【看護大学院受験】助産師になるのに大学院進学まで必要?そのメリット・デメリットって何?【助産師】

だるまんの勝ち組コーチング

こんにちは、だるまんです。

助産師国家資格取得のためには、専門学校、短大の専門課程、大学の専門課程、大学院の養成校へ進学が必要ですが、なぜ大学院進学までして助産師をとる必要があるのか、そのメリット・デメリットについて解説します。

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なぜ、大学院進学までして助産師をとる必要があるのか

助産師国家資格取得の養成校の多くは、1年課程であるため、わざわざ大学院で2年もかけて、しかも高い学費をかけて進学する必要があるのでしょうか。

あります。

それを知るには、時代の読みが必要です。

今や、少子化時代となり、どの病院でも分娩件数は激減したと聞きますが、今後、少子化はより加速すると見込まれています。

ということは、ただ分娩を行うだけの助産師の専門性だけでなく、それにプラスアルファ、自分が専門とする分野、得意とする専門性を持つことが求められています。

その専門分野、得意とする専門性として、例えば、母親教室、産後ケア、不妊治療、女性のライフプランニング、性教育、DV、育児、遺伝カウンセリング等など、たくさんあると思います。

その自分の専門性作り、関心事を深める時間こそ、大学院進学にあります。

大学院進学で取り組む研究論文を足掛かりに、自分の専門性でもあり、自分の特徴、売りとなれるものを作ることです。

そういう意味で、これから助産師を目指されるのであれば、大学院進学をおすすめします。

メリット

修士学位を取得できる

大学院修士課程(2年)に助産師資格取得コースがおかれているので、卒業時には修士学位を取得することができます。

助産師資格と修士学位のふたつを2年間で取得できることは、時間の節約にもなれます。

研究室に戻る際に有利

既に修士学位ホルダーなので、卒業後にまた大学院進学する意志があれば、受け入れられやすい面があると思います。

大学院には、母性専門看護師や遺伝専門看護師、遺伝カウンセラーなど、キャリアアップの専門資格もあれば、大学教員への道もあるので、卒業校で進学することはメリットが多いと思います。

大学院によっては、試験時に、卒業生を優位とする学校もあります。

給与に差が出る

医療機関に就職する場合、大学院卒業の箔で大卒のお給与額と多少差があります。

出世が早い

大学院卒業の箔を持っているので、同じ資格取得者の中でも、将来、管理職へ期待をされる面があると思います。

デメリット

時間がかかる

大学院以外の養成校は1年課程が多いですが、大学院の修士課程の修業年限は2年となっているので、資格取得までに時間がかかることがデメリットともいえます。

学費がかかる

大学院修士課程2年間の学費は、国立の場合、1,353,600円、私立の場合、2,800,000円ほどかかり、経済的負担が大きいことは避けられないところがあります。

厚労省が行っているキャリアアップへの支援制度「教育訓練給付金」に参加している大学院であれば、進学後に最大10万円を給付してもらうことが可能です。

また、大学院毎に学費支援のための奨学金制度を設けていることも多く、個々に相談ものってくれます。

働きながら進学できない

通常、大学院では、働きながらの進学が可能な「社会人コース」を設けている学校もありますが、助産師資格取得コースに関しては、臨地実習を含むため、今のところ、社会人コースはないです。

唯一方法があるとしたら、「長期履修制度」という修業年限を延長する制度の利用が可能です。

例えば、この制度を利用することで、修士課程2年を3年に延ばすということが可能になるので、在学期間は長くなりますが、その分、学費も分割され、働きながらの進学は可能です。

ただし、この「長期履修制度」を適用している学校は多い割に、資格取得コースは含まないとする場合の方が多い、特に助産学コースは除外していることが多いので、志望校へ直接ご相談をしてみることです。

大学院助産師課程一覧

厚労省で公開している、助産師養成校一覧です。

まとめ

時流に乗らない、産科医が不足している今、助産師の役割は変わることなく、社会貢献度の高い職業の一つであると思います。

せっかく同じ資格を取得するなら、広い視野を持って、可能性を広げられる大学院進学で、自分の専門性を培い、その専門性を最大限に活かせる助産師になることです。

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