【お悩み相談#113】大学院入学試験で定員割れ、全員受かりますか?【大学院受験】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

大学院受験日当日、会場に集まった受験生の数を見れば、明らかに定員割れだと気づくことがあります。

それなら、全員確実合格なのだろうか…と密かに期待することもありますが、実際、どうなのでしょうか?

今回は、大学院入学試験で定員割れしていたら全員受かるかどうかについて、お話しします。

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質問内容

相談者
相談者

先日、大学院入学試験を受けました。当日、会場に集まった受験生の数からして明らかに定員割れしており、これなら確実に全員合格なのではないかと思ったのですが、どうですか?定員割れ=全員合格でしょうか?

だるまんの回答

定員割れは普通

そもそもの話ですが、定員割れと聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか?

よほど人気のない三流大学やFランクの大学院ではないか…

大学受験をイメージすれば、そのような答えになりそうですが、大学院受験においては、大半の大学院が定員割れであるといっても過言ではないと言えます。

大学院は少人数制の手厚い指導を行う大学院が多いので、1学年多くて15名程度、少なくて3名程度と開きがありますが、基本的な定員数とはどの大学院でも決して多い人数とはいえないものです。

ところが、この少ない人数であるにも関わらず、定員割れは、かなりの確率で発生しています。

もう少し具体的に言うならば、

超難関国立や人気私立の大学院の受験者数は定員数の2~2.5倍程度はあるものですが、公立で1~1.5倍あるところもあれば、人気公立大学であったとしても定員割れであることは珍しくないものです。

なぜ、こんなに定員割れするのでしょうか?

定員割れなのはなぜ?

定員割れの原因は憶測になりますが、やはり、受験者の全体数が圧倒的に少ないことに要因があると思います。

なぜ少ないのかについては、大学同様に少子化の影響もあると思いますが、大学院卒であっても会社であまり評価されなかったり、社会人の大学院進学への支援がないなど、大学院の箔に対する関心が低い日本社会に原因があるという私見です。

よって、大学院の受験者は基本的に少ない、というのがスタンダードになっていますので、驚く事でも、疑問に思うことでもない、ということです。

定員割れ=全員合格?

さて、このスタンダードな環境の元、相談者さんが疑問に思われたように、定員割れの試験なら確実合格ではないか、と思う受験生は多くいると思いますが、この答えは、「いいえ」です。

もちろん、全員合格をさせる大学院も中にはあるかもしれませんが、これまで見てきた中では、定員5名の院試で、受験生4名であったとしても、最終合格者数は2名、時には合格者0名という結果を度々見かけてきました。

学生側からすれば、学生は1人でも多いに越したことはないのではないか、と思いがちですが、そうではないことがわかります。

なので、相談者さんがもしかして合格なのではないか?というエビデンスが、定員割れなのだとしたら、それは合格への裏づけ情報としては弱い、と思います。

自分でわかる合格のサイン

では、定員割れが理由ではなくて、確実に合格したと言う手ごたえを感じられる裏付けについてここで補足しておきます。

具体的には、試験日当日ではなくて、出願前に行った事前相談日を思い出してみてください。

その際に、

  • 教授が進学したら~という未来形の話をしていた
  • 教授と話が意気投合していい雰囲気だった
  • 教授から色々とポジティブな質問を受けた
  • 答えに困るような質問をされなかった

等、もし、ひとつでも該当するようであれば、合格線にいるのは確かだと言えます。

あとは、大学院試の核心である英語試験で良いスコアを獲得すること、これで合格は確実です。

詳しくはこちらの記事に掲載していますのでご参考ください⇓

まとめ

以上、「大学院入学試験で定員割れしていたら全員受かるかどうか」でした。

試験を終え、やっと受験から解放された気持ちの反面、合格発表日までソワソワする気持ちで、少しでも確実な合格であることを確認しておきたいものだと察します。

確かに、合格発表が出てみなければわからないことですが、気になる方は、今日お伝えした事前相談での合格サインがあったかどうかを確認してみることです。

縁があれば道は必ず開かれます。

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