こんにちは、だるまんです。
看護大学生の皆さま、卒業後の進路は決まっていますか。
もし、臨床に出ることに躊躇しているとしたら、言うまでもなく、大学院進学することです!!
看護系大学を卒業後、まずは臨床へ出ることが当然のような風潮はありますが、臨床経験なしの大卒者で大学院進学も、可能です。
環境が整うのなら、あえて、臨床経験なしで大卒から大学院へ進学してほしいと思う、その理由について、解説します。
看護大学卒業後の臨床経験なし、大学院進学はあり?
結論:あり
結論から言うと、臨床経験なしで大卒者の進学はありです。
ただ、看護師とは、国家資格取得のみの状態では半人前扱いで、3年の臨床経験を経て、やっと一人前とする風潮が業界全体にあるのは事実です。
それは、医療業界外でも同じく、資格を活かした就職枠には、臨床経験3年が求められ、基本的には「石の上にも三年」とは、誰もが避けられない壁であります。
だからこそ、その社会の暗黙の了解を察して、「学校卒業後、せめて3年だけは臨床に出るのが当たり前」と決めつけていて、それに従う風潮があります。
また、大学院受験でも、臨床経験3年を必須とする研究室もある、とはよく聞く話です。
でも、そういった社会の固定概念に縛られず、敢えて、この3年を少し遅らせて、人生の遠回りしてみてもいいのではないか、と個人的には思っています。
人生は長い
そう思えるのは、時代が変わったからです。
今は、人生100年時代。
デジタル時代に突入し、年功序列でもなく、能力主義・実力主義・成果主義、一つの場に定年まで就職する時代ではなくなりました。
それは何を意味しているかというと、社会の許容が広がり、個々へのチャンスが広がっているということです。
時代の変遷を読めば、必ずしも、学校卒業後に臨床に出るといった、みんなと当たり前のレールではない、新たな発想で自分のレールを走ってみていいと言うことです。
その新たな自分のレールを作るきっかけに、大学院進学は、一つの足がかりになります。
大学院の真の魅力
そのような大学院でありますが、大卒と微々たる給与の差があるだけで、大学院で学んだ研究法なんて、研究者になるか、臨床に戻って看護研究をする以外、社会に出たからって、それが自分にとって、特技にも直戦力にもならないのです。
であっても、大学院へ進学を進めるには理由があります。
学位取得のために費やした労力と時間に対比して、コスパがいいことです。
そこで出会った人々との人脈、学歴の箔、職業の選択肢が広がる、世界観が広がる経験値ということです。
それこそが大学院の真の深い魅力であるということです。
楽しい人生になることを探す
臨床経験なしの大卒者が大学院進学することについて、社会から逆風を受ける場合がありますが、その理由はないことを知ること、あなたの目標に向かって誠実に、正しい道を歩んでいれば、それでいいのです。
めげずに、それに沿ったたゆまぬ努力を続ければ、結果は後からついてきます。
国家資格、大学院卒の箔、ストレート入学者のプライドを必ず生かせる方法で、尚かつ、人とは違う形で、いずれ、あなたのやりがい、生きがいになる、有意義な人生になるよう歩むのです。
そういう人々がひとり、ふたりと増えるとしたら、看護業界の職業選択の多様性が生まれ、それを許容する業界の風潮が生まれてくるのではないかと期待しつつ…
臨床経験なしで大学院、行きましょう!
臨床経験なしの大卒者の進学に関心のある方は、「大学からストレート入学のコツ」をご参考ください。