【看護大学院受験】30日で高得点を取ろう!小論文の書き方講座2:小論文の「型」【小論文対策】

【看護大学院受験】30日で高得点を取ろう!小論文の書き方講座2:小論文の「型」【小論文対策】 筆記試験

こんにちは、だるまんです。

前回の記事で、看護大学院の小論文試験の概要とパターンについて解説しました。

今回は、小論文の「型」と出題パターン別の書き方ポイントについて解説をします。

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共通事項

どのパターンにおいても、共通していることがあります。

自分の意見を述べること

小論文とは、基本的には「自分の意見」を述べることが求められている試験です。

そこに医療看護系小論文の場合は、「自分の意見」には、個人の意見ではなく、「医療者の立場としての意見」という観点を忘れてはならないです。

また、出題内容によっては、患者や患者家族などの他者の立場を考えた意見を書くことも必要です。

共通の小論文「型」

これから紹介する小論文の「型」は、4段落の構成で成り立っています。

この4段落を基本として、出題パターンに合わせて、構成要素を増やしたり、減らしたり、アレンジして小論文を書くことが可能です。

【第1段落】言葉の定義、課題テーマの説明、問題の要約、問題提起

第1段落では、言葉の定義、課題テーマの説明、問題の要約、問題提起を行います。

すべての要素を使う必要はないです。

出題形式に合わせて、必要なものだけ組み合わせて使用します。

例えば、「〇〇について意見を述べなさい」という言葉の定義と意見が求められている出題形式なら、言葉の定義を述べてから、「~とはどうなのだろうか。」など、自分なりの問題提起を行います。

文章が提示されている出題形式なら、まずは文章の要約を先に行ってから、同じく問題提起を行います。

【第2段落】自分の意見

ここでは、第1段落で述べた問題提起に引き続き、そのテーマにおける自分の意見を述べます。

自分の意見というと難しく捉えがちですが、そのテーマに対してイエスなのか、ノーなのか、シンプルに考えることで文章を繋いでいきやすくなります。

【第3段落】自分の意見を掘り下げる

第2段落で述べた自分の意見を裏付ける具体例として、自分の体験談やその課題テーマにある背景、背景にある原因など、知識や知見、経験をここで述べます。

ここは文字制限があれば、飛ばす部分でもあり、文字制限がない白紙回答用紙であれば、ここで文章を膨らませて回答用紙めいっぱい書くのがおすすめです。

【第4段落】まとめ

最後に、改めて自分の意見、イエスなのかノーなのかを簡潔に整理し、まとめをします。

出題パターン別書き方の「型」

前回の記事で、型には論文型、論作文型、作文型の3型があり、出題パターンには、6パターンあることを解説しています。

上記で解説した基本の型で、どのような型がこようとも、どのような出題パターンがこようとも対応できます。

実際に、出題パターン6点別に書き方のポイントを解説します。

パターン①テーマ型

一つのテーマについて問われた時は、言葉の定義だけでは、物足りず、そこに理由や例などを付け加えられることが必要です。

文章構成
  1. 「〇〇とは~のことです。」
  2. 「その理由は~」「例えば~」などの説明

文字数に制限がないようであれば、ここでテーマに関する問題提起や自分の意見を述べて、白紙を最後まで埋めるというのもありです。

パターン②論述型

「〇〇について、あなたの意見を述べなさい」と出題されたら、その課題テーマに関するイエスなのかノーなのかの自分の意見を提示することから始めます。

文章構成
  1. 筆者の考えを要約
  2. 「〇〇といわれているが、しかし…」もしくは「確かに、」で自分の意見
  3. 具体的な例や体験談で掘り下げ
  4. まとめ

パターン③課題文型

文章が提示されている場合、キーワードを見つけること、何を反対しているのかを把握することで、筆者の主張をしっかり読み取る必要があります。

文章構成
  1. 筆者の考えを要約・問題提起
  2. 「〇〇といわれているが、しかし…」もしくは「確かに、」で自分の意見
  3. 具体的な例や体験談で掘り下げ
  4. まとめ

パターン④資料型

グラフや表などの資料が出題された場合、棒グラフは数量、円グラフは割合、折れ線グラフは変化に注目します。

そして、有意差(明らかな差)を一番に確認し、それに注目して、書き方の型の流れで対応ができます。

文章構成
  1. グラフからわかる有意差を要約・問題提起
  2. 「〇〇がわかるが、しかし…」もしくは「確かに、」で自分の意見
  3. 具体的な例や体験談で掘り下げ
  4. まとめ

パターン⑤経験談型

経験談型であっても、基本の「型」の順に文章を構成していきます。

自分の言いたいことを冒頭に持ってくることで、文章は書きやすくなります。

文章構成
  1. 自分の考えの要約
  2. 「〇〇がわかるが、しかし…」もしくは「確かに、」で自分の意見
  3. 具体的な体験談で掘り下げ
  4. まとめ

パターン⑥英文型

英文型は、まずは英文読解で捉えられた筆者の考えをもとに、「型」に沿って、パターン③課題文型同様に書いていけば、対応することができます。

まとめ

以上、小論文の「型」と出題パターン別の書き方ポイントについてでした。

小論文の書き方の基本「型」を覚えておくことで、どのような出題パターンが来たとしても対応することができます。

あとは、何度か手を動かして書いてみて、この基本「型」をインプットして活用できる脳を作っておくこと、そして、頻出度が高いテーマについての情報知識を蓄積しておくことです。

情報収集には、志望分野の時世に沿ったテーマは、注目しておくこと、看護月刊誌などでそのようなキーワードは、目にふれておくと役立つことと思います。

英語に限らず、小論文にも言えますが、反芻することで、短期記憶から長期記憶へと定着させることです。

練習が完璧を作ります。

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