こんにちは、だるまんです。
大学院受験の枠には、一般枠、推薦枠、社会人枠、出願認定審査通過者、論文コース、資格取得コース等などさまざまな枠組みがあり、大学院受験出願に必要な書類は人によって多少異なりますが、一般的に共通して必要とされる書類7点ほどあります。
今回は、それらの出願書類における概要と注意点について解説します。
大学院受験に必要な書類
① 入学願書
入学願書とは、基本情報を記入する用紙で、氏名、住所、生年月日、連絡先、学歴、経歴など履歴書にあるような事項と類似しています。
履歴書同様に証明写真が必要になりますので、早めに用意しておくことですが、そこで撮っておいた写真が、大学院進学後に学生証発行に伴う証明写真提出用にも使えるので、少し意識した服装、髪型で撮っておくとよいと思います。
② 志望理由書
志望理由書は、学校によって、入学願書に小さな枠が設けられている場合もあれば、別紙でA4一枚が添えられていることもあります。
志望理由書には、大学院へ進学する理由だけでなく、希望している研究室を選んだ理由、要は、他大学院ではなく、受験校の学生になりたい理由についてまで明確に書く必要があります。
志望理由書の書き方はこちらで解説をしています。
③ 研究計画書
大学院受験では、大学院進学後に取り組む研究を受験前に決め、研究計画書を作成、提出する必要があります。
願書提出時に求められる研究計画書のレベルが特に提示されているわけではないので、どのように、どこまで書けばいいのか、よくわからないものです。
下記の記事にその方法について詳細に解説しています↓
④ 推薦書
全体的には、大学院受験で推薦書を必要とするのは、看護管理や特定看護学などの資格取得コースや「社会人枠」で受験される方の場合です。
資格取得コースの場合は、臨床ありきでの進学なので、職場における姿勢や態度、人物評価は大事な審査要素となります。
社会人枠での受験とは、現職場に在籍した状態で進学をする、要は、社会人入学者を意味しており、職場上司からの推薦状が必要となる場合があります。
ある受験生が上司に推薦状をお願いをしたところ、互いの信頼関係から、文章作成してきた書類に押印だけするとの提案があり、自ら推薦書を作成、印鑑だけもらったという方もいました。
上司との話し合い次第だといえますが、書類が揃えられるまで時間を要することだと思いますので、早めに取り組んでおきたいものです。
⑤ 健康診断書
医療機関にもよりますが、「受験提出用に健康診断を受けたい」と伝えると、一般の健診内容(身長・体重・血液・尿検査・視力・聴力・レントゲン)が受けられます。
料金は、保険適応外になります。
健診料金がおよそ4,500~5,500円、診断書作成代がおよそ5,000~6,000円で、合計9,500~11,500円くらいです。(医療機関によって多少差があるようですので、ご確認ください。)
受けられる場所は、ご自宅近くのクリニックで受けることが可能ですが、事前にご確認をされたほうが確実であると思います。
⑥ 卒業(見込み)証明書
最終学歴における卒業(見込み)証明書が必要です。
卒業専門学校・短期大学・大学等への書類請求が必要となり、学校にもよりますが、郵送での申請手続きをしたところで手元に書類が届くまで、最低1週間は見込んでおいた方がいいです。
⑦ 成績証明書
こちらも最終学歴における成績証明書が必要です。
⑥の卒業(見込み)証明書同様に、郵送での申請手続きが必要で、手元に届くまでに1週間は見込んでおいたほうがいいと思います。
卒業証明書の申請手続きする際に、一緒に依頼することです。
書類を書く時の注意点
全書類に共通していえることですが、「字」には、人となりがにじみ出るといわれていますので、誤字脱字の注意はもちろんのこと、字がきれいか否かではなく、丁寧に心を込めて書くことです。
つぎに、全書類に与えられた空欄は、与えられた課題でもありますので、最初から最後まで埋め切ることで、誠心誠意表すことに努めることです。
まとめ
大学院受験に必要な書類を集めるために、卒業校への手続き、証明写真撮影、文章作成・修正・下書き・清書…と、一式そろえるのはとても大変なことです。
併願校があれば、それが2倍となり、より大変です。
でも、出願書類を郵便局に投函したら、残すはあと試験のみとなり、今まで書類作成などに取られていた時間や能力が、試験勉強に全力投球できるようになります。
あともう少し、ひと踏ん張りです。
未来は明日始まるのではない、今日すでに始まっています。