こんにちは、だるまんです。
受験当時、試験対策以上に、時間と気をかけ、心を掛けて取り組んだ事柄があります。
それとは、「事前面接(研究室訪問)」のことです。
ポジショニングトークに聞こえるかもしれませんが、事前面接は筆記試験並みに、かなり重要であると実感した者として、その合格の秘訣を、もれなく、受験生の皆さまに伝授したいと思います。
得になる話だと思いますので、最後まで読んでみてください。
※事前面接の概要については、「教授との事前面接」の記事で解説しています。
事前面接で、合格は決まります

事前面接が受験合格の9割を決める
受験生のみなさま、事前面接対策は、どのように取り組んでいますか?
志望校の担当教授と30分程度の時間とは言え、実は受験合格の9割を決める、と言っても過言ではないと、経験から実感しています。
そのため、これから受験をする方には、ぜひ、筆記試験対策以上に力を入れてほしいのが、事前面接対策なのです。
事前面接の30分があなたのすべて
たかが30分、されど30分。
事前面接では、受験生の研究計画内容を事前に知り、教授が受け入れられるかどうかを判断することが第一の目的です。
それ以外に、学生として、社会人として教養のある方なのかを見ていると思われます。
その視点について、具体的にあげてみます。
- 礼儀礼節はなっているか
- 正しい言葉遣いをつかえるか
- 縦社会が守れる人か
- 連絡のやり取りがスムーズにできるか
- 研究に対する熱意があるか
- 物事への取り組む姿勢が積極的か
- 日常生活が誠実であるか
上記の視点をふまえて、事前面接を有利にするための具体的な取り組み方について解説します。
事前面接を有利にする秘訣

1.自分だけの閻魔帳づくり
オリジナル閻魔帳を作ってください。
元アメリカ大統領の名言「もし私が10分のスピーチをするなら1週間の準備が必要だ。15分なら3日、30分なら2日、しかし1時間のスピーチならもう準備が出来ている。」つまり、短いほど難しいということ、まさにそのとおりです。
事前面接30分間で、如何に自分をアピールできるか、大勢の受験生の中で教授に印象の残る受験生になれるかどうか、にかかっています。
閻魔帳を作りながら、言葉を選んで、教授の心を刺すプレゼンを心がけてください。
事前面接で使える当日の流れテンプレートをこちらの記事にまとめています▼
2.定番で聞かれる質問項目8点をマスター
一般的に定番で聞かれる質問項目8点について、こちらの記事にまとめています▼
ここに挙げた内容は、どこの研究室でも共通して聞かれる基本事項です。
30分間、どこから質問の矢が飛んできても、話せるように、ひとりでぶつぶつ唱えることです。
家族もしくは、かわいいペットに、練習相手になってもらうのもよしです。
3.できれば、簡易研究計画書と履歴書を持参準備
事前面接時に、箇条書きの研究計画書と履歴書を持参していき、その場で提示することです。
事前連絡で、書類持参の指示があるわけではないですが、持参していくことで、長い説明することなく目を通して頂けるので、話の核心に行き届くのが早いです、おすすめします。
研究計画書
研究計画書は、「研究タイトル(仮でOK)」「研究背景」「研究目的」「(可能であれば)文献」について、各3~5行程度で、大丈夫です。

履歴書
履歴書は、学歴と経歴の流れを整理していくのが目的です。
意外と転職先が多かったり、キャリアが長い場合、口頭説明をするよりは書類1枚で見せたほうが伝えやすく、時間節約にもなります。
一般に使用する履歴書やネットで無料ダウンロードできる履歴書を使用する、エクセルで作成するのもいいと思います。
「特技・趣味」の部分は、もらさず書いておくと、思わずの話材になりますので、書かれることをおすすめします。
まとめ
以上、「事前面接で有利にする合格の秘訣」についてでした。
事前面接は、言うまでもなく、とても重要です。
でも、より重要なことは、事前面接を通して、この先生の門下生として学びたいのか、ということを自分も先生を面接してくることです。
その見極め方については、こちらの記事で、解説しています。
先生との出会いは、ご縁です。
感覚なり、直感なり、フィーリングで、ここならと思える先生に出会えるためには、それなりの準備が必要です。
皆さまがあれこれとコツコツと準備されたこと、準備しているということは、縁が巡り合えるということです。
努力が実って、良い先生に巡り合えますように。