こんにちは、だるまんです。
大学院入試におかれて、1校のみ受験をする受験生もいれば、併願をする受験生も少なからずいます。
大学院入試当日の面接や出願前の事前相談にて、教授から「他の大学院を併願していますか?」と聞かれたら、何と答えたらよいのでしょうか。
今回は、教授に併願の意思を伝えるべきかどうかについて、お話しします。
質問内容
大学院を2校併願する予定です。万が一、教授から併願をしているかどうかを尋ねられた場合、何と答えるのが望ましいのでしょうか。併願と伝えたら合格率は下がりますか?
だるまんの回答
大学院受験合格後の流れ
併願を素直に伝えるべきかどうかと問われれば、それは当然、ありがままにお答えしたほうが良いと思いますが、その伝え方にミソがあると言えます。
単純に、「はい、併願の予定です」や「併願しております」、と、第一志望校の教授に伝えた場合、「併願する=第1志望ではない」、と思われてしまう可能性は少なからずあり、
ありがままに伝えることで合格率が低くなるのではないかという多くの受験生の懸念は、ぬぐえないものです。
そもそも、併願を聞かれるには、どういう意味があるのかといえば、
研究室毎に入学定員があるため、受験合否を出す際の判断材料のひとつにしている可能性は十分にあると言えます。
そのため、やはり、「併願しています」というストレートな答え方は、ありがままで良いのですが、決して受験生にとってプラスには働くとは、言い難い答え方であると思います。
そこで、提案するのが、フィフティーフィフティーでお答えすると言うことです。
具体的には、
- 「御校を第1志望としておりますが、検討しております」
- 「その件については検討中です」
というように、考え中であるということでYESかNOかの答えを出さないことです。
このようにお答えすれば、他大学院へ進学したとしても理由がつき、そのまま進学をしたとしても問題はない、ものです。
なぜ、このような曖昧なお答えを提案するかと言うと、自らに保険を掛けておかなければならないからです。
その理由について、より詳しくお話しします。
素直に伝えるべき理由
大学院入試では、併願する場合に合格を得たとしても進学をしない場合、教授に連絡が必要です。
それが義務ではないですが、
- 業界は狭いのでまた別の場所で再会する可能性がある
- 業界は狭いので人伝に教授の耳に入ることがある
- 合格通知書とと共に進学意思の確認書の返信をするので最終的に教授はわかる
という理由から、自ら教授に進学を変えたことを連絡する必要があります。
その際に、ありがままに併願していると伝えておいたとしたら何の問題もないのですが、
合格率をあげたいがゆえに併願をしていないと伝えたとしたら、連絡に困ることはもちろん、連絡をしなかったとしても、他大学院へ進学をしたとしたら、いずれはわかってしまうことです。
そのため、フィフティーフィフティーの答え方にしておくことをおすすめします。
こちらの記事にメールテンプレートをご紹介していますので、よろしければご参考ください。
まとめ
以上、「教授に併願の意思を伝えるべきかどうかについて」でした。
今回の表題は、とても繊細なお話ですが、繊細だからこそ、自分の答えが後にどのように影響するのかまで考えて回答することです。
もちろん、今回のご提案はあくまで私見ではありますが、併願であるかの質問にどのような意味合いがあって、ありがままに答えることで起こりうる状況は理解して頂けたと思いますので、
ご自分なりにどのような答え方がベストであるのかどうかを考えてみて頂ければと思います。