こんにちは、だるまんです。
大学院受験でまさかの不合格…なら、そこであきらめるのは早いです!
第二次日程の入試で挽回、合格を勝ち取って頂きたい。
その再受験時にて忘れてはならない、最も大事なこと、「再受験における事前相談はどうするべきなのか」について、お話しします。
質問内容
夏の院試に落ちました。冬に第2次入試日程もあるので、そこで再受験をしようと思っているのですが…再度、教授との事前相談って必要ですか?不合格の身で、教授にお願いしたら迷惑でしょうか…?再びお会いしたところで何を話せばいいのかもよくわからず…疑問だらけです、アドバイスをお願いします。
だるまんの回答
再受験に再事前相談必要?
再受験をすると決めたら、再度、事前相談をすべきなのかどうか、悩むところです。
再受験するために、また教授に会うべきなのか…
試験に不合格で、教授から迷惑がられるのだろうか…
でも受けておいた方がいいのか…
もし、少しでも、このように迷われている部分があるとしたら、
まずは学務課へ問い合わせをしてみてください。
「再受験をする場合、受験前に行われる教授との事前相談は、必要ですか?」と。
なぜなら、学校によって、その扱いは異なるからです。
この質問に対する学務課からの回答は、
- 「再受験の場合でも再度必ず行ってください」
- 「あぁ…それは教授に直接聞いてもらった方が…」
- 「事前相談は不要です」
のどちらかになると思います。
このように、学校全体の「再受験者の事前相談への方針」を確認したうえで、必ず事前相談を教授に依頼することをおすすめします。
その際には、
「再受験時に事前相談は必要ですか?」や「学務課から要らないと言われましたが、行った方がいいですか?」という消極的な問合せ連絡ではなく、「再受験を希望しておりますが、事前相談を再度お願いできますでしょうか?」と積極的な連絡をする
ことが肝心です。
要は、
「再受験する際に、受験ルールで必要と言われたから事前相談をお願いします」
という、言われた感でお願いするようでは、受験に対する情熱が教授に伝わらず、
「何が何でも受かりたいんで、ぜひ事前面接を再度受けさせてくださいぃぃ!!!」
という熱意を伝えること意味を有し、
不合格だったからこそ、どうしても合格したいので再受験をさせて頂きます、ということを事前に教授に伝えておくことは、合否にかなり影響するということです。
その最初で最後の場こそ、事前面接なので、学校側が受験ルール上、不要だと言ったとしても自らお願いするくらいの勢いで、取り組んでおいて損はないと言えます。
再事前相談を依頼すべき理由
なぜ、1次日程で不合格だった場合、なおさら、再度事前相談へ取り組むことをおすすめしているのかといいますと、
それは、大学院の入試とは、試験のスコアのみならず、受験生の研究に対する姿勢や研究目的等も含めた総合的な視点での合格だからです。
こう話したとしても、
そんなこと言われても、再度会って何を話すんですか…1度不合格してる身で、合わせる顔もないのに、話すネタもありませんよ…
とも思われるかもしれませんが、大丈夫です!再度事前相談で話すべき事柄が、あります!
それは、進学に対する率直な思いです。
具体的には、
- 1次日程では、努力をしたつもりであったが、結果が至らず、大変残念に思っていること
- このような結果になり、事前相談等でご協力を頂いた先生にも大変申し訳なく思っていること
- 先生の研究室を第一志望にしていること
- 諦めきれず、再受験を希望しており、まずは先生にその旨を打診したいと思ってご相談に上がったこと
こういった話をすると、教授からも、次にどのような努力をするべきなのか方向性を提示してくださったり、ぜひ頑張ってと応援してくださることもあります。
全員が全員そうではなかったとしても、一旦、この事前相談で、ぜひ、試験への意気込み、あなたの進学への熱い思いを先生に伝えてきてください。
受験生として最後までやるべきことをやるのみです、あとは教授が判断します。
メールテンプレ
さて、教授に再受験における事前相談の依頼についてメールする際のメール文を作成してみました。もし、必要な方は、ご利用ください。
〇〇大学大学院
〇〇研究科〇〇専攻
〇〇 教授
お世話になっております。
この度、大学院受験の事前相談でお世話になっております、〇〇です。
その節はお忙しい中、お時間を割いて頂きまして、誠にありがとうございました。
早速のことですが、先生にご相談をしたいことがあり、失礼を恐れずでご連絡をさせて頂きます。
先日行われた第1次日程で受験をしましたが、私の実力不足で望ましい結果にいたれませんでした。
先生に事前相談で時間を割いて頂いておりながら、このような結果となり、申し訳ございませんでした。
もともと、大学院進学をするなら、先生の研究室へと決めていたので、このまま断念する気にはなれず、冬季に予定されている第2次日程での再受験を希望しております。
そのうえで、再度、事前相談をさせて頂きたいと思っておりますが、可能でしょうか?
