こんにちは、だるまんです。
大学院受験には、社会人推薦枠があり、出願書類に推薦書が必要になるため、大学の恩師や職場の上司に推薦書作成をお願いする場合があります。
その際に、推薦書作成をいちから委ねるということよりは、受験生自ら作成した推薦書を持参して捺印してもらうのが普通です。
場合によっては、メールでお送りして承認をもらいに行く等、先生や上司に手間を取らせないべきです。
そこで、大学院受験の推薦書に使えそうな文言や推薦書のテンプレートをまとめましたので、必要な方はご活用ください。
質問内容
社会人推薦枠で大学院受験する予定です。上司に推薦書を書いてほしいとお願いしたところ、署名するので、推薦書を書いてきてほしいと言われました。どのように書いたらいいですか?
だるまんの回答
書くべき事柄3点
推薦書で書くべき事柄は、
- 人物紹介
- 推薦理由
- 貴学に入学することでどのようなメリットをもたらすか
の3点です。
あくまでも、この文章を書くのは、推薦書を書いて頂く方の立場であるということです。
この3点それぞれで使いまわせる文言を提示しますので、該当するような文言を組み合わせたり、肉付けをしながら、ご自分らしい推薦書の文書を作成してみてください。
人物紹介
- 勤勉で誠実な方です。
- 目上の方を敬い、常に礼儀正しい学生です。
- 持ち前の明るさと協調性があり、チームワークを意識して業務に取り組める方です。
- 与えられた仕事は最後まで責任を持ってやり遂げる誠実さと責任感を持ち合わせています。
- 向学心に富み、何事にも積極的に取り組む方です。
- 固定概念に捉われず、分け隔てない心を持っています。
- 一つのことに一途に探究していく力が潜んでいます。
- 学習にも真摯に取り組み、自らが掲げた目標に地道の努力を重ねることが出来る方です。
- 学業において優秀な成績を収めています。
推薦理由
- 研究を学ぶ環境が整い、優秀な教授陣に恵まれた貴学にて学ぶことを希望しているため。
- 貴学が求める生徒にふさわしいと確信できるため。
- 研究活動への興味・関心が高く、熱心に取り組んでいるため、着実に力を伸ばしていけるため。
- 将来、大学院での学びを活かして、現場でリーダーとして活躍されることを期待しているため。
貴学へ入学することのメリット
- 貴学に入学することで、研究成果をあげる学生になれることを期待できます。
- 貴学に入学することで、持ち前の探求心が磨かれ、研究者としての素質素養を身につけられると期待しています。
- 貴学に入学することで、専攻分野で功績に貢献できる学生になれると確信しています。
大学院受験の推薦書に書くべきポイント
推薦書なので、個々の持ち味を文字化できれば何よりですが、大学院受験で望ましいとされる人物評価のポイントについて、ここでふれておきます。
大学院での学びとは、誰かに言われる前に自ら気づいて学びを追究していくことができる姿勢は基本であり、実に地味でコツコツ努力の継続の日々です。
また、研究室とは、教授という社長を筆頭にした零細企業のような組織であるため、他院生や教員と融和できるかどうかは、大事な観点でもあります。
そして、大学院というアカデミック業界は、リベラルよりはどちらかといえば、良い意味で保守的な面がある業界です。
ということで、輝かしい実績云々よりは、こういった環境に適応できるかどうか、ということも見られていますので、これらを踏まえて、推薦書に書く文言を選んで作成されることをおすすめします。
では、具体的なテンプレートをご紹介します。
テンプレート1<教授バージョン>
私、教授●●は、●●大学●●学科●●専攻の卒業生、●●氏を下記の理由により推薦いたします。
●●氏は、学習に真摯に取り組み、自らが掲げた目標に地道の努力を重ねることが出来る学生です。看護研究活動においても、固定概念に捉われない、新たな発想や観点から物事を追究する姿勢に感心をいたしております。
この度、御大学院の進学を強く希望しており、●●氏が進学した暁には、持ち前の明るさと協調性で研究室のメンバーと連携を図っていけることはもちろんのこと、研究活動においても地道な努力と探求心で、研究成果を出す、期待できる学生になれることと確信しています。
ご高配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
テンプレート2<上司バージョン>
私、看護部長●●は同病院●●科に勤務する●●氏を下記の理由により、推薦いたします。
●●氏は、2018年度に入社以降より4年間に渡り、臨床看護師として勤めており、持ち前の明るさと目上の方への礼儀正しさから、患者様を始め、職場の同僚、上司らとも良好な人間関係を築いてきた素晴らしい人物です。
この度、より専門性を極めたいという理由から御大学院への進学を強く希望しており、何事にも自ら気づいて積極的に取り組む姿勢に、貴学にふさわしい学生であると思っております。
4年間の勤務の中で積み上げてきた経験や技術力を踏まえて、大学院での研究力を新たに身につけ、卒業後は、この看護業界を担うリーダーになっていくことを期待しています。
ご高配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
まとめ
以上、「大学院受験の推薦書に使えそうな文言や推薦書のテンプレート」でした。
推薦書の下書きを要されるかどうかは、依頼する相手によって異なることもありますが、
推薦書をお願いをするとなると、大なり小なり、お手数をかけることなので、少しでも負担をかけないためにも、自ら、推薦書の下書きを渡すことをこちらから提案する、というのも礼儀だと思います。
お願いをする際のメール文章はこちらの記事にテンプレートを載せていますので、ご参考ください↓