本記事では愛媛県立医療技術大学大学院保健医療学研究科看護学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報

専攻名 | 【公立】愛媛県立医療技術大学大学院保健医療学研究科看護学専攻 |
所在地 | 〒791-2101 愛媛県伊予郡砥部町高尾田543番地 |
アクセス | 「JR松山駅前バス停留所」から「久万高原町(落出)」行きのJR四国バス 「高尾田(たこうだ)バス停」で下車徒歩約10分 |
問い合わせ先 | 保健医療学研究科 電話番号:089-958-2111 ファックス番号:089-958-2177 メールでのお問い合わせはこちら 大学公式サイト |
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)があります。
取得できる資格は?
現時点で取得できる専門資格のコースはない状況です。
専攻領域とは?
領域は、下記のとおりに別れています。
研究室および教員紹介はこちらに掲載されています。
試験概要

まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 博士前期課程 |
授与学位 | 修士(看護学) |
定員 | 5名 |
入学月 | 4月 |
履修期間 | 2年 |
選抜方式 | 一般入試 社会人特別選抜 |
出願資格審査 | 第1次募集:令和3年8月10日(火曜日)~8月13日(金曜日) 第2次募集:未公開※12月予定 |
出願期間 | 令和3年8月24日(火曜日)~8月27日(金曜日) 第2次募集:未公開※12月予定 |
試験日 | 令和3年9月11日(土曜日) 第2次募集:未公開※12月予定 |
合格発表 | 令和3年9月17日(金曜日) 第2次募集:未公開※12月予定 |
初年度納入金 | 81万7800円 (入学金28万2000円、授業料53万5800円) ※県外居住者の入学金:423,000円 |
昼夜開講制度 | あり |
長期履修学生制度 | あり |
教育訓練給付金 | あり |
募集要項 | 令和3年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
残念ながら、入試データが公表されていないので算出することが出来ませんでした。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
| 英語 | 専門 | 小論 | 面接 |
修士課程(一般入試) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
修士課程(社会人特別選抜) | 〇 | – | 〇 | 〇 |
試験時間 | 60分 | 60分 | 60分 | – |
英語の試験では、英和辞典1冊の持込が可能です。(電子辞書は不可)
受験にお役立ち情報

教育訓練給付金で10万円がもらえる?!
厚労省がキャリアアップ支援で行っている「教育訓練給付金制度」という制度を岩手大学大学院では導入しており、看護学専攻(修士課程)進学者は、進学後にこの制度を利用して10万円の給付金をもらえることが可能です。
申請には、学校窓口にて必要書類を入手後、お住いの管轄のハローワーク窓口にて申請手続きをする必要があります。
給付要件は下記に掲載しています。制度の詳細は募集要項をご覧ください。
また受給希望の方は、学務課へ問い合わせをすると詳しく教えてもらえると思います。


大学院説明会はいつ?
大学院説明会は、開催していないので、進学に関して不明な点は学務課や志望先の教授へ躊躇なくご相談をされてみることです。
保健医療学研究科
電話番号:089-958-2111 ファックス番号:089-958-2177
メールでのお問い合わせはこちら
事前面接は必須?
公式サイトにある通り、事前面接は必須です。
出願を希望する者は、出願前(出願資格審査申請する者は申請前)に、入学後の研究等について、希望する教員に連絡のうえ、事前相談を行ってください。事前相談をせずに出願することはできません。
公式サイト
面談日には指定の「事前相談票」を作成し、持参が必要で、用紙は公式サイトからダウンロード可能です。
また、相談期日が決められているので、事前相談を検討される方は募集要項に掲載されている期日をご確認ください。
事前相談期日 | 令和3年8月25日(水)まで |
教員の連絡先は、募集要項もしくは担当教員紹介ページの各プロフィールに連絡先が掲載されています。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は窓口請求もしくは郵送請求が可能で、過去3年分を頂くことができます。
郵送請求される場合は、封書を請求先へ郵送する必要があります、詳しくはこちらのページに記載されています。
〒791-2101
愛媛県伊予郡砥部町高尾田(いよぐんとべちょうたこうだ)543番地
愛媛県立医療技術大学事務局教務学生グループ御中
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は、冊子配布を行っておらず、公式サイトでの閲覧、願書書類は公式サイトからダウンロードすることが推奨されています。
よくある疑問

働きながら通える?
愛媛県立技術大学大学院で、働きながら進学するには下記の制度を利用する方法があります。
- 昼夜開講制度を利用する
- 長期履修制度を利用する
愛媛県立技術大学大学院では上記の制度を導入しており、働きながら進学することができるシステムが整っています。
これらの制度を利用するには、事前に志望先の教授との相談のうえでのこととなりますので、事前面接の際には必ず相談をされることです。
昼夜開講制度とは?
土日や平日夜間に授業や指導を行う制度のことを、昼夜開講制といいます。
愛媛県立医療技術大学ではこの昼夜開講制度を導入しており、教授との相談のもと、履修や指導時間を調整しながら学業を進めることが可能となります。
この制度を利用するには、事前に志望先の教授への相談が必要となりますので、事前面接の際には必ず相談をされてみることです。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年または4年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、入学手続き時に希望者は手続きすることとなり、1年次の2月にも申請をすることが可能となっていますが、その場合は翌年が適応されます。
希望される方は早めに教授にご相談をすることですので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程(2年) | 博士課程(3年) | |
入学金 | 282,000円 | 282,000円 |
学費/年 | 535,800円 | 535,800円 |
合計 | 1,353,600円 | 1,889,400円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
奨学金制度はある?
下記の奨学金が紹介されています。
- 日本学生支援機構奨学金
- 自治体や公的団体などの奨学金制度
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
他にも経済支援に対する減免制度などもありますので、必要な場合下記へご相談をされてみるとよいと思います。
教務学生グループ
電話番号:089-958-2111 ファックス番号:089-958-2177
メールでのお問い合わせはこちら
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
保健医療学研究科
791-2101 愛媛県伊予郡砥部町高尾田543番地
電話番号:089-958-2111 ファックス番号:089-958-2177
メールでのお問い合わせはこちら
大学公式サイト
まとめ
以上、愛媛県立医療技術大学大学院保健医療学研究科看護学専攻の受験全般の解説でした。
修士課程までとなりますが、働きながらの進学が可能な大学院なので、職場を辞めることなく、仕事と学業を両立してみて、それから博士課程の進学を検討するのもよしだと思います。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。