こんにちは、だるまんです。
大学院受験を検討されている受験生の中には、これから学士取得するという方もいると思います。
そこで気になるのが、通信大卒の学士でも、看護系大学院進学は可能であるか、という点です。
今回は、その気になる話について、お話しします。
質問内容
専門看護師を取るために大学院進学を希望しています。専門卒なので、学士取得から目指したいと思いますが、働きながら通いたいので、通信大学を検討しています。通信大学の学士でも大学院進学は可能ですか?
だるまんの回答
結論から申しますと、通信大卒の学士で大学院進学は可能です。
例えば、看護学士が取れる通信大学と言えば、
- 放送大学
- 武蔵野大学(通信教育部)
- 人間総合科学大学(通信制)
- 京都橘大学(通信教育課程)
- 大手前大学(通信教育部)
等の大学があります。
これらの通信制大学でも卒業時に取得できる学位は、通学制大学と同じ「学士」なので、大学院受験の要件は十分満たしているということになります。
ここまでは一般論です。
この一般論が自分にとってベストアンサーなのか、そうではないのかを図る尺について私見でのお話を続けてみたいと思います。
大学院受験目的は?
もし、大学院進学が視野にあって、尚且つ、大学教員を目指される気持ちがどこかにあるなら、通信制ではなく通学制にされることをおすすめします。
通信制大学も通学制大学も、取得できる学位は変わりがないので、どちらを選択しようとも同じではないか、と思われると思いますが、
それが同じではない、のが、アカデミック業界の特徴とも言えます。
それは、一言で言うならば、「日本は学閥社会」であるということです。
専門卒院生は多い
実際に、専門卒で大学院へ進学されている方は大勢います。
例えばですが、国立大学大学院へ進学されている方々の道のりとしては、
専門卒⇒臨床経験3~5年⇒国立大学2年生編入⇒大学院進学⇒修士・博士課程修了⇒大学教員就職、
というケースが多いです。
大学教員を目指すという目標から逆算をした際に、大学教員にとって学歴とは、自分の名刺代わりにもなり、人脈作りにもなるため、大学学士を持っているだけではなく、どこで学士を取ったのか、という情報はとても大事な要素になり得る、ということです。
一方で、大学教員を目指すわけではなく、専門看護師や認定看護管理者等の資格取得を目的として、大学院卒業後は臨床へ戻ると決めている方なら、大いに、通信制大学の学士で十分だと言えます。
今から大学院志望校を決めておこう
というわけで、学士取得を目指す前に、大学院の進学目的を明確にしておくことです。
そこから逆算をすれば、どのような道のりが必要なのかが見えてくるはずです。
まとめ
以上、「働きながら通信大学卒して大学院受験って可能?」でした。
通信制大卒だからどうのこうのということはないですが、アカデミックの独特な学閥社会があるということを、ひとつ、進路選択をするうえで、知っておいて頂きたく、本日はこの内容をお話ししました。
自分が選択したことが、ベストチョイスになれるためには、たくさんの良き情報を収集して、天秤をして、時間をかけて熟慮してみることです。
必ず、進むべき道は見えてきます。