こんにちは、だるまんです。
看護大学院の国・公・私立合格経験者です。
現在、就業中の方で大学院進学に関心があるとしたら、躊躇わず、大学院へ進学しましょう!
長い間、大学院進学には、フルタイム学生であることが共通認識で、進学を決めたら、大半の方が離職をすることが当たり前でした。
しかしながら、平成14(2002)年度、政府が導入したある制度により、離職せず、働きながら進学することができるようになりつつあります。
今日は、その具体的な制度の内容と進学方法について、解説をします。
働きながら大学院へ行く方法
働きながら大学院へ進学する方法
結論からいうと、働きながら大学院へ進学する方法は、二通りあります。
一つ目は「長期履修制度&昼夜開講制度を導入している大学院へ進学する」方法です。
二つ目は、「社会人入学枠を持っている大学院へ進学する」方法です。
それぞれについて解説します。
方法1:長期履修制度&昼夜開講制度とは
長期履修制度
長期履修制度とは、職業を有している等の事情により、標準修業年限では大学院の教育課程の履修が困難な者に限り、最長6年間(大学によって期間が異なります)で計画的に教育課程を履修し、修了する制度のことです。
この制度を利用することで、在学期間を延長することができるだけでなく、学費の支払いも延長期間分に分割されて支払うことが可能となります。
例えば、修士課程2年ならば、授業料総額を2年で支払いますが、3年に延長した場合は、3年に分割されるということです。
この制度は、国が積極的に推奨している制度であるため、大半の国・公立大学院には導入されており、私立大学院にも一部導入されています。
詳しい詳細はこちらの記事にまとめてあります。▼
昼夜開講制度
昼夜開講制度とは、授業の開講時間を平日の夜、土日の日中に開講する方式のことです。
この方式があることで、平日の日中は就業、それ以外の時間に学業を並行することが可能です。
この制度を導入状況については、学校によって異なります。
昼夜開講制度を謳ってなくても、社会人学生への柔軟な対応をしてくれる環境があったり、相談次第で臨機応変に対応してくれる教授もいます。
こちらについては、まずは募集要項、つぎに学務課へ確認、必要あらば、志望校の教授へ直接ご相談をしてみてください。
必ずふむべきプロセス
大学院受験とは、教授との事前相談が必須です。
どの方法をとるにしても、受験前に必ず、教授にコンタクトを取り、直接お会いして、研究相談とともに社会人入学に関する相談を行ってください。
誠意もって、前もって相談をすることで、かえって協力してくださるはずです。
事前面接に関しては、こちらの記事にまとめています。▼
方法2:社会人入学課程を持っている大学院へ進学する
大学院によって、受験コースに社会人入学枠を設けています。
社会人入学枠とは、就業した状態で進学をすることを可とする学生枠です。
長期履修制度と似ていますが、こちらの社会人枠では、履修期間を延長することができないです。
そのため、就業年限内での卒業を目指すことが条件となります。
社会人入学枠であるので、自身の研究活動だけきちんと進めれば、最低、週1回のゼミ時のみの参加で履修することができ、時間的拘束がかなり緩いのが特徴です。
これも大学によって取り組み方式は異なりますので、志望校へ直接ご確認ください。
働きながら進学すべき
制度が導入された当初は、看護学アカデミックではフルタイム学生が当たり前、社会人入学者というのはあくまで看護系大学教員職者でキャリアアップをはかる方が利用するケースが大半でした。
時代は変わり、社会人で離職せずに進学することを国が積極的に支援するようになったおかげで、働きながら大学院へ進学することが十分可能になっています。
大学院という高等教育でキャリアアップすることは、人生に置かれてその後の人生選択肢が一気に広がります。
この機会を逃さず、働きながら、キャリアアップを図ってください。
キャリアアップをして、自分の可能性をうんと広げてください。
人生100年時代、誰もが社会で働く時間は長いです。
その働く時間をより楽しく、有意義に、生きがいを感じられる時間にするためにも、その土台となる学びには投資するべきです。
大学院、いきましょう!!
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