こんにちは、だるまんです。
大学院受験には、中高大学受験とは異なる、とある、大事な、プロセスがあります。
“事前相談”というものです。
どの大学院の募集要項にも必ずと言っていいほど、「事前相談」という言葉が書かれていることを見かけます。
そもそも論、事前相談って何でしょうか?
今回は、これから大学院受験に挑もうとしている皆さまに、まずは、事前面接のイロハについてお話ししたいと思います。
質問内容

大学院受験の募集要項を見てみたら、「指導教員と事前相談を行ってください。」と書いてありました。事前相談って何ですか?
だるまんの回答
事前相談なくして大学院受験無し
といっても過言ではないほど、「事前相談」とは、受験生が必ず通る砦の一つです。
事前相談の定義を簡略にお話しすると、
受験前に、志望校の指導教員に、進学後に取り組む研究テーマや修業方法、卒業後の進路などについて相談をすること
です。
「相談」という言葉のニュアンスからして気軽な相談のように感じがちですが、そう易しい事柄ではなく、
事前相談とは、相談以上面接以下の場
という感じです。
多くの大学院受験生がこの工程を経てきたはずなのですが…
事前相談を重要と捉えていない方も多いので、なかなかその経験談はシェアされていない、シェアされたとしても薄っぺらい情報のみで、その重要性も対策も知らずに「事前相談」に臨んでいる受験生は未だに、実に多いものです。
ですが、
大学院合格の秘訣とは、この「事前相談」にあると確信しており、惜しみなく、事前相談のすべてを記事にして発信しています。
細かい事前相談の取り組み方や注意点などはこちらの記事に総力を挙げてまとめましたので、必要な方はご参考ください。
※事前面接についての記事は「事前相談フォルダ」にまとめています。
では、事前面接のイロハ、事前面接の暗黙のルールについてお話しします。
事前面接の掟
「事前面接」というのは、教授と受験生が、初めて対面をする場です。
建前上の目的は進学内容の相談なのですが、もうひとつの目的は、人柄や相性を確認することにあると思います。
なぜなら、大学院というのは、中高大学生時代とは異なり、教授とマンツーマン指導を受ける機会が多く、そもそも論、相性が合わないとなると……
なので、そのフィルタリングの時間とも言えるのではないでしょうか。
ということは、相談内容並みに、
社会人としてのマナーはもちろんのこと、研究をするという姿勢などが見られている
ということを忘れてはならないことがわかります。
このように言ってしまうとまるで面接なのですが、これは教授にとっても同じであると言えることが、この事前面接の特徴です。
受験生からすれば、
指導教授に指導してもらいたいかどうかを決める決定権は受験生にあり
です。
志望校の指導教員と事前面接の時間に話した内容やその間の対応、態度、雰囲気等から十分その手ごたえや検討しなおした方がいいかも…という答えは少なからずわかるはずです。
絶対とは言い切れませんが、その面接での印象は、大学院試の結果に意外と反映されるものだと自信もって言えます。
そのため、
大学院受験前の事前相談は、筆記試験以上に事前準備が必要な事柄であり、気を抜いてはいけない、合格への大事な通過点
です。
多くの受験生が筆記試験の勉強方法に焦点が行きがちですが、この大事な要素があることに気づいたみなさんは、既に勝ち組だと筆者は確信しています。
ぜひ、事前面接を制して、確実な合格をゲットしてきてください。