こんにちは、だるまんです。
「えっ、不合格?…どうしよう…」
合格確実と思っていた定員割れの大学院受験で、予想外の展開に、今後のことについて考えられる選択肢について、お話しします。
質問内容

大学院受験で不合格でした。定員割れしていたし、教授の印象も悪くなかったので、受かるだろうと確信していましたが、予想外な結果に驚いています。不合格になったことで人生設計がくるってしまい、路頭に迷っています。大学院不合格の場合に考えられる次の進路はどのようなものですか?
だるまんの回答
次の選択肢 5点

大学院不合格であった場合に考えられる次の進路5点についてご紹介します。
1.年内の再受験をする
大学院によっては、1次日程のみならず、2次、3次と複数日程で入試を行っています。
1次日程で不合格だった場合、諦めずに、2次、3次と受験することは可能なので、受けてみるという選択肢は大いにありだと思います。
再受験で合格できるかどうか不安な要素はあるかと思いますが、そのまま再受験するよりも、まずは敗因を分析したうえで、教授に再度、事前相談を受けることをおすすめします。
詳しくはこちらの記事にまとめています⇓
2.志望先大学院の研究生になる
大学院には、正規学生以外の入学生として、「研究生」があります。
教授から許可があれば、翌4月からの1年間、研究室にて研究生として、ゼミに参加したり、研究に取り組んだり、学校によっては定められた学科内であれば、講義履修も可としていることもあるようです。
この研究生になり、1年間大学院へ通うことで、自らの研究を行い、ゼミに参加しながら、ゼミ室の雰囲気も知ることができ、大学院という所、大学院生の生活を垣間見ることができます。
また、研究生からの受験は、合格できる確率が確実に高くなりますので、関心のある方は、志望先教授に相談をしてみることから始めてみては如何でしょうか。
3.フルタイム受験生で1年浪人する
大学院受験浪人で第一志望校を再受験するという選択もあります。
実際に、旧帝大志望の受験生で1年浪人をして再受験、第一志望校へ合格している方々は一定数いるので、決して珍しいことではないことではないです。
共通して、気にされることは、
- 空白の一年が受験に不利なのではないか
- 履歴書に、空白の一年をどう書くのか
ですが、
①については、このようなケースはよくある話なので、大学院受験の場合全く問題なし、です。
②については、履歴書にわざわざ「浪人」と記載する必要はなく、もし、空白の年数について尋ねられた際に率直に話す方が多いです。第一志望に受かるための選択なので、まったく恥ることではないと言えます。
4.就職する
一旦、就職をして社会経験のキャリアをより積んでみることです。
フルタイム受験生で浪人することも可能ですが、履歴書上に空白の歳月があるのは差し支えると思われる方の場合、一旦就職をするのも選択肢で、再受験を意識して、社会人での仮面浪人をすることもできます。
5.短期海外留学をする
大学院進学には、英語ができることは非常に強みです。
英語が出来れば、英語で論文を書く、海外の学会で発表する、海外の研究室へ留学する、海外の関連施設へ視察に行ける、海外からの来客に対応できる等など、英語ができるだけで一気に活動の幅が広がります。
特に日本人は、基本的に英会話を苦手とする学生が多いので、外国人に躊躇わずに話せるという壁を越えてくる、という意味で、短期間の海外留学で英会話力を高めてくるのもおすすめです。
フィリピンやマルタ等では、短期間で英会話力を伸ばしたり、TOEFL等の外部英語スコアを伸ばす集中講座の留学コースが盛んなので、費用をあまりかけずに短期で実力を伸ばしたい方に向いていると思います。
まとめ
以上、「大学院が不合格だった場合に考えられる選択肢」でした。
合格確実だと思っていた大学院受験で不合格となり、その場で足踏みをしているように感じられるかもしれませんが、その道ではなかったとしても、開かれる道はありますので、あらゆる角度から模索してみることです。
色々天秤されてみたところで、大学院進学を強く希望されるのであれば、やはり、志望先研究室の教授に相談をして、強い思いを伝えてみることが最も強力だと思います。
その思いが教授に伝われば、志望先教授としてだけでなく、アカデミックの先輩として、助言をして頂けることも多いです。
自分一人で答えが出ない時は、信頼できる大人の知恵に肖るのも賢い選択ではないか、そう思います。