こんにちは、だるまんです。
ただでさえ大学院受験に関する情報が多くない中、大学院説明会とは、たくさんの受験情報を得られる貴重な機会です。
ですが、何を聞いてきたらいいのか、何に注視してきたらいいのか把握していないまま、なんとなく参加していては、無意味に終わってしまい、単に全体的によかった、では、甘いです。
これからお話しする観点をよく頭に入れて、自分に合う学び舎であるのかどうかを見極める時間にしてきて頂きたいと思います。
今回は、大学院説明会にて聞いておきたい質問事項について、お話しします。
質問内容
大学院説明会に参加する予定です。当日、これだけは聞いておくべきコトってありますか?
だるまんの回答
大学院説明会で聞くべきこと
大学院説明会では、全体説明会の後に、志望専攻別に教授対受験生、または教授や在校生ら対受験生という形で自由質疑応答の時間を設けている場合が多いです。
ぜひこの時間は、気になっていることを聞きだせる最大チャンス、受験生の特権ですので、ぜひ下記のことは最低限聞いておいてほしいと思います。
- 学生数
- 院生の卒業進路
- 社会人進学者の有無
- 院生の過ごし方
- 研究室内の年間行事
- 受験情報
- 教授はどんな方か
- 教授の指導方法
- 学費工面方法
1.学生数
研究室の学生数を聞けば、その研究室がどれほどの力を持っているのかが把握できます。
一概には言えないことではありますが、院生数が多い研究室というのは、基本的に研究室の教授の権限が強い方である傾向は高く、大所帯であることが多いです。
それが良い悪いではないですが、大所帯であれば、かなり多忙な先生だからこそ指導を一人ひとりにかけてもらえる時間はそう多くない、かえって少人数の研究室であればあるほど教授との距離感は近く、丁寧な指導を受けられるというメリットもあります。
その辺をはかるポイントにはなれるはずです。
2.院生の卒業進路
大学院生の進路というのはとても大事な情報です。
学生本人の意志が優先ではありますが、研究者養成に注力している研究室なのか、それとも臨床現場へ戻っていくことを背押ししている研究室なのか、それは院生の進路を知れば、即わかることです。
教授との摩擦予防のためにも、ご自分の希望している進路とマッチしているのか、それも把握しておくことです。
3.社会人進学者の有無
研究室によって、社会人進学者を大いに支援している研究室もあれば、仕事を辞めてのフルタイム学生を基本とする研究室もあります。
もし、社会人進学を検討しているとしたら、社会人進学が大いに可能なのか、レアなのか、可能だとしたらどのような状況で社会人進学が可能なのかを調べてくることです。
4.院生の過ごし方
研究室によっては、朝9時から夕方17時までは在学・在室を必須とするコアタイムを設ける研究室もあれば、コアタイムがなく完全に自由とする研究室もあります。
これにより、かなり学生生活のスタイルが変わって来るので、ぜひ前もって聞いておきたいところです。
また、コアタイムを含めて1日の過ごし方を聞いておくと、進学後の院生生活をシミュレーションすることができるので聞いておくと、計画を立てるのに役立ちます。
例えば、夜9時、10時と遅くまで在室しているのか、アルバイトに行くことは可能なのか、土日に登校はあるのか、授業がない日は在宅でも良いのか等など、ほど細かく聞いておくことです。
5.研究室内の年間行事
研究室毎に、新入生歓迎会、暑気払い、忘年会、卒業お祝い会、セミナー開催、学会参加、姉妹校交流、お食事会、旅行、バーベキュー等など、年間の行事はさまざまに行われています。
コロナの影響もあると思いますが、教授の考え方やスタイルによって、活動の幅に差があり、こういったイベントが多い研究室は、週末に出かけるということもありえるので、それがどのくらいの頻度で発生するのかは、知っておくに越したことはないです。
6.受験情報
もし、在校生の方とお話しできる機会があるとしたら、下記のことは積極的に質問してくるべきです。
- 試験対策はどうしたらよいのか
- どのように試験勉強に取り組んだか
- どのような試験内容が出題されたのか
- 面接試験ではどのようなことを聞かれたか
- 事前相談ではどのようなことを聞かれたか
案外、詳しく教えてくれる方が多いので、受験対策には大変貴重な情報につながります。
もし、在校生がいない場合は、教授に試験対策をやんわりと尋ねてみることも可能です。
7.教授はどんな方か
在校生とお話しできる時間があれば、躊躇なく、気軽に聞いてみてください。
明るくて楽しい先生、まじめな先生、あまり勧奨してこない先生、面倒見がよい先生等など、在校生が各々に感じている先生の印象を話してくれると思います。
個々の意見にすぎないことですが、こういった情報はネットで得られるものではなく、教授がどのような方なのかを知らないからこそ、聞いておけたら、今後のお付き合いに参考になるはずです。
8.教授の指導方法
大学院では、教授からマンツーマンで研究指導を受けながら研究を進めていくものですが、このマンツーマン指導のペースや行い方は、教授によってかなり異なります。
完全放置タイプで成果主義の教授もいれば、スパルタ系の教授、手取り足取り教えてくれる教授、課題を出していく系の教授もおり、指導方法は多様です。
この指導のスタイルがご自分と合わないと、教授と良好な関係を築いていきづらかったり、悩みの種になっていくことも少なくないので、どのような指導方法をとっているのか、在校生に聞けるようであれば、細かく聞いておくと参考になると思います。
9.学費工面方法
既に様々な情報から学費工面の方法を検討されていると思いますが、教授や在校生に聞いて、ご自分にない情報をさらに探し求めてみることです。
さまざまな学生のそれぞれのケースをきくことができるので、参考になるはずです。
まとめ
以上、「大学院説明会にて聞いておきたい質問事項について」でした。
大学院受験において説明会というのは、情報を得られる貴重な時間なので、ぜひ時間を調整して参加をされることを強くおすすめします。
一人でも多くの受験生が入学されることを大学院も迎合しているので、非公表に値するものでなければ、聞かれた情報は大いに提供してくださるものです。
時間は短いので優先順位をつけて、受験前に疑問に思っていることを疑問のままにせず、解いてくることです。