こんにちは、だるまんです。
大学院進学を検討される際に誰もが悩むことは、「仕事を続けるのか、やめるのか」です。
今回は、相談者さんから「働きながら学べる看護系大学院はあるのか」というご相談を頂きましたので、シェアしてみたいと思います。
相談内容
男性看護師です。大学院進学に関心があるのですが、妻と子供がおり、仕事を辞めるのは難しい環境にあります。勉強するのもタイミングが大事だと思っているので、環境を作って進学をしたいと思っていますが、働きながらの進学が可能な看護系大学院はありますか?
だるまんの回答
そんな大学院はない
というのが、これまでの大学院のスタンスでした。
なので、有職者ならフルタイム学生になるべく、この数年前までなら退職もしくは休職する方が多かったです。
当然、その間はほぼ収入はないので、短時間のアルバイトをお小遣いにして、家族からの経済的支援、実家に戻って生活費を浮かせる、社会人時代の貯蓄を崩す等の方法が一般的であったと思います。
ところが、高度実践看護師養成課程の設置が増えると共に、社会人の進学者が増え、、現時点の状況では、看護系大学院において、働きながらの進学は大いに可能になっています。
肝心なことは、どのような大学院なら働きながらの進学ができるか、です。
働きながらの進学環境は3種類
大学院には、
「働きながらの進学を大いに支援している大学院」と「働きながらの進学は一応可能とする大学院」と「フルタイム学生を望む大学院」の三種類に分類できます。
ここで、少し、進学制度の説明を加えておきます。
働きながらの進学支援の制度
働きながらの進学希望者への対応として、代表的な3点の制度があります。
一言で説明をすると、
- 「長期履修制度」は、修業年限を延長する制度
- 「昼夜開講制度」は、平日夜間・土曜開講をする制度
- 「遠隔授業」は、オンラインやオンデマンドなどE-learningを行うこと
です。
これを踏まえて、話を続けます。
働きながらの進学の見極め方
上記の制度がフルに導入されている大学院なら、「働きながらの進学を大いに支援している大学院」ですが、とても少ないのが現状です。
次に多いのが、「長期履修制度」と「昼夜開講制度」のふたつの制度を導入している大学院ですが、開講状況は大学院によってまちまちです。
授業の9割を制度適用としているなら「働きながらの進学は一応可能とする大学院」で、1割程度なら「働きながらの進学は一応可能とする大学院」であることがわかります。
これによって、かなり学生生活が異なると思いますので、志望校を調べる際には、ぜひ注目して調べてみてください。
フルタイム学生を望む大学院とは
ちなみに、大学院の中でもフルタイム学生を望む傾向が強い大学院があります。
一つ目は、一流国立大学大学院です。
学習の質が高いだけに、研究に求められるレベルも高く、それをこなすためには時間的にもフルタイム学生であるほうが有利であるということだと思います。
二つ目は、専門資格養成課程です。
大学院によって、専門資格養成課程のみ進学支援の制度を適用しない場合がありますが、適用している大学院もあります。
まとめ
働きながらの進学は、とても大変であるとは聞きますが、それでも、ない時間の中から時間を割きつつ時間を惜しみながら学んだ時間は、必ず自分に戻ってくるものです。
努力は、裏切らない。