【看護大学院受験】看護師から転職できるレシピエント移植コーディネーターとは何?【臓器移植 看護師 転職】

だるまんの勝ち組コーチング

こんにちは、だるまんです。

あまり知られていない、看護師が転職できるお仕事に「レシピエント移殖コーディネーター」があります。

そこで、今日はレシピエント移殖コーディネーターの仕事の魅力、資格取得について解説をします。

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レシピエント移植コーディネーターとは?

レシピエント移殖コーディネーターとは、移殖コーディネーターの資格のひとつです。

移植を行っている医療機関に属し、医療福祉関係者と連携したチーム医療の実践を通じて、臓器移植の全プロセスが円滑に実施されるようにコーディネートする専門職です。

臓器移植を希望するレシピエントやその家族へ医療知識に基づく情報提供や諸手続きの手配、意思決定への支援、移植待機期間から移植実施後までの精神的支援、自己管理指導などを行います。

知っトク情報

移殖コーディネーターの資格には、レシピエント移殖コーディネータードナー移殖コーディネーターの2種類の資格があります。レシピエント移殖コーディネーターは日本移植学会が主催する資格試験合格が必須で、ドナー移殖コーディネーターには資格試験がない資格となります。

ドナー移殖コーディネーターについてはこちらにまとめています↓

レシピエント移植コーディネーターになるには?

レシピエント移殖コーディネーターの資格は、日本移植学会を中心とする移植関連の学会・研究会で構成される認定合同委員会が2011年から制度を設け運営されており、資格試験も実施しています。

医師or看護師臨床経験5年以上

学会参加・講習会参加・実績などの必要要件を揃える

レシピエント移殖コーディネーター受験(6月:筆記+7月:面接)

合格後、資格授与

合格者は資格認定料10,000円が必要となります。

資格は5年毎に更新

レシピエント移殖コーディネーターは、資格授与から5年毎に資格更新が必要です。

資格更新は書類審査となり、下記の要件が審査対象となります。

  1. 初回説明から移植手術までの待機5例以上
  2. ②移植手術から退院まで5例以上
  3. ③退院後外来フォロー10例以上

また、資格更新には更新料10,000 円がかかります。

レシピエント移植コーディネーター資格試験の要件は?

資格試験を受験するためには、下記の必要要件があります。

  1. 日本の医師免許もしくは看護師免許を有し5年以上の臨床経験を経ていること
  2. 臓器移植に関連する学会ならびに研究会の会員として学術活動に参加していること
  3. 学術集会に3回以上参加していること,ただし日本移植学会学術集会に1回以上参加
  4. 日本看護協会または日本移植コーディネーター協議会の主催する研修を受講(計3日間)
  5. 合同委員会が認定する別に定めるセミナー,講習会などを1回以上受講していること
  6. 移殖コーディネーターの実績があること(規則を参照)

要件を見てみると、学術会への積極的な参加や活動が求められています。

また、レシピエント移殖コーディネーターに関する養成校卒業の要件は特に含まれていないので、臨床5年以上の経験と講習会参加のみで資格取得が可能となります。

ここで、ご紹介したいのが、「レシピエント移殖コーディネーター」養成課程を持つ大学院です。

レシピエント移植コーディネーターを目指せる大学院は?

現在のところ、レシピエント移殖コーディネーター養成課程を持つ大学院は藤田医科大学大学院のみで、全国で唯一の大学院課程となります。

藤田医科大学大学院保健学研究科臓器移植コーディネート分野

教育課程修士課程
学位修士(看護学)
履修期間2年間
卒業時に取得できるもの修士学

レシピエント移殖コーディネーター資格受験要件には、大学院卒業が含まれていないですが、だからこそ、今から修士学位を取得しておくことは、今後、幅広い活躍をしていくうえでも必ず役に立つと思います。

問合せ先

レシピエント移殖コーディネーター資格は、一般社団法人日本移植学会事務局が取りまとめていますので、問い合わせをされる場合は、下記へお問い合わせをしてみてください。

問合せ先

一般社団法人日本移植学会事務局
レシピエント移植コーディネーター認定合同委員会
〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13ユニゾ小石川アーバンビル4F
TEL:03-5981-6011FAX:03-5981-6012
e-mail: ishoku@asas-mail.jp

まとめ

以上、レシピエント移殖コーディネーターについてでした。

移殖はチーム医療です。レシピエント、その家族、医療チームとの連携等、幅広く視野を届けながら専門的に活動することができる、使命感持って働けるお仕事のひとつであると思います。

資格受験の要件が多いので時間はかかりますが、ご関心のある方はぜひ挑戦をしてみては如何でしょうか。

参考

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