【お悩み相談#16】もう看護師を辞めたい。大学院進学で看護経験を活かせる、看護師以外の転業とは?【大学院進学 看護師 転職】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

看護師の仕事に憧れて看護師の仕事に就いたものの…

辞めたいけど、来た道が長いから、悔しくてやめられず…

周囲では、国家資格があってうらやましがられるけど、自分自身は常に葛藤の中にいて…

そのおひとりである、とある方から、大学院進学をきっかけに、看護師の資格を活かしつつ、でも看護師ではない職業に転業できるか、というご質問を頂いたことがあります。

このお話は、進路選択の幅を広げる貴重な情報ですので、ここでみなさまにもシェアしておきたいと思います。

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ご質問内容

相談者
相談者

看護師を辞めたいです。辞めたいけど、辞めて次に働ける職業の宛もなく、致し方なく看護師を続けています。大学院進学で看護研究者や看護の専門資格を取りたいとも思いません。でも、大学院進学が転業のきっかけになれるなら、進学をしたいと思っています。何か、いい方向性はありませんか?

だるまんの回答

看護師を辞めたい

という方は意外と多く、病院勤務の看護師から他の職業へ転業した方を見かけてきました。

看護師の資格をいかすなら、

治験コーディネーターやクリニック外来、保育園の看護師、学校保健室の看護師

全くの他業種なら、

ダンサーやカメラマン、デザイナー、建築家、芸人、パティシエ

など、実に幅広く進路方向を転換しているのを見聞きします。

もしくは、ご結婚をきっかけにして仕事を辞め、専業主婦になる、というケースも多いようです。

こういう選択肢は、探せばネットでもたくさん見かけますし、看護師であれば同業者間でよく知られた話だと思います。

そこで、まだ情報に新しい、「大学院進学により看護師資格を活かしつつ転業できる職業」がいくつかありますので、シェアしたいと思います。

転業案その1

転業案その1は、専門の資格が取れる道です。

いくつかあるので、順にご紹介をします。

助産師

一つ目は、助産師です。

小児医療や産婦人科系列での経験がある方はもちろんのこと、そうでなかったとしても、ここで助産の方に進路を変えることは十分可能です。

助産師養成課程は、専修学校、短期大学、大学単科、大学編入、大学院それぞれで行われており、大学院では修士号と、助産師国家資格、受胎調整実地指導員の資格を得ることが可能です。

保健師

二つ目は、保健師です。

保健師のケア対象は乳幼児から高齢者までと幅広いので、どの分野でのキャリアでも必ず経験を活かせることができる職業になります。

保健師養成課程は、短期大学、大学別科、大学編入、大学院で行われており、大学院では修士号と保健師受験資格を得ることができます。

保健師になると、資格を活かして、地方公務員として行政保健師、企業に勤める産業保健師、学校に勤める学校保健師になることが可能です。

認定遺伝カウンセラー

三つめは、認定遺伝カウンセラーです。

まだ耳新しい職種で、医療系の資格がなくても取得できる資格として、医学系もしくは看護系大学院に養成課程が設置されています。

主に医療機関の遺伝診療部に勤務するので、病棟看護師とは全く異なる働き方で専門性も高く、大変やりがいのある、将来性のあるお仕事だと思います。

移殖コーディネーター

四つ目は、移殖コーディネーターです。

こちらは、ドナーとレシピエントとその家族、医療機関と日本臓器移植ネットワークの中心で橋渡しとしての役割を行うお仕事です。

学歴関係なく進むことが出来る道ではありますが、現在、大学院修士課程が1カ所あり、専門性の高い職業であることから、修士号を取得しておくことは、同業者間でも有利になれると思います。

転業案その2

転業案その2は、医学系研究の研究者の道です。

看護師経験者の中には、医学系研究の道に関心を持ち、大学院進学をきっかけに研究者の道へ進むというケースもまれにあります。

医学系大学院は、医療系出身者であれば、学問の扉は開かれていますので、指導教員との話し合い次第でいつでも進学は可能です。

医学研究なので、看護のように、人との関わりではなく、常にマウス実験やバイオ関連の業務で、かえって人との関わり少ないという職種になります。

ただし、自分の適性があうかどうかを見極める必要はあると思います。

マウス実験系が向いていないのであれば、法医学や医療倫理学、統計学など、実験系ではない領域への進学もありです。

転業案その3

医療系の知識があるからこそ、医療通訳士・医療翻訳士という道があります。

通訳士や翻訳士は大勢いますが、意外と専門性はもっていない方が多いのが現状です。

看護医療の知識があれば、その知識と経験を活かせることができ、両手に花、鬼に金棒です。

医療英語通訳・翻訳の専攻を持つ大学院もあるので、進学の選択肢としてみるのもひとつだと思います。

転業その4

転業その4は、医療系MBAに進み、医療経営のコンサルタント業に就くのもありです。

クリニックや病院などには医療コンサルタントがついていることが多く、医療系コンサルタント会社には医療系出身者ではない人が携わっているようです。

医療界にいた経験とMBAの知識を掛け合わせて、経営のプロを目指すのもいいと思います。

思いついたが吉日

おおまかではありますが、筆者が知るところでの、大学院進学で看護師の資格を活かして転業できる職種のご紹介でした。

今は、人生100年時代ですので、何事も遅いということはない、です。

方向性が変わっても、培われたものに無駄はなく、新たな土地の潤わせる土壌となります。

大学院進学で学位取得、転業のきっかけをつくってみませんか。

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