こんにちは、だるまんです。
大学院受験願書出願間近になって、いよいよ、と書類を書き始めたところで、あれ…?これなに?出願承認印…って?指導教員名?署名・捺印???
と、出願ギリギリに気づかれる方が多く、そこからヒヤッと慌てる場合があります。
今回は、出願承認印とは何か、出願承認印の受け方について解説をします。
出願承認印とは
出願承認印がある理由
大学院によって、入学願書の個人情報記入欄の一部に、「指導教員出願承認印」の欄、もしくは、下記の図のように「指導教員名」と「署名・捺印」と書かれた記入欄があることがあります。
入学願書を書き始めたところで、「ん??」と気づかれることも多いこの「出願承認印」とは、事前面接(研究室訪問)を終えているか、受験への承認を意味します。
大学院受験では、一般的に志望先の教授が事前に受験生を把握していることが前提であるため、今日思い立って明日出願というわけにはいかないのです。
では、この出願承認印は、どのタイミングで、どのようにもらえばいいのか。
事前面接(研究室訪問)後に再訪問
誰もが志望校の教授と事前に会う機会とは、願書出願前の事前面接(研究室訪問)と学校説明会の2回です。
この2回のどちらかに…と思いがちですが、それは望ましくないことです。
例えば、学校説明会などの公の場でお会いでき、さまざまなお話ができたとしても、改めて受験前のご挨拶がてら、事前面接(研究室訪問)で訪問するのが礼儀であり、事前面接(研究室訪問)での話を踏まえて、出願承認印を受けるというのが、正規ルートとなります。
また、事前面接(研究室訪問)当日に募集要項を持参して、その場で出願承認印を受けるということも考えられますが、先生との話の流れで、他の研究室を進められたり、難色示されることも無きにしも非ずなので、ここは焦らず、一つ一つ、クリアしながら、取り組んでいくべきです。
要は、事前面接(研究室訪問)を経た後に、出願承認印をもらいに再訪問をする、というのが正解です。
具体的な取組み方とは
では、事前面接(研究室訪問)を終えているという前提条件で、具体的な取組み方について解説をします。
事前面接(研究室訪問)を終えた時期は関係なく、出願期日に間に合うように教授にメールで連絡を取ります。
この出願承認印を受けるということは、「受験宣誓」と同じことですので、メールの文面等はビジネス文書かつ簡略的で丁寧に心がけることです。
連絡メールの文章例と当日の流れについてふれておきます。
出願承認印を受ける方法
①メール連絡【文章例】
まずは、下記のように志望先の教授に連絡をします。
〇〇大学大学院
医学研究科看護学専攻〇〇教室
教授 〇〇 様
お世話になっております。
〇月〇日に事前面接(研究室訪問)をさせて頂きました、〇〇です。
その節は、お忙しいところ、お時間を割いて頂きまして、誠にありがとうございました。
現在、出願の準備をしているところで、入学願書に「指導教員名」と「出願承認印」の項目があり、ご連絡をさせて頂きます。
この項目への記入は、どのようにしたらよろしいでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご指示いただけますでしょうか。
どうぞ、よろしくお願いいたいします。
〇〇
この文面の特徴は、「出願承認印の受け方を教授に仰ぐ」ということです。
予備知識があったとしても、実際の取り組み方は先生に伺う、合わせる、これが大学院受験生のスタンスです。
②当日訪問
教授の指示通りに従って、出願承認印を受けに行きます。
経験上、指示された日時に合わせて研究室を訪ね、書類を提示、署名と印鑑をもらったら、退室するという、言葉通り、書類の記入のみなので、ものの5分程度の面会となります。
また、教授自ら直接押してくださることもあれば、日程調整が合わなければ、書類を事前に預けておき、後日、秘書の方を訪ね、書類をもらうという方法を取られる時もあります。
このために何かとシナリオ準備することはなく、服装は事前面接(研究室訪問)の時と同様にビジネスで、基本的なご挨拶とお礼の言葉を添え、礼儀礼節を守って用件のみ済ませてくることです。
まとめ
大学院受験には、これまでに経験してきた受験とは異なる仕来りがいくつもあります。
出願承認印もそのひとつですが、こうやって、ひとつひとつをクリアしていき、晴れて合格できた頃には、その頃の努力の日々がいい思い出になれているはずです。
もうすぐ出願が始まります。
気を抜かず、一つ一つ確認しながら、確実な合格への橋を渡られていくことを見守っています。