こんにちは、だるまんです。
本日も受験勉強、お疲れさまです。
看護系大学院受験の専門・小論対策として頻出のキーワード「チーム医療」について調べてみました。
頻出キーワードなので、この記事で大事な要点だけでも突破して頂ければと思います。
出題傾向
キーワード | チーム医療 |
頻出度 | |
出題される分野 | 共通問題、全分野にて出題される傾向有 |
分野関係なく、共通問題にて下記のような問われ方をすることを度々見かけています。
知っておくべき用語の常識
チーム医療とは
今やチーム医療はどこの領域でも欠かせない用語ではありますが、いざ、その定義を問われたら…
「医療チームでケアをすること」…
残念ながら、これでは13文字で完結してしまいますので、白紙A41枚を埋められる文量の知識を、ここで、今一度確認していきたいと思います。
チーム医療とは、
これまで医師が一人の患者さんに対して一人で行ってきた医療を、看護師や薬剤師、理学療法士等など、さまざまなスキルを持つメディカルスタッフ(医療専門職)がチームを組み、連携し、協働しながら治療やケアに取り組むこと。
を指します。
チーム医療の目的は?
万が一、「チーム医療を行う目的は?」というように、異なる角度から問われた時は、
医療の質や安全性の向上及び高度化・複雑化に伴う業務の増大に対応するため、高い専門性を持つ医療専門職が、治療目的と情報を共有し、業務を分担するとともに互いに連携・補完しあい、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること。
というように、臨機応変に答え方を変えられるとよいかもです。
多職種連携との違い
ちなみに、類似した用語として、「多職種連携」という言葉があります。
多職種連携も、さまざまな専門の職種の方と連携をしてケアを行っていくという意味合いではチーム医療と近似しているのですが、厳密には、このような違いがあります。
こういう違いから、「チーム医療」といえば、医療機関で多く使用される用語、「多職種連携」といえば、在宅看護や地域看護系の介護福祉業界でよく耳にする用語であると言えます。
なので、チーム医療を説明するうえで、「多職種連携」という言葉を使用することは決して間違えではないと思いますが、ご自分の受験専攻に合わせて適合する用語を使う方がセンスグッドだと思います。
チーム医療の種類
ちなみに、プチ豆知識です。
「チーム医療」といえる組織は、具体的にどのような集団があるのかというと、
- 栄養サポートチーム(NST)
- 褥瘡対策チーム
- 呼吸リハビリテーションチーム
- 緩和ケアチーム
が代表的です。こうやって見ても、やはり、医療職者同士の連携であることは一目で納得ですね。
チーム医療の問題点
意外と試験で問われる、「●●についての問題点」対策もここでしておきたいと思います。
要は、「チーム医療の問題点」なのですが…
ここはご自身の臨床経験から感じた問題点等があれば、率直に書くのが第一選択になります。
それらしきがないという方には、一般論で言われていることを調べてみましたので、さらっと覚えていきましょう。
① 医療機関によって医療従事者が充足していない
② 医療専門職の相互理解が不足している
③ チーム医療が患者さんに利益をもたらすかはわからない
このような問題点があるようです。
問題提起したなら、プラスアルファで解決策の提示も加えておくと好印象アップです!
互いの職種を尊重し、明確な目標を共有、それぞれの立場から評価を行い、専門的技術を効率よく提供するためにもカンファレンスを充実させることが重要である。カンファレンスが単なる情報交換の場ではなく、議論・調整の場であることを認識することが必要だ。
こんな感じで書いてみましたが、如何でしょうか。
チーム医療の看護師の役割
大学院試十八番の問い「●●における看護師の役割」には、どのように答えたらよいのでしょうか。
厚労省の会議書類を参考にしますと、以下のようなことが看護師に期待されているようです。
チーム医療の看護師の役割なので、
チーム医療において、看護師は、診療の補助業務と療養上の世話を担っており、チームの中では必然的に患者および、すべての医療職種との接点を持つ立場であることから、調整役(※キーパーソン、コーディネータとも表現することもあります)としての役割が期待されている。得られた情報を互いに共有し、円滑にチームが運用できるようにコミュニケーションスキルを向上させ、多職種が協働して質の高い医療を提供できるように働きかけることが看護師の役割である。
こんな感じでまとめてみました。
この解答はほんの一例ですので、もし、臨床経験から得られた経験からの悟りなどを述べるとより臨場感があって、よきだと思います。
まとめ
長くなりましたが、何より肝心なことは…
看護学生でも知っているようなこのような用語が試験に出たとしたら、それは、落とす試験では全くないというサインだと思いますので、ここぞとばかりに、知っている知識の風呂敷をすべて広げて、白紙を黒く染めて来るくらいの勢いで書くと良きだと思います。
ではまた。