こんにちは、だるまんです。
本記事では岩手県立大学大学院看護学研究科看護学専攻の分野・倍率・学費・試験概要・過去問・スケジュールなど、受験全般について解説をします。
大学院の基本情報
専攻名 | 【公立】岩手県立大学大学院看護学研究科看護学専攻 |
所在地 | 〒020-0693 岩手県滝沢市巣子152-52 |
アクセス | 盛岡駅からIGRいわて銀河鉄道 滝沢駅(約15 分) 滝沢駅から徒歩約15 分 |
問い合わせ先 | 岩手県立大学 教育支援室入試グループ TEL019-694-2014(直通) 大学公式サイト 看護学研究科公式サイト |
どのようなコースがあるの?
博士前期課程(修士課程2年)と博士前期課程(博士課程3年)があります。
取得できる資格は?
岩手県立大学では、下記の資格を取得することができます。
資格名 | 課程 | コース名 |
がん看護専門看護師 | 修士 | がん看護CNSコース |
慢性疾患看護CNS コース | 修士 | 慢性疾患看護CNSコース |
専攻領域とは?
領域は下記のとおりに別れています。
試験概要
まずは募集要項の内容を抽出してみました。
募集要項
コース | 博士前期課程 | 博士後期課程 |
授与学位 | 修士(看護学) | 博士(看護学) |
定員 | 10名 | 3名 |
入学月 | 4月 | 4月 |
履修期間 | 2年 | 2年 |
選抜方式 | 一般選抜 社会人選抜(実務経験3年以上) 外国人留学生選抜 | 一般選抜 外国人留学生選抜 |
出願資格審査 | 第1次募集:令和3年7月28日(水)~8月3日(火) 第2次募集:令和4年1月7日(金)~1月13日(木) | 第1次募集:令和3年7月28日(水)~8月3日(火) 第2次募集:令和4年1月7日(金)~1月13日(木) |
出願期間 | 第1次募集:令和3年8月20日(金)~8月24日(火) 第2次募集:令和4年1月19日(水)~1月21日(金) | 第1次募集:令和3年8月20日(金)~8月24日(火) 第2次募集:令和4年1月19日(水)~1月21日(金) |
試験日 | 第1次募集:令和3年9月11日(土) 第2次募集:令和4年2月18日(金) | 第1次募集:令和3年9月11日(土) 第2次募集:令和4年2月18日(金) |
合格発表 | 第1次募集:令和3年9月24日(金) 第2次募集:令和4年3月1日(火) | 第1次募集:令和3年9月24日(金) 第2次募集:令和4年3月1日(火) |
初年度納入金 | 874,200円 (入学金338,400円、授業料535,800円) ※入学金:県内在住者225,600円 ※入学金免除対象: ア 本学の学部に3 年以上在学又は卒業した者 イ 本学の盛岡短期大学部又は宮古短期大学部を卒業した者 ウ 本学の研究科を修了した者で、あらためて研究科に入学する者 エ その他理事長が特に適当と認める者 | 874,200円 (入学金338,400円、授業料535,800円) ※入学金:県内在住者225,600円 ※入学金免除対象: ア 本学の学部に3 年以上在学又は卒業した者 イ 本学の盛岡短期大学部又は宮古短期大学部を卒業した者 ウ 本学の研究科を修了した者で、あらためて研究科に入学する者 エ その他理事長が特に適当と認める者 |
昼夜開講制度 | あり | あり |
長期履修学生制度 | あり | あり |
募集要項 | 令和3年募集要項 | 令和3年募集要項 |
※上記の内容は、過去の募集要項を参考にしています。新年度の募集要項は公式サイトにてご確認ください。
試験倍率は?
公表されている入試データから算出しています。
※試験倍率=志願者数÷合格者数
修士課程 | 博士課程 | |
定員 | 10 | 3 |
志願者数 | 4 | 1 |
合格者数 | 4 | 1 |
倍率 | 1.0 | 1.0 |
修士課程1.0、博士課程1.0でした。
あくまで数値目安なので、試験対策にはしっかり取りくみたいものです。
試験科目は?
試験科目は下記のとおりとなります。
英語 | 専門 | 小論 | 面接 | |
修士課程(一般選抜・外国人留学生選抜) | 〇 | 〇 | – | 〇 |
修士課程(社会人選抜) | – | 〇 | 〇 | 〇 |
博士課程(一般選抜) | 〇 | 〇 | – | 〇 |
博士課程(外国人留学生選抜) | – | 〇 | 〇 | 〇 |
試験時間 | 120分 | 60分 | 60分 | – |
英語試験では、辞書持ち込み可ですが、電子辞書は不可です。
試験対策に関する記事はこちらにまとめています。筆者がおすすめする教材もご紹介しているので参考ください。
受験にお役立ち情報
教育訓練給付金で10万円がもらえる?!
厚労省がキャリアアップ支援で行っている「教育訓練給付金制度」という制度を岩手大学大学院では導入しており、看護学専攻(修士課程)進学者は、進学後にこの制度を利用して10万円の給付金をもらえることが可能です。
申請には、学校窓口にて必要書類を入手後、お住いの管轄のハローワーク窓口にて申請手続きをする必要があります。
給付要件は下記に掲載しています。制度の詳細はこちらをご覧ください。
また受給希望の方は、学務課へ問い合わせをすると詳しく教えてもらえると思います。
大学院説明会はいつ?
