日本の社会保障制度の種類について整理してみたいと思います。
社会保障制度の全体像
日本の社会保障制度は、大きく、「狭義の社会保険」と「労度保険」に分類されています。
狭義の社会保険には、「医療保険」「介護保険」「年金保険」
労働保険には、「労災保険」「雇用保険」が含まれています。(図1参照)
また、社会保険制度は、被用者(事業所などで使用される者)を対象とする職域保険と、被用者以外の自営業者などを対象とする地域保険のふたつに大別されています。
図1を踏まえて整理すると、図2のように分類できます。
職域保険 | 地域保険 | |
医療保険 | 健康保険 | 国民健康保険 |
介護保険 | 介護保険 | 介護保険 |
年金保険 | 厚生年金保険 | 国民年金 |
労災保険 | 労働者災害補償保険 | 労災保険 |
雇用保険 | 雇用保険 | 無 |
このように、医療、介護、年金、労災、雇用の5分野で制度の名称が異なります。
それぞれの内容については、こちらで詳しく解説しています。