのであれば、通信制大学院でよいと思いますが、卒業後に教授から推薦を頂いて海外へ留学したい、大学アカデミアに就職したいと言う方はなおさら、通学制に進むべきです。

これらの進路でなかったとしても、大学院では普段なかなか出会えないような方々と知り合える貴重な期間でもありますので、ぜひ、そういうメリットもあることを知って頂いて、決めて頂ければと思います。

通学系大学院でもオンラインがある?!

そして、追加のお話ですが、

遠隔履修を希望されていて、通信制大学院を検討されているとしたら、通学制大学院もぜひ検討して頂ければと思います。

というのも、昨今の通学制大学院では、社会人学生の受け入れのために遠隔学習システムの導入や夜間講義の開講の促進が進んでいるからです。

通信制大学院とは異なり、すべてオンラインでというわけにはいきませんが、それでも個々の状況をふまえた指導時間の調整などの便宜を図ってくれるケースも多いです。

具体的には、「昼夜開講制度」が導入されている大学院では、平日夜間・土曜開講を実施しています。

国公立大学院でも積極的な導入を行われており、

国公立大学院なら私大のオンライン大学院よりも、学費が安い場合もあるので、オンラインに近い形での履修が可能な大学院を幅広く探してみることをおすすめします。

まとめ

以上、「通信制大学院と通学制大学院、どちらがおすすめなのかついて」でした。

昨今、遠隔履修や平日夜間履修等により、社会人の大学院進学を支援している大学院はかなり増えています。

通学制には通学制の、通信制には通信制の良さがありますが、大学院毎に教育システムはかなり異なりますので、先入観にとらわれず、調べてみてください。

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