【お悩み相談#35】アラフォーでの大学院進学、卒業後の就職先はどのような道がある?【看護系大学院受験 進路】

お悩み相談

こんにちは、だるまんです。

アラフォーの方で、看護系大学院進学に関心のある方の中には、現職をどうするべきか、フルタイム学生になった場合、卒業後の就職先はどうなるのか、気になる方がいるようです。

そこで、アラフォーでの大学院進学後、就職先はどのような道があるかについてお話ししたいと思います。

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質問内容

相談者
相談者

アラフォー後半です。長らく勤めた今の職場でそれなりの職位を持っているのですが、進学を希望する国立大学はフルタイム学生が基本となっており、退職することを検討しています。が、年齢もそこそこあるので、大学院卒業後に就職先はどうなるのか、今から心配です。

だるまんの回答

院卒の箔で変わること

まず、大学院進学をするにあたり、在職のままでの進学を積極的に支援してくれている大学院は増えているので、仕事を辞めずに進学している方は多いです。

とはいえ、勤務シフト調整に融通を効かせてくれるなどの職場の理解があることは大前提ですが、そうでもない場合は、退職をせざるを得ない方も多いようです。

そこで気になるのが、大学院卒業後の進路です。

いくらキャリアがあるとはいえ、アラフォーでの再就職で、自分に合った就職はできるだろうか…

院卒を評価してもらえるほどの職場にであえるだろうか…

院卒で本当に、キャリアアップが図れるのだろうか…

そんな疑問をたくさん抱かれることだと思います。

院卒後の道はふたつ

大学院卒業後に選択できる進路は、大きく二通りであると断言できます。

ひとつは、大学教員になる道、ふたつめは、臨床に戻る道、です。

大学教員になる道

まず、大学教員になる道についてお話しします。

看護系大学院進学者の8割程度は大学教員を目指す方で、修士課程卒業後は博士課程へ進み、卒業後に大学教員ポストに就職をするというのが、よく聞く一般的なルートです。

この道を希望される場合は、職場は大学院進学前に退職され、修士・博士の5年間はフルタイム学生であるケースが多く、人によっては修士卒業後に教員ポストに就き、仕事と並行をして博士課程へ進学する道を選択される場合もあります。

大学教員ポストについては、指導教員がポストをつなげて下さることもあれば、教員ポスト募集サイトから情報収集をして応募することも可能です。

大学教員になる道は非常に長い道のりにはなりますが、現在、慢性的な人員不足が続く業界でもあるので、一般的にはポストに就くことはできると言えます。

臨床へ戻る道

一方の臨床に戻る道を選択する場合、基本的に看護業界で院卒の箔が看護師全体数からするとマイノリティなので、希少価値が高く、どこで就職したとしても、管理職への期待値は高いです。

具体的に、筆者が知るところでは、下記のような臨床へ道を進める方がいます。

  • 県庁の保健師として地方公務員の就職する
  • 市区町村の保健師として地方公務員の就職する
  • 進学前に勤めていた病院に戻り管理職に就く
  • 看護研究フィールドとしてお世話になった専門病院に就職をする
  • 教授の紹介の病院へ就職する
  • シンクタンク系に就職する
  • 民間企業へ就職する

ほんの一例にすぎませんが、地方公務員では年齢が高めでもキャリアを考慮しての中途採用を行っている市区町村も多いので、公務員へ転身というのも、ありです。

また、進学前に勤めていた病院へ戻るというのも大いにありです。

そして、大学院進学後にできるご縁が新たな職場に繋がると言うこともあります。

中には、臨床経験があるからこそ、学位の箔をもってシンクタンク系や民間企業に再就職をするというのもありです。意外と、民間企業では臨床経験による専門知識を持つ人材を欲する企業も多いので、視野を広げてみるべきだと言えます。

他に、長いキャリア歴を活かして、「看護管理職」を取得するコースに進学することもひとつの方法だと思います。

これらの道を踏まえて、ご自身がどのような道に進みたいのかを明確することが大事なことだと言えます。

その希望に沿って、自分で探すのも良し、場合によっては指導教員に相談をしてご協力を頂くのもよしです。

まとめ

以上、「アラフォーでの大学院進学、卒業後の就職先はどのようなもの?」でした。

アラフィフの看護師であれば、長らく勤めた勤務先でポジションを持っている方も多く、大学院進学によりそれがどう変わるのか、気になる方は多いようですが、意外と、選択肢は広がると言うことを今回、お伝えしたいと思っています。

今まで培ってこられた臨床経験とは、非常に大きな武器になれますので、就職先について虎視眈々と考えておく必要はありますが、意外と心配するほどでもない、ということです。

よって、気持ちが向いた時こそ、躊躇せず、進んでみることです。

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