こんにちは、だるまんです。
本記事では帝京大学大学院公衆衛生学研究科の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報
専攻名 | 【私立】帝京大学大学院公衆衛生学研究科 |
所在地 | 〒173-8605東京都板橋区加賀2-11-1 |
アクセス | JR 十条駅より徒歩 約10分 |
問い合わせ先 | 帝京大学板橋キャンパス 事務部教務課(大学院担当) Email: tsphgakui[at]teikyo-u.ac.jp TEL 03-3964-3294(直通) 【受付時間】平日 8:45~16:45、土曜日 8:45~12:00 帝京大学大学院公衆衛生研究科公式サイト |
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)の1年コースと2年コース、博士課程があります。
コースの違いは、履修したいスピードによって選択できるようです。
- 1年コース:定める保健医療関係の実務経験年数を有する者が対象
- 2年コース:通常の2年制
取得できる資格は?
公衆衛生大学院で取得できる専門資格はなく、学位授与のみになります。
取得学位:修士▶公衆衛生学修士(専門職) 博士▶博士(公衆衛生学)
専攻分野とは?
- 産業環境保健学
- 社会行動科学
- 疫学
- 保健政策・医療管理学
- 生物統計学
上記の5分野に分かれていますが、進学後に研究内容に沿って指導教員が決まります。指導教員の研究内容を参考にすることです。
教員の研究内容は募集要項に掲載されています。
試験概要
まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 専門職学位課程 | 博士後期課程 |
授与学位 | 公衆衛生学修士(専門職) | 公衆衛生学修士(博士) |
定員 | 1年コース:10名 2年コース:10名 | 6名 |
入学月 | 4月 | 4月 |
履修期間 | 1年コース/2年コース | 3年 |
出願資格 | 1年コース:保健医療関係の実務経験を有す る者(臨床研修も実務とみなす) | – |
選抜方式 | 一般選抜 | 一般選抜 |
出願資格審査 | 第1回 2021年7月26日(月)~7月31日(土) 第2回 2021年9月6日(月)~ 9月11日(土) 第3回 2021年11月8日(月)~11月13日(土) 第4回 2022年1月11日(火)~1月15日(土) | 第1回 2021年7月26日(月)~7月31日(土) 第2回 2021年9月6日(月)~ 9月11日(土) 第3回 2021年11月8日(月)~11月13日(土) 第4回 2022年1月11日(火)~1月15日(土) |
出願期間 | 随時~1月31日(月)まで | 随時~1月31日(月)まで |
試験日 | 随時~2022年2月17日(金) | 随時~2022年2月17日(金) |
合格発表 | 第1回 2021年9月10日(金) 第2回 2021年10月15日(金) 第3回 2022年1月14日(金) 第4回 2022年2月28日(月) | 第1回 2021年9月10日(金) 第2回 2021年10月15日(金) 第3回 2022年1月14日(金) 第4回 2022年2月28日(月) |
入学手続期間 | 第1回 2021年9月10日(金)~9月17日(金) 第2回 2021年10月15日(金)~10月22(木) 第3回 2022年1月14日(金)~1月21日(金) 第4回 2022年2月28日(月)~3月7日(月) | 第1回 2021年9月10日(金)~9月17日(金) 第2回 2021年10月15日(金)~10月22(木) 第3回 2022年1月14日(金)~1月21日(金) 第4回 2022年2月28日(月)~3月7日(月) |
初年度納入金 | 入学料255,000円(学内進学者204,000円) 授業料/年 571,200円 施設拡充費/年 214,200円 | 入学料255,000円(学内進学者204,000円) 授業料/年 571,200円 施設拡充費/年 214,200円 |
昼夜開講制度 | あり | あり |
長期履修学生制度 | あり | あり |
募集要項 | 令和4年募集要項 | 令和4年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
残念ながら入試データが公表されておらず、算出できませんでした。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
英語 | 面接 | |
修士課程 | スコア提出 | 〇 |
博士課程 | スコア提出 | 〇 |
試験時間 | – | – |
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているので参考ください。
受験にお役立ち情報
授業料の60%の教育訓練給付金がもらえる?!
厚労省がキャリアアップ支援で行っている「教育訓練給付金制度」という制度を帝京大学大学院では導入しており、専門職学位課程の1年コース・2年コース進学者は、進学後にこの制度を利用して学費の60%(教育訓練施設に支払った教育訓練経費の50%+卒業後に就業した場合に教育訓練経費の20%)の教育訓練給付金が支給されます。
申請には、学校窓口にて必要書類を入手後、お住いの管轄のハローワーク窓口にて申請手続きをする必要があります。
給付要件は下記に掲載しています。制度の詳細はこちらをご覧ください。
また受給希望の方は、学務課へ問い合わせをすると詳しく教えてもらえると思います。
大学院説明会はいつ?
大学院説明会は年に2回開催されています。
日程 | 第1回:2021年7月17日(土) 第2回:2021年12月4日(土) |
内容 | ・研究科の概要と特色 ・専門職学位課程の教育方針(MPH) ・博士後期課程の教育方針(DrPH) ・入学者選抜試験について(MPH / DrPH) ・在学生による学生生活の紹介 ・帝京SPH修了生(MPH、DrPH)からのメッセージ |
事前申込 | 要 |
詳しくはこちらに掲載されています。
事前面接は必須?
事前面接は、必須です。
事前に本学教員との個別面談を受けてください。メール(教務課宛 tsphgakui[at]teikyo-u.ac.jp )にてお申込み
募集要項
教務課へ連絡をする際には、5領域から希望する領域もしくは希望する教員を伝えることで、該当する教員との個別相談を調整してもらえるようです。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は、ないです。
選考は、英語スコア提出と面接試験のみなので、筆記試験がないので、面接試験の対策に力を入れることです。
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は、大学院担当窓口で窓口受け取りもしくは郵送請求が可能です。
郵送請求の場合は、資料請求フォームからの請求が可能ですが、配布期間外は請求ができない状況となっています。
よくある疑問
働きながら通える?
帝京大学大学院公衆衛生研究科では、平日日中の授業を主としていますが、働きながらの進学も可能です。
その場合は、受験前の事前面接にて、教員へ相談することで進学後は個々に履修時間の調整をはからってもらうことが可能です。
また、長期履修制度を利用することも可能です。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年または4年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、入学志願票の所定欄に希望を記載し、合格者には申請手続方法について通知されます。
そのため、長期履修制度は入学後、希望して叶うことではないので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程 1年コース | 修士課程 2年コース | 博士課程 | |
入学金 | 255,000円 (学内進学者204,000円) | 255,000円 (学内進学者204,000円) | 255,000円 (学内進学者204,000円) |
学費/年 | 571,200円 | 571,200円 | 571,200円 |
施設拡充費/年 | 214,200円 | 214,200円 | 214,200円 |
合計 | 4,400,000円 | 3,400,000円 | 4,900,000円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
学費は募集要項に掲載されています。
奨学金制度はある?
募集要項には、下記の奨学金が紹介されています。
- 帝京大学大学院入学金減免制度
- 教職大学院教員採用試験合格者学費免除制度
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
他にも経済支援に対する授業料免除や分割支払い制度などもありますので、必要な場合下記へご相談をされてみるとよいと思います。
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
まとめ
以上、帝京大学大学院公衆衛生学研究科の受験全般の解説でした。
履修期間を選択できるコースがあり、教育訓練給付金制度も適応している点が魅力的です。
博士課程進学へストレート進学の道もあるので、選択肢が広がると思います。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。