お忙しいところ、恐れ入りますが、何卒宜しくお願いいたします。
〇〇
事前相談でお話したことなどをふまえて、アレンジしながら使ってください。
さて、気になることは、このメールに対する教授からの返信です。
予測されるメール送付後の教授の反応
メール送付後に返ってくる教授の反応は、下記の3つのケースに別れると予測できます。
- 事前相談はいらないから、受験頑張ってね!ケース
- 事前相談の日時予約をするケース
- さりげなく断ってくるケース
それぞれについて簡単にお話しします。
1.事前相談はいらないから、受験頑張ってね!ケース
このケースは、表向きには応援してくれているように見えますが、本音もそうなのかはわかりづらい、非常にグレーゾーンです。
事前相談は不要と言われれば、受験生として時間的にありがたいものですが、
本当に受験を応援してくれる教授なら、再度会って不合格の要因を一緒に探ってくれたり、今後の受験計画について聞かれたり、かえって提案をしてくれることもあります。
教授の言う通り、事前相談はせずに、受験に挑むことですが、そういうグレーな状態であることをふまえて、万が一落ちた時にどうするのかは、多少考えておいた方がよいかもしれません。
2.事前相談の日時予約をするケース
事前相談の日時予約を提示してきた時は、教授は受験で合格させたいと思っている可能性が非常に高いです。
いくら専門試験や小論文試験でよい成績を取れたとしても、受験生全員共通の英語試験のスコアが低かった場合は、残念ながら足切りで不合格になる可能性は大で、教授が期待していた学生があいにく不合格を得るということもあります。
ぜひ、早めに日程を組んで頂き、教授に再受験の相談をしてください。
きっと、1次日程の時に不合格だった敗因について聞かれると思いますし、かえって教授からもっと努力するべき部分を提示してくれることもあります。
3.さりげなく断ってくるケース
場合によっては、さりげなく、再受験をお断りされることもあります。
例えば、「もっとキャリアを積まれた方がいいのではないか」、とか、「当研究室は合っていないのではないかと思う」など、婉曲に言われるようです。
直接断られるのもショックですが、遠回しのお断りもかなりショックです…第一志望校であったならなおさら、片思いの人にふられたような気持ち同然です。
もらいたくないけど、万が一、こういう内容のメールが届いてしまった時は、
それを押しきって、一か八か、再受験をすることも可能ではありますが、合格は期待できないと予測して取り組むに限ります、これはあまりおすすめはしないです。
それよりも、より自分を迎合してくれるような研究室を再度探してみて、そちらに方向性を変えるほうが望ましいのではないか、そちらの方がご自分がのびのびと過ごせるのではないか、という私見です。
まとめ
以上、「再受験時の事前相談はどうしたらいいのか」でした。
再受験となると、落胆した気持ちから再度受験モードに気持ちを持ち直すのは多少エネルギーがいることだと思いますが、最後まであきらめないで頂きたいです。
大学院受験というのは、意外と、年を越しての浪人も含め、2回試験を受けて合格している方はそれなりにいるもので、その方々の共通点は、最終的に第1志望校へ合格しているということです。
自分の目標達成に努力を厭わない方だと思いますので、ぜひメンタル負けせず、最後まで走り抜くことを期待しています!