こんにちは、だるまんです。
看護大学院の国・公・私立合格経験者です。
今般のコロナウイルス感染症の影響により、大学院入試実施内容(出願期間、試験日程、合格発表日など)が、変更されつつあります。
2020年度の看護系大学院受験に関しては一部の大学院で、筆記試験がなくなり、書類審査のみとなったり、面接はオンラインで行うなどの対応で行われたようです。
それに引き続き、筆記試験にも影響がでています。
具体的には、従来はどの大学院でも、筆記試験がありましたが、2021年度より、その筆記試験の代わりに、英語スコアを提出する方式に変更を始められています。
そこで、今日は、英語スコア対象試験を導入した大学院と、試験形式が変更されることによって、受験生に及ぶ試験対策への影響について、解説します。
筆記試験がスコア提出に変わるってホント?!
2021年から始まります
現在、大半の大学院試験では、英語筆記試験を取り入れています。
2021年度4月時点で、募集要項を巡回しているところで、98%の大学院の筆記試験には、英語が含まれています。
では、残りの2%の大学院はというと、筆記試験を2021年度から取りやめる、もしくは数年後に取りやめるという宣言をしています。
筆記試験が取りやめることになるなら、受験生にとって朗報なはずですが、そうとも言えないのが、代替にあたる新たな課題ができたからです。
英語試験のスコア提出です。
従来通りの申請書類と英語試験のスコア提出、これが大学院進学の新たな審査基準となります。
試験変更大学院
2021年4月基準、上記の変更を公表している大学院と対象試験をご紹介します。
現在、調査中なので、わかり次第に追記していきます。
このように、「英語スコア提出に変更する大学院もしくは筆記試験を英語能力判定試験に置き換える大学院」と、従来通りの「英語筆記試験を続ける大学院」に、試験形式が二極化していくことがわかります。
試験方式が変わることによる受験生への影響
ということは、下記の受験タイプのパターンが生まれるということです。
英語スコア提出の必要がない「受験タイプA」の場合、従来通り、過去問に沿って英語試験対策をすることです。
英語スコア提出必須とする大学院を志望校に含める「受験タイプB」の場合、従来の試験対策とは他に、英語スコア取得の学習が必要です。
英語スコア提出必須の大学院のみ受験する「受験タイプC」の場合、英語スコア取得の試験対策以外に、別途、看護医療系論文読解のための英語学習を事前学習をしておくことです。
試験変更することによるメリット
このように、タイプ選択によっては、試験対策の学習量が増えることにはなりますが、メリットもあります。
例えば、大学院試験はその年の一度きりですが、英語試験は年に複数回開催されているので、自分が納得できるまで、チャンスは何度もあります。
加えて、ここで英語の基本に戻る気持ちで、基礎英語力の土台を固めることで、大学院進学後の学習は、かなり楽に取り組めるはずです。
苦尽甘来、入学前にしっかり積み重ねた努力は、後々、必ず自分に返ってきます。
そのためにも、自分の受験タイプをふまえて、十分に試験対策の計画を練ることです。
次回は、英語検定試験の詳細について解説します。