こんにちは、だるまんです。
看護系大学院進学には誰もが通過しなければならない関門、「院試」があります。
何気なく、非常に狭き門、難関なのではないかと聞かれることが多いですが、実際のところ、どうなのでしょうか?
今回は、「看護系大学院試験はめちゃくちゃ難しいってホント?」説を説いてみたいと思います。
質問内容

看護系大学院の院試はめちゃくちゃ難しいと聞きましたが、ホントですか?だとしたら大学院進学は断念せざる得ないかな…と思っています。
だるまんの回答
めちゃくちゃ難しいかを図る尺度
があります。
看護系大学院院試の筆記試験には、
- 英語
- 専門科目
- 小論文
の3科目が基本です。
この3教科の試験対策を検討する際に多くの受験生は、
「専門科目は臨床経験の知識でどうにかカバーはできそうで…
小論文は文章を書くのが苦手だからちょっと添削サービスとかで何とかなるとして…
英語は……どうしたらいいの?」
と思うと聞きます。
誰もが、試験対策をどうしたらいいのか疑問に思う、この「英語」。
これこそが院試の要、合格のキーでもあり、大学院の難易度を図る尺度そのものなのです。
英語以外はどうにかなる
では、英語以外の教科は?というと、
筆者の経験上では、難関校であっても、めちゃくちゃ難しいものではないと言えます。
そう言える理由をいくつか挙げてみます。
- 専門試験の範囲は臨床経験でカバーできる基本的なことしか問われない
- 専門試験はどこから出るかわからず、勉強するにしても範囲がエンドレス過ぎる
- 小論文は経験談や意見を書く試験なので、減点されることはない
という理由から、試験対策に力を入れる割合は、英語:小論・専門試験=9:1くらいでよい、という私見です。
語弊を恐れずですが、英語様のためなら、他の教科は後回しにしてもいいくらいだと思います。
なぜなら、
専門試験や小論文は指導教員が採点していることが多い
つまり、
専門試験や小論文の採点の基準は、教授マター
であると感じているからです。(少数の大学院には、採点基準を公表している場合もあります。)
しかしながら、「英語」筆記試験とは、分野関係なく、全大学院生に共通した筆記試験にあたります。
〇か×、一つ間違えれば減点という恐ろしく立派な「解答」があるので、教授が採点しているわけではないこと、専門科目や小論文のように大目に見て…ということにはなれない、と思っています。
よって、大学院受験の勝因は「英語」にありだと筆者は感じており、
英語で合格ラインを越えなければ、小論と専門試験の点数が良かったとしても、大学院合格は難しい
という確信を持っています。
英語問題のレベルがその大学院レベル
肝心な英語筆記試験のレベルについてですが、
半数以上の大学院が英語筆記試験の過去問を公表していますので、ぜひ、志望校の過去問を取寄せもしくは窓口閲覧をして、比較をしてみてください。
過去問を見れば、その大学院のレベルがわかります。
ちなみに、私見ですが、筆者が把握しているレベルで言うならば、
- 東大・京大⇒超難関:医療英語論文が読めるレベル
- 東大・京大以外の国立⇒難関:難関大学看護学部英語試験レベル
- 公立大・一流私立大⇒大学受験英語試験レベル
- 私立大⇒高校英語レベル
です。
なので、
本日のご質問「大学院試ってめちゃくちゃ難しいの?」に対して、相談者さんの英語レベルによって、めちゃくちゃ難しいとも言え、その真逆とも言える、これが回答になります。
英語で人生が変われる
英語試験が難しいか難しくないかの尺度は個々に異なることですが、
大学院受験の筆記試験は多くてもたかが3教科。
先ほどお話しした通り、小論文と専門試験を後回しにすれば、
力を入れるべき教科は、たった、英語のみ、1教科です。
それなら、腰を据えて、ド根性で、頑張れると思いませんか?
1年くらい英語漬けで英語と仲良しになれば、その先には国立大学大学院進学が待っています。
それでも、どうしても英語が得意ではない、気が進まないなら、それなりの方法があります。
英語試験を課さない大学院を志望校にすればいいのです。
物事には必ず解決策があります。
受験は情報戦です、確かな情報をたくさん収集して大学院進学をしましょう!