毎年9月に開催されており、個人相談会は7月・9月・11月に開催されています。
日程 | 【研究科説明会・個別相談会】 2021年9月15日(水)18:30-20:30 【個別相談会】 2021年7月14日(水)18:30-20:30 2021年11月17日(水)18:30-20:30 |
内容 | 研究科説明会・個別相談会 |
事前申込 | 要 |
詳しくはこちらに掲載されています。
事前面接は必須?
募集要項に書いてある通り、事前面接は必須です。
教員の連絡先は、募集要項に連絡先が掲載されています。
事前面接の取り組み方はこちらにまとめています↓
過去問取寄せ方法は?
過去問は窓口、FAXまたは郵送請求することが可能で、過去1年分を入手できます。
詳しい入手手続き方法については、こちらのページの「郵送による資料請求」という部分以降に掲載されています。
募集要項の取寄せ方法は?
募集要項は冊子で配布しておらず、公式ホームページからのダウンロードを原則としています。
願書書類も同じくダウンロードしたものを印刷して使用することを推奨されています。
詳しくはこちらに掲載されています。
よくある疑問
働きながら通える?
岩手県立大学大学院で、働きながら進学するには下記の制度を利用する方法があります。
- 昼夜開講制度を利用する
- 長期履修制度を利用する
働きながらの進学をされるとしたら、その旨を志望先の教授に相談のうえ、上記制度を利用するという方法が選択肢となります。
昼夜開講制度とは?
土日や平日夜間に授業や指導を行う制度のことを、昼夜開講制といいます。
岩手県立大学大学院では、この昼夜開講制度を導入しており、教授との相談のもと、履修や指導時間を調整しながら学業を進めることが可能となります。
この制度を利用するには、事前に志望先の教授への相談が必要となりますので、事前面接の際には必ず相談をされてみることです。
長期履修制度とは?
長期履修制度では、修業年限を延長して働きながら進学することが可能です。
例えば、修士課程2年が標準修業年限ですが、それを3年または4年に延長することができます。
長期履修制度の入学枠があるわけではなく、入学志願票の所定欄に希望を記載し、合格者には申請手続方法について通知されます。
そのため、長期履修制度は入学後、希望して叶うことではないので、事前相談の場で教授に相談すべき事柄のひとつとなります。
長期履修制度についてはこちらの記事にまとめています↓
学費はどれくらい?
学費は、下記の通りとなります。
修士課程(2年) | 博士課程(3年) | |
入学金 | 338,400円 ※県内在住者225,600円 | 338,400円 ※県内在住者225,600円 |
学費/年 | 535,800円 | 535,800円 |
合計 | 1,410,000円 ※1,297,200円 | 1,945,800円 ※1,833,000円 |
これ以外にも、入学後に教科書代、研究室毎に回収する慶弔費やお茶代などがかかります。
奨学金制度はある?
下記の奨学金が紹介されています。
- 日本学生支援機構奨学金
- 岩手県立大学独自の奨学金制度
- 地方公共団体や民間団体による各種奨学制度
- 国の教育ローン(日本政策金融公庫)
詳しくはこちら
奨学金には、学校卒業後に返還が必要な「貸与型」と返還が不要な「給付型」があります。
給付型は基本的に競争率が高いので、早めの準備でエントリーすることをおすすめします。
他にも経済支援に対する授業料免除や分割支払い制度などもありますので、必要な場合下記センターへご相談をされてみるとよいと思います。
子育て中でも大丈夫?
子育て中で大学院進学されている方はおり、どの大学院でもある程度の理解と協力は頂けると思いますが、育児をサポートしてもらえる家族や周囲の態勢を整えておく必要はあります。
入試担当者や学校説明会へ参加された際もしくは事前面接時に、子育てでの修業が可能かどうかを質問してみると良いと思います。
2・3流大卒でも合格できる?
卒業学歴関係なく、希望されるようであれば合格は十分可能、ぜひ、挑戦して頂きたいです。
学士がなくても進学できる?
基本的には学士が必要な大学院ではありますが、学士がない場合に大学院志願をする方法があり、下記の2つの方法が検討余地となります。
- 出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
- 学位授与機構で学位を取得する
- 学士を取得してから大学院受験をする
出願資格認定審査を受けて大学院受験をする
大学院受験では、学士がない方の受験者を対象に「出願資格認定審査」を行っており、一般受験前にこの審査を受けて通過できた場合、学士がなくても大学院受験をすることが可能です。
詳しくはこちらの記事にまとめています↓
学位授与機構で学位を取得する
必要単位を集めて学位授与機構で「看護学」の学位を取得する方法があります。
こちらの記事で学位授与機構での学位取得方法を紹介しています↓
学士を取得してから大学院受験をする
大学の3年生編入または通信大学で学士を取得してから大学院受験をするという方法もあります。
看護教員になることを希望される方にとっては、学士の学歴も就職の際に大事な評価要素になりますので、時間と労力とお金はかかりますが、こちらの道は将来的にもおすすめです。
問い合わせ先
不明な点は躊躇することなく問い合わせをしてみることです。
まとめ
以上、岩手県立大学大学院看護学研究科看護学専攻の受験全般の解説でした。
岩手県立大学では、働きながらの進学を大いにサポートしている大学院です。
教育訓練給付金制度も適応しているので、大学院が行っている学生支援の制度をよく情報収集して活用することです。
受験校に検討されてみては如何でしょうか。