看護系大学院の受験先選びは実に悩むことと思います。大学選びとは異なり、名前だけで選んではいけないのが大学院。だるまんの経験を踏まえた見解でお話しますので、参考にしていただければと思います。
看護系大学院の名門校とは?
学校名ではない
看護系の大学で歴史があったり、ブランド力が高い大学がありますが、それが通用しないのが大学院です。大学院はあくまで「研究方法を学ぶ」ところであり、学校名による箔をつけるのはその次であると感じます。
そのため、大学名ではなく、どの教授に師事したのかというのが問われる社会なのです。まるで職人世界ですね。名門大学院の教授=第一人者ではありません。あなたが惹かれる大学院に在籍している教授があなたの取り組みたい研究テーマに長けている方ということでもないのです。
大学院は、あなたの極めたいテーマをサポートしてくれるところでなくてはなりません。
老舗看護系大学院
ただし、やはり職人社会にも老舗があるように、看護系大学院にも老舗はあります。耳にしたことはあると思いますが、まず看護系の歴史が古いことで有名なのは千葉大学、聖路加大学です。国公立では東大、京大とありますが、こちらは看護系でというよりは国立として日本一という意味でです。
今もそのポジションは代わりがありません。ほぼ、東大卒の教員は千葉大や地方国立大学の教員というステップを経て、最終的には母校へ教授として赴任するケースが多いです。そのため、結果的には東大への入学を希望する学生が多いのが現状です。
名門校を選ぶ理由
圧倒的に人気があるのはやはり東大・京大だと思います。なぜなら、一流国立ブランドはもちろんですが、私立に比べると学費が安いこと、東大卒の教授に師事できる環境があることの魅力があるからです。
学校選びの落とし穴
上記のような理由から、学校名で選びがちではあるのですが、ここが意外と落とし穴になることがあります。
晴れて希望国立大学院に入学したところで、その大学院生活は担当教授との密接なやりとりで学業が成り立つ仕組みになっています。大学生の時のように、授業を受身で受けて、試験をやりこなし単位獲得できれば卒業ということではなく、ゼミの中で如何に自分の考えを述べられ、自ら学習をし、担当教授と如何に円満な人間関係を形成していくことが出来るのか…上記で述べたとおり、実に職人世界です。
そのため、大学名で選ぶよりは、師事したい教授との相性がもっとも大切であるとだるまんは思っています。いくら大学名がよかったとしても、教授との相性が悪ければ、いい結果を得られず、また卒業後の後押しも少ないです。かえって、大学名はさておき、教授と二人三脚、いい仕事が出来るパートナーになれれば、場合によっては教授の後押して早い出世もなきにしもあらずなのが、このアカデミア世界の特殊性です。
学校選びは人生を左右する大切な選択になりますので、慎重にベストな選択をしてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