【お悩み相談#15】大学院受験日まであと3か月!これから受験するのってありえる?【大学院受験 短期受験合格】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

中学校受験、高校受験、大学受験のように受験を意識する節目が同じとは限らない「大学院受験」。

数年前から大学院受験に関心を持ち始めて少しずつ情報を集めて準備してきた方もいれば、1年設定をして準備をしている方、受験日程3か月前に思い立って試験準備を始める方もいます。

このように、受験スタートの時期がバラバラである大学院受験ではありますが、果たして、3か月で大学院受験はありえるのでしょうか。

今回は、受験に関心を持ち始めた、とある相談者さんからのご質問をシェアしたいと思います。

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質問内容

相談者
相談者

大学院受験をしたいと思っています。受験日を調べたら、あと残り3か月です。必死に勉強すれば3か月で合格できますか?

だるまんの回答

ありえない

わけではない、という私見です。

もちろん、短期間で合格できるほど、大学院受験が容易いものであるという意味ではないです。

これから列挙する、いくつかの条件をクリアできるかどうかによって、超最短受験は可能である、という話です。

ぜひ、天秤してみて頂きたいと思います。

短期受験での合格条件その1

短期受験での合格条件その1は、「研究論文コース」志望であること、です。

大学院には、大きく分けて、論文を書くことだけに専念する「研究論文コース」と専門資格を取得する「資格養成課程コース」があります。

この、「資格養成課程コース」は基本的に人気があるわりに、定員数が非常に少ないので、必然的に試験倍率があがる大学院が多いです。

一方の「研究論文コース」では、どの大学院でも領域の数が多いので、受験者数が多かったとしてもその分、領域にバランスよく生徒が分散するために第3志望まで提出する大学院もあるほど、生徒を迎合しています。

そのため、

「研究論文コース」志望であれば、資格養成課程ほど倍率は高くないという理由から、短期受験合格はありえ

と言えます。

短期受験での合格条件その2

短期受験での合格条件その2は、「志望校が国立ではない」こと、です。

看護系大学院で人気のある大学院と言えば、ダントツに国立の大学院です。

それは、学費が私立の2分の一、著名な教授が在籍している、知名度の高さ、教育プログラムの充実性等などの魅力があるからですが、それだけに、受験生も集まってきます。

よって、試験の倍率は高く、せめて記念受験までもとなる方も多くいると聞いています。

それよりは、

公立の大学院や一流私立の大学院では、国立よりも試験倍率は確実に下がりますので、進学先が公立・私立であれば、必然的に合格できる可能性は高くなる

と言えます。

短期受験での合格条件その3

短期受験での合格その3は、「試験科目に英語筆記試験がない」ことです。

大学院試の筆記試験では、「英語」、「小論文」、「専門」の3教科が主体となっているのですが、この3教科の中で、もっとも対策に時間がかかる教科と言えば、「英語」です。

「小論文」と「専門試験」は基本的に落とすための試験ではないので、ご自分の臨床経験と積み重ねた専門知識があれば、ある程度、勉強しなくてもカバーできるものです。

残りの「英語」ですが…

英語の筆記試験は、長文読解なので、英語に自信がある方であれば、気にせず挑戦して頂けると思いますが、そうではないとしたら…

英語の実力を伸ばすのにある程度の時間の投資は避けられず、短期受験合格は難しい

と思います。

だとしたら、

大学院によっては、「英語」試験を設けていない大学院もありますので、そういった大学院を志望校にする

というのもひとつの方法です。

ちなみにですが、筆者の感覚では、「〇〇看護大学大学院」という名称の公立大学院は、比較的英語試験を行わない傾向が高いです。

もしくは助産師養成課程や保健師養成課程、診療看護師など専門の資格取得課程では、英語筆記試験を求めない大学院もいくつかあります。

背伸びをするよりは、自分の現時点での背丈に合った大学院を志望校にするのが、合格への近道でもありながら、無理のない学校生活が送れると思います。

短期受験での合格条件その4

短期受験での合格条件その4は、「英語の実力がある」場合です。

大学院のうち、国公立大学院と私立一流大学院では、英語論文を読む機会が多いので、英語の実力がある方は非常に有利です。

それは、大学院試の英語筆記試験にも直結する話にもなるので、

これから英語を改めて勉強せずとも、英語論文は臆することないという方は、国立大学院への短期受験合格は、大いにあり

です。

また、

大学受験レベルの英語で長文読解には多少慣れている方であれば、公立私立大学院への短期受験合格は、もちろんあり

だと言えます。

もしも、英語の実力に自信がない方なら、「条件その2」でお話ししたように志望校を英語試験のない大学院や私立等に方向を変えてみるのもアリだと思います。

短期受験を決めるポイントからわかること

以上、短期受験合格ができる4つの条件をまとめます。

  1. 研究論文コースであれば、短期受験合格の確率は高まる
  2. 国立より、公立・私立は試験倍率が下がるので短期受験合格率は高まる
  3. 試験科目に英語がない大学院の場合、小論と専門は日頃の実力でカバーできるので短期合格率は高まる
  4. 英語の実力がある場合は、躊躇なく国立の大学院でも短期合格は可能

私見では、大学院受験に必要な期間として1年を見込んでほしいと思います。

それは、大学院受験では筆記試験以外に大事な準備事項、例えば「事前面接」、「研究テーマ」等があるので、その準備期間をしっかり備えていただきたいからです。

しかし、状況によっては短期受験での合格を検討される方もいると思います。

最短ならせめて3か月だと思います。

最短受験の決め手として、上記の4つの条件を踏まえて、志望校の求めている試験の難易度と自分の学習レベルにどれくらいの差があるのかを逆算して、合格できる範囲内だと思えるのであれば、躊躇なく、短期間集中型でスタートダッシュをきることです。

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