こんにちは、だるまんです。
大学院受験では、大半の大学院で、出願前に志望先研究室の教授と事前相談(別名、事前面接、研究室訪問とも言います)を行うことを必須としています。
その事前相談で、教授との話が想定通り順調に終えることができたら何よりですが、中には、そうではないことも多々あるものです。
仮に、事前相談を終えてみて、教授と話がかみあわなかった、思っていたのと実際は違っていたとしたら、受験をこのまま進めてもよいものでしょうか?
今回は、事前相談を受けた後、受験するかどうかを悩む方に向けての問題解決方法についてお話をします。
質問内容
事前相談を行ったのですが、教授とお話しをするなかで合わない部分があり、このまま受験をしてよいものか、悩んでいます。どう思いますか?
だるまんの回答
事前相談は合否を左右する
大学院受験生なら誰もが経るプロセス「事前相談」ですが、受験生によっては、教授と話が合わなかったと感じることも多いにあります。
例えば、
- 教授が力を入れて取り組んでいる研究テーマが自分とは合わない
- 希望の進路と教授から提示された進路が異なった
- 教授と何気なく雰囲気が合わなかった
- 全体的な会話のやりとりがスムーズではなかった
等など、事前相談後に感じることがあると言います。
もし、第一志望校であるなら猶更、このまま受験を突き進めていいものだろうか、進めたところで合格できるだろうか、仮に進学できたとして教授とうまくやっていけるだろうか…等など、次々と気になるものです。
この場合、ここで少し立ち止まって、2つのパターンで考えてみる必要があります。
考えてみるべきパターン1
ひとつめのパターンは、「受験を再検討する」ということです。
大学院というのは、教授と1対1で指導を受けることが大半で、長いお付き合いになります。
仮に第一志望校の事前面接だったとしたら、この選択はなるべく避けたいところだと思いますが、その長いお付き合いをしていくことを前提とした際に、お互いの相性や雰囲気というのは、合う合わないはあるものです。
大学院進学後に充実した院生生活を送る学生もいる一方で、教授との関係性に悩む大学院生もそれなりにいるものです。
試験があるとはいえ、進学先を選ぶのは受験生の特権です。
ぜひ、妥協せず、リスペクトできる教授、ご自分と空気感が合う教授、話し方や教え方が自分に合う教授を探すというのも進学先選びでは大事な要素となります。
考えてみるべきパターン2
ふたつめのパターンは、「受験をそのまま突き進める」ということです。
当然のことながら、事前相談でそのようなことを感じたとしても、そのまま受験を突き進めることもできます。
ただし、事前相談で感じたことというのは、たまたま感じたことでもなく、気にしないでいられることでもなく、進学後もついてまわる可能性があることを、把握しておくことです。
また、教授にとっても、あなたが感じたことは教授も同じく感じている可能性もあります。
意外と、事前相談の場で話がスムーズにいけば、合格する可能性も高いので、その辺りも踏まえて受験をすることです。
まとめ
以上、「事前相談を受けた後、受験するかどうかを悩む方に向けての問題解決方法について」でした。
大学院受験の事前相談で教授との話が思うほど進まなかったとしたら、一度は立ち止まって考える時間を持ってみてもいいと思います。
合格すればそれがすべてではなく、スタートラインに立つにすぎないからです。
立つスタートラインを選び間違えれば、迷路に入ってしまったり、悩みがつきないということもありえます。
どのスタートラインに立つことが自分のベストな選択になれるのか、慎重によく考えてみることです。