【看護系大学院】大学院に行く人って勉強が好きなんですか?【大学院 勉強】

【看護大学院】大学院に行く人って勉強が好きなんですか?【大学院 勉強】 社会人受験

こんにちは、だるまんです。

「大学院に行く人って勉強が好きなんですか?」

このような疑問を抱く方を時折見かけますが、看護系大学院に関して言うならば、基本的に勉強が好きな人が進学していると筆者は感じています。

そう言える理由について解説をします。

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大学院に行く人って勉強が好きなんですか?

大学院進学者の背景

一般論で言うならば、大学院進学者が必ずしも勉強が好きとは言えないと思います。

例えば、大学院修士卒であるほうが就職する際のメリットが大きい理工学専攻者は、大半が進学を選択しています。

または、両親が大学院卒者でその家系の学歴を引き継ぐため、親の体面を保つために親から言われて進学している方もいれば、結婚後に配偶者や配偶者の家族から高学歴を求められてせざる得ずしての選択であることもあります。

他には、大学教授になりたい、研究者としてシンクタンク系に就職したいといったキャリアチェンジを希望しての選択であることもあります。

このように、一般大学院進学には、きっかけ、理由、目的はひとそれぞれなので、必ずしも勉強好きが高じての大学院進学であるかというと、そうでもないと思います。

しかしながら、看護系大学院進学者においては、勉強好きであると筆者は断言できます。

看護系大学院進学者は、勉強好き

なぜなら、看護大学院進学者の大半は、勉強好きが高じての進学であることが多いからです。

その理由をいくつか解説します。

看護業界は勉強好きでないと務まらない

大学院進学以前に、看護業界というのは、勉強好きでないと続けていられない業界であると思います。

それは、皆さまが学生の頃に経験してこられたとおり、看護学部・看護学校では、ハードな学校生活に授業・演習、臨地実習、筆記・技術試験、国家試験勉強など次から次へとクリアしなくてはならない課題が多く、学習せざる得ない環境に身を置くので、誰もが必然的に、自ら学習に取り組むことを身につけてきている集団だからです。

そのため、勉強嫌いであったとしても、国家資格合格という目標達成がある限り、勉強嫌いではいられない、周りにモチベートされて、勉強好きにならなくたとしても、勉強することが当たり前ということを習慣づけられます。

その学習姿勢は、学生時代にとどまらず、社会人になってからも現場で求められるので、継続学習を自主的に行う方は非常に多いです。

例えば、休日返上しての有料講座への参加、関連資格取得、学会や講演会への参加、職場での講習会への積極的な参加など、高度医療の先進に伴い、それに遅れまいと日々向上するための努力を一人ひとりが怠らない傾向が高いと言えます。

ではなぜここまで勉強に取り組む方が多いかというと、少なからず、一人ひとりが命に向き合っているという責任感、使命感、臨場感が強いので、生半可な知識では遂行できない業務であることを認識、実感しているからです。

看護大学院卒業率はダントツ

そのため、医療看護知識のアップデートに余念はなく、そのための時間や投資はいとわない方が多いのだと思います。

その証拠に、全国の大学院進学者の中で看護学専攻者は年々増加傾向にあり、卒業後の就職率は他業界を差し置いてダントツです。

これは、大学院進学の目的が明確であるということを意味しています。

それだけでなく、看護大学院進学者の多くは臨床経験者で、社会人から学生に戻るのにかかる精神的負荷、履修のための学費と時間の投資は向上心がなければ、そう簡単に選択できることではないと思います。

これらの状況を見るだけでも、勉強ができる出来ないではなく、真から学ぶことが好きだからこそ、選択できることなのだと思います。

看護専攻者がよく陥る悩み

上記に挙げたとおり、勉強が好きな集団であるからこそ、よく陥る悩みがあります。

「職業進路」です。

看護専攻の方々にお会いしてみると、どのようなポジション、どのような職場、どのようなキャリアがあるにしても、職業進路の悩みは、大部分がそれなりに抱えていると感じています。

例えば、職場の人間関係が円満ではない、連携がうまく行かない、業務内容にストレスを感じる、自分のスペックに任される業務が合わない、給与が低い、福利厚生が悪い、育児への理解が少ない等など、挙げたらきりがないですが、何かしら悩んでいます。

そこで、同じフィールドで転職をしてみようか、資格を取って職種を変えてみようか、一度休職期間を取ってみようか、完全に看護師ではない職業に転職をしてみようか…さまざまな道への進路がよぎりながら、そのまま仕事を続けていることもあります。

でも、ここで一度足を止めて、考えてみてほしいことがあります。

今、その職場に、職業に葛藤を覚えているということは、あなたがその水に合わないからであるということかもしれないのです。

踊るべきステージがもっと上にある方が、自分に合わないステージで踊らざる得ないことは苦しいこと他ならないものです。

それに自分自身が気づけるかどうかにかかっています。

大学院進学をして、愉しく踊れるステージを作り上げることです。

看護大学院では、学歴の箔がつく、CNS、NP、看護管理者等などさまざまな資格取得をすることもできる、最近は働きながら進学することもできるので、学費の工面もどうにかなるものです。

勉強は好きなじゃいから…なんて理由をつけて、次のステージへの扉を閉じてしまうのはもったいない、自分にとって気づけなかった新天地かもしれないのです。

まとめ

今回のテーマ「大学院進学をする人は勉強が好きなのか?」の答えは、看護学に関してはYESであると思います。

勉強が好きとか嫌いとは、本質を辿れば、何を学ぶかによるのではないかと思います。

中高生の頃に強いられて学んできた学習は身にも残らないものですが、自ら選択してきた看護という道で、関心のある医学や看護の勉強は、言われずとも取り組んできたものです。

看護大学院はその関心のある学びをより深める場所であり、勉強が嫌いだからという人は誰一人いない、それどころか臨床経験を経てよりリアルに学問として学びを深められることに、これまでに感じられなかった学びの愉しさを実感できるはずです。

ステージ合わせて自ら翼をたたんで過ごすのではなく、自分が大いに翼を広げて飛べるステージがどこなのかを考えてステップアップしていくことです。

参考文献

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