こんにちは、だるまんです。
保健師資格取得後、地方公務員になることを検討している方に向けて、行政保健師になるための完全ロードマップを解説します。
行政保健師への道
行政保健師募集組織
まず、行政保健師を募集している自治体の把握が必要です。
具体的には、「都庁」「道府県庁」「東京23区」「市区町村」の4カ所になり、同じ行政保健師でも組織や地域によって、携われる業務は異なっていますので、どのような業務に携わりたいかを検討しておく必要があります。
詳細はこちらの記事にまとめています。
行政保健師の採用は、各自治体毎で行われていますが、東京23区のみ、「特別区人事委員会」が全23区の募集を総括して行われています。
年間スケジュール
自治体ごとに採用試験を開催するため、採用試験日程はバラバラ、3次募集まで行う自治体もあります。
おおまかな目安では下記のようになりますが、自治体によって異なるので、志望先の自治体の採用日程をご確認ください。
募集 | 1次試験 | 2次試験 | 合格発表 | |
東京23区 | 3~4月 | 5月 | 6月 | 7月 |
都庁 | 6~8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
道府県庁 | 5~6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
市区町村 | 5~6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
全自治体の採用日程は、こちらのサイトで情報収集が可能です。
養成校入学~行政保健師になるまで
保健師資格取得のためには、保健師養成課程を修了することが必須です。
この保健師養成課程を開講している学校は、専門学校・短大の専門課程・大学・大学の専門課程・大学院の5種類があります。
この5種類の違いはこちらの記事にまとめています。
学校によって、履修年数が異なりますが、今回は2年課程学校で、東京都23区採用試験受験を例として、保健師養成課程入学から行政保健師になるまでの年間スケジュールを書いてみました。
このように、保健師養成課程履修2年目で臨地実習やら、国家試験対策やらで、多忙を極める時期に、公務員試験対策もしなくてはならないので、着実に前持った準備が必要となります。
自治体は何カ所も応募可能
どの自治体にしても試験内容は重複する部分があるので、試験日程が重ならなければ、可能な範囲で自治体試験は何カ所も受けられます。
例えば、東京23区と県庁と市役所の3カ所を受けるのもありです。
傾向としては、実家の近くにある市役所や県庁を受けて、採用をきっかけにUターンをするという方、東京23区の試験をパスできる能力が高い方でも、あえて市役所を選ぶという方も多いです。
それは、やはり、ワークライフバランスを考えた際に、仕事に重きを置く人生よりも、自分の時間を確保し、ウェルビーイングで過ごしたいという考えを持つからだそうです。
まとめ
行政保健師とは、母性看護、小児看護、成人看護、精神看護、感染看護、老年看護、在宅看護、地域看護等など、広域の学問とともに事務的な業務などを通して様々な職種の方々と関わることができる、とても充実度の高い職業のひとつだと思います。
行政保健師になることの魅力をこちらの記事にまとめています。
どの分野にいたとしてもその分野を活かせる、その分野の経験がなかったとしても携われることができるのは保健師ならではの特権です。