【お悩み相談#32】大学院入試って、どこの大学院も実施日は同じ?【看護系大学院受験の仕組み】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

国立大学を受験するなら、どの大学でも共通して大学共通第1次学力試験(旧:センター試験)の受験が必要になりますが、大学院受験ではどうなるのでしょうか?

仕組みがいまいちわかりづらい、大学院入試の仕組みについて、お話しします。

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質問内容

相談者
相談者

大学院受験って、大学受験と同じくセンター試験のような共通試験があるのでしょうか?大学院受験の仕組みがよくわかりません。

だるまんの回答

全大学院ごとの試験実施

大学院受験では、大学受験とは仕組みが全く異なります。

まず、大学受験なら共通試験を受けることで併願校の受験も可能ですが、大学院受験には共通試験のような仕組みはない、です。

大学院受験では、国公私立大学院それぞれ学校ごとに入試を実施しています。

要は、東大は東大で、京大は京大で、東北大は東北大で…というように、学校ごとに一般試験を行っているということです。

なので、どの大学院でも、受験生は、下記のような受験プロセスをふみます。

志望校から募集要項を取寄せる

出願書類を作成し、期日までに提出する

試験を受ける

合否結果をもらう

このプロセスはどの大学院でも同じプロセスになるので、志望校ごとに出願日程を調べ、それぞれの出願手続きをふみ、試験を受ける必要があります。

そのため、出願提出に必要な書類作成も志望校分の作成が必要となるので、複数校受験される方は、準備時間を逆算して取り組む必要があると言えます。

国公私立問わず併願が可能

ここで、大学院ごとに入試が行われていると知ると、多くの方が気にされるのが、併願です。

大学受験とは異なり、大学院ごとに入試を行うので、

入試日程が被らなければ、国公私立問わず、何校でも併願をすることが可能

です。

例えば、東大と千葉大と筑波大学を受けるということも、物理的には可能となります。

ただし、一般的に、大学院受験で試験を受けるのは、本命のみ、本命と滑り止め1校、または第3志望校までの3校のどちらかであることが多いです。

なぜなら、

大学院受験とは、たくさん受ける必要がない

からです。

というのも、大学院受験とは、筆記試験の点数のみで合否が決まる大学受験とは異なり、

受験者の全体数が圧倒的に少ないということと、臨床経験や看護研究経験などのキャリア、事前相談での内容、研究への熱意や勉学への姿勢等、筆記試験点数以外の点が合否に加味されると考えられるからです。

そのため、ご自分に負担のない日程で受験が可能な第3志望校までで受験するというのがマックスだと言えます。

年間スケジュール

そして、国公私立の入試においての大きな違いと言えば、入試日程の回数です。

国立では年に1回、公立は年に2回、私立は年に3回の試験が行われている傾向が高いです。

大学院受験は、出願前に必ず志望先の教員との「事前相談」を経ることを必須としているので、自らスケジューリングをして取り組んでいく必要があります。

事前相談についてはこちらにまとめています↓

まとめ

以上、「大学院入試って、どこの大学院も実施日は同じ?」でした。

大学院受験は、志望校ごとに揃える書類も試験科目も入試日程も異なるので、自ら段取りをしていく必要性があります。

その為、着々と準備を進めて、慌てず余裕をもって受験に取り組むことができるように、情報収集は早めにしておくことをおすすめします。

当サイトでも受験情報を発信していますので、お役に立てていただけると嬉しいです。

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