こんにちは、だるまんです。
「大学院進学説明会にて着眼すべき事項10点」に引き続き、大学院説明会での大事なポイントをお話ししたいと思います。
毎年5月から開催される大学院進学説明会では、在校生に質疑応答ができる時間を設けられていることがあります。
もし、質疑応答ができる、マンツーマンで話せるチャンスがあったら、そのチャンスを逃さず、これからお話しする10点について聞いてきてください。
そこには、ネットでは得られない、受験に関するお宝情報がたくさんあるからです。
在校生に聞くべき質問事項10点
①受験対策方法
その受験校の試験経験者だからこそ、具体的な受験勉強の対策方法についてよく知っています。
詳細に聞いてみてください。
例えば、問題の傾向、試験対策の取り組み方、実際に出題された試験内容等です。
それぞれの経験値から有益でリアルな情報を教えてくれることが多いです。
②面接試験での質問内容
筆記試験は、過去問から出題傾向を把握することは可能ですが、面接試験で聞かれる内容とは、どこにも情報がないものです。
面接試験で何を問われたのか、聞いてみてください、教えてくれます。
③事前面接
大半の大学院では、受験前に事前面接を義務としています。
そのため、志望校の事前面接に関する情報は、経験者でなければ、知りえない情報です。
ぜひ、事前面接の経験談について、聞いてみてください。
例えば、何か書類は持参したのか、どのような質問を受けたのかという経験談のインタビューから、どのような準備をしていったらいいのか等、かえって、アドバイスを仰いでみてください。
④研究室での過ごし方
普段の学生生活の過ごし方を聞いてみてください。
研究室によって、在室時間を規定しているところもあれば、完全に自由のところもあり、机が一人一つのところもあれば、フリーアドレスのところもある等、大学院生の過ごし方・環境とはかなり異なります。
⑤研究室の年間イベント
研究室毎に年間を通してのイベント・懇親会の頻度等を聞いておくと、研究室の雰囲気がみえてきます。
年始年末の飲み会だけの年間行事のところもあれば、桜を見に行ったり、教授の家でホームパーティーがあったり、ゼミの仲間で旅行へ行くなど季節行事があるなど、研究室によってそのカラーはさまざまです。
⑥普段の食事
普段の食事を一人で学食にいくのか、お弁当を持参してみんなで食べるのか、それとも、みんなで外食に定期的に出かけているのかを知ると、学生同士の関係性が見えてきます。
⑦先生の評価
さりげなく「先生はどのような方ですか」とアバウトに聞いているのも、いい質問だと思います。
誰も悪く言う方は当然ながらいないですが、先生の特徴を知ることができます。
例えば、いい先生、穏やかな先生、優しい先生、面白い先生、おっちょこちょいな先生、時に厳しい先生、何も言わない先生、知的な先生、ズバリ言う先生、気さくな先生、かわいい先生等など、さまざまな特徴があります。
学生から見られている先生の評価は、素直な評価なので、無視できない情報です。
⑧研究室の人間関係
ストレートに「研究室の皆さんは仲がいいですか?」と聞いてみてください。
「仲いいですか?」と聞けば、基本的には「仲いいですよ」と反射的に返してきます。
その次にどのような具体例を挙げてくるのかに注目してみてください。
よくみんなで出かけるのか、定期的にご飯会をしているのか、ゼミ室でおしゃべりする程度なのか、どれをもって仲がいいと断定できることではないですが、お互いの交流の頻度、深さが見えてきます。
⑨卒業後の進路
学務課が把握している進路ではなく、研究室の卒業生の進路を直接聞いてみてください。
研究室の卒業生の進路は、あなたにとっても可能性のある進路のひとつです。
その進路先が大学教員関係であれば、先生の推薦ありきでのこともありますので、よく把握しておくことです。
⑩学費・生活費のやりくり
在校生の方との話の雰囲気で、聞けそうであれば、学費や生活費の工面方法を聞いてみてください。
バイトのことも含めてです。
誰にも共通する切実な話なので、快く教えてくれるはずです。
まとめ
実際に、在校生への質疑応答の時間を得られたところで、何を聞こうか、どこまで聞いていいのだろうか、躊躇されることと思います。
在校生も受験経験者であり、その関門を通ろうと努力した日々があるからこそ、受験生に聞かれたことには、基本的に誰もが快く答えてくれます。
ぜひ、聞き残すことなく、インタビューしてきてほしいですが、もし、時間的に難しいようであれば、せめて、受験に直結する「①受験対策方法」「②面接での質問内容」「③事前面接」については聞いてきてください。
GOOD LUCKです!
